城平京のレビュー一覧
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無料版購入済み
妖怪変化ものがメインですかね
あとがきに原作者の解説もあり、先まで読むと、もう少し進むとミステリーっぽくなるようですね。
これも既にTVアニメ化されているようで、Netflix等で配信されていますね。
病院で九郎君と琴子さんが出会い、あとは歳上のサキさん(後半に警官として出てくる)といったところがメインで、登場人物も入れ替わるのでしょうか。
どんな作品なのか、まずは3巻まっで、まんがを読みたいですね。 -
ネタバレ 購入済み
鋼人七瀬攻略議会
想像力の怪物、鋼人七瀬を消す為には、鋼人七瀬を信じようとする者に鋼人七瀬を否定させなければならない。
岩永琴子はまとめサイトの掲示板に虚構推理を投じる一方、桜川六花は件の能力を駆使して対抗する。
ここら辺は原作小説を読んでる時も次はどんな虚構推理を披露してくれるのかと心踊った。
本当に面白い。 -
ネタバレ 購入済み
鋼人七瀬攻略法
人を殺し、噂が広まった事により、よりいっそ厄介な存在になってしまった鋼人七瀬攻略法は…
ようやく虚構推理の真骨頂に突入する。
鋼人七瀬攻略議会、開会。
しかし、本当に岩永琴子は良いキャラしている。
あの六花さんにフォローさせるとは… -
匿名
ネタバレ 購入済み哀しい
雪女を斬る完結編。最初に嘘の推理を話し、その後に本当の事を推理として語る。
雪女に恋をして、それを告げる事も出来ず、雪女の名前さえ知る事も出来ないままに自決。
美しいんだけど、哀しいラスト。
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Posted by ブクログ
シリーズ随一と言っていい程に虚構要素が少ない巻。けど著者が後書きで述べているようにあの有名なホームズシリーズだって推理パートが終わった後は犯人の冒険譚が語られたりするのだから、有りっちゃ有りなのか
そもそも『雪女を斬る』において最も重視されていた点は真実の解明でも隠匿でもなく、現代を生きる静也に自身を呪われた身の上でないと実感させること
なら虚構のような過去の物語の上に彼だけの真実を築かなければならない。それは他人にとっては虚構のようであろうと彼が最も必要とする物語となる
だから真実が残酷でない今回の場合は真実そのものが語られる流れになると…
語られるは白倉半兵衛と雪女の長くけれど短いひ -
匿名
ネタバレ 購入済み選りすぐりの作品を集めて
青年漫画ジャンルのなかでも、わりと内容がダークなものが中心の特徴をもつ作品集です。特に自分の印象に残ったのは、「キングダムオブザZ」です。可愛い女子高生がイラストに描かれていながら、内容はゾンビたちと戦い勝利を収めるなど力がとても強く、そのギャップに萌えました。
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Posted by ブクログ
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これぞ、という部分もありつつ、ドロドロした若々しさ、歪さも感じられる、エキサイティングなミステリでした。『虚構推理』の初篇で感じた大きな、物語とミステリに対する恐ろしいまでの執着を確かに感じ、けれど探偵像のスタンスは正反対にも見え、それが対立しているわけではないのだなということを教えてくれる。
因果な商売、と云ったりするけれどまさに。 フィクションの探偵の因果に挑みながら、キャラクタ小説としても魅力的でコンゲーム的な要素もある。
ところどころの大正浪漫的な語り口が、好き嫌いはありそうだけれど怪奇探偵的なイメージで悪くなかったです。グロテスクな部分を引き立てるのには良いのだなぁ。ふ -
Posted by ブクログ
ネタバレ漫画版を読むより先に話の内容を知っているという意味では『鋼人七瀬』編以来かな
冒頭の『死が二人を分かつまで』は形としてはオリジナルだけど、内容は小説版『逆襲と敗北の日』の第五章にて行われた会話に色々加えたり減らしたりしたものだし
小説版では一連のエピソードの解決編として機能していた九郎と六花の問答。でも、巻を跨いでしまうなら別のエピソードとして扱った方が良いか
琴子の敗北は自分が抱える人間としての秩序を守る為だった。その果てに異形の九郎と六花を人間に戻す事に拠って秩序を乱してしまうとしても
けれど、こうして九郎と六花の問答に拠って言及されたように琴子の在り方こそ秩序を大きく崩しているものかも -
推理と怪異が絶妙に絡む
妖怪や怪異のような存在を題材にしながらも推理要素が絡んでくるのが斬新で面白い!
キャラクターも独特なので見てて新鮮味があります。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『虚構推理』シリーズで知られる城平京さんの長編デビュー作だそうである。初版刊行は1998年。『虚構推理』シリーズが刊行される10年以上前である。書店を物色していてたまたま発見し、軽い気持ちで読み始めた。
帯によれば、本作は二部構成。曰く、第一部はただの傑作です。読み始めて早々に覚悟した。こりゃ今どき珍しいほど猟奇的描写がきつい。こうした表面的な派手さが本質ではないことは、苦笑しながら読み進むとわかってくるのだが。
『小人地獄』なる恐怖の毒物が物語のキーワード。効果もさることながら、製造方法が…。この毒物に絡んだ殺人事件が発生し、解決のために招聘された名探偵・瀬川みゆき。愛想はないが傲 -