城平京のレビュー一覧

  • 虚構推理 逆襲と敗北の日
    物語面の感想は既に漫画版でしているので、ここでは漫画と小説で受け取った印象の違いやエピローグについて述べようかと


    まず第一に意外に思えたのは『見たのは何か』における琴子の心理面かな
    漫画を読んだ際には仮説を述べ合う事に拠って六花の力や考え方の傾向を測っていると受け取っていたのだけど、小説のモノロ...続きを読む
  • 名探偵に薔薇を
    少量だと無味無臭、自然死にみえ検知不能、大量だと苦くて摂取できず、症状も激烈かつ容易に検知可能というデジタルな特性を持つ毒薬「小人地獄」。

    この特性と開発者の子孫家族周辺の人間関係に基づき推理が展開していく。
    終盤の2転、3転、4転?する状況はやり過ぎかという気もするが、作者の誠意の表れと取れば好...続きを読む
  • 虚構推理 逆襲と敗北の日
    六花さんが何を考えていたのかが明らかになる長編。まさかそうくるとは。
    そして、思っていた以上に九郎が琴子のことを大切にしていたことと、それと反比例するように来たる未来が中々険しそうで、ピリっとしたストーリーだった。丸く収まる未来が見えることを祈りたい。
  • 虚構推理短編集 岩永琴子の純真
    怪異が介在する真実と、皆が納得する虚構の推理のバランスは安定して面白い。『的を得ないで的を射よう』は、短いながらも琴子の魅力が存分に分かるストーリー。読んで字の如くの“おひいさま”っぷりが癖になる
  • 虚構推理 スリーピング・マーダー
    怪異による事件に対し、合理的な虚構による解決を付けるミステリシリーズ。たしかにミステリには真相が何であったか、ということより、納得できればそれでいい、というところがあるかもしれません。怪異も楽しいとは思うんですけど。
    高校時代の琴子の物語もあって、「事件」でなくても彼女の推理構築力の凄まじさには舌を...続きを読む
  • 虚構推理 逆襲と敗北の日

    不穏なサブタイトル

    今回はめちゃくちゃ不穏なサブタイトルなので、展開が気になって仕方なかったです。

    推理パートはある程度、予想通りの展開に拍子抜けしましたが、ラストの六花さんとの交渉は危機迫る物が有りました…

    知恵の神の立場上、そうする必然性は有ると考えていましたが、他にも解決策は在りそうと自分は楽観視していました...続きを読む
  • 虚構推理短編集 岩永琴子の純真
    収録されているエピソードの1話から4話までは漫画にて感想を述べたような気がしないでもないので、ここでは本巻が初出となる『雪女を斬る』を中心に感想


    てっきりタイトルから『雪女のジレンマ』の続編かと思いきや、突然江戸時代の剣客物語が展開されたものだから驚かされたよ
    まあ、読み込んでいくときっちり『雪...続きを読む
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー
    面白かった!
    人が死なないミステリーを求めて勧められて読んでみたけど、確かに人が死なないミステリーになっててよかったです。大抵死んじゃうんですよね、ミステリーって。
    特に好みだったのは凪良ゆうさんのお話。
    城平京さんは、リアタイで虚構推理見てた自分としてはニヤニヤしちゃったけど、原作知らない人からし...続きを読む
  • 虚構推理短編集 岩永琴子の純真

    雪女

    今回は雪女に関わるエピソードが多めな短編集でした。
    まあ、メジャーな妖怪ですしね。

    短編集よりも本編を出して欲しい所ですが、いつ出るのかと…

    アニメ2期が早くやらないかと楽しみです。
  • 虚構推理短編集 岩永琴子の純真
    虚構推理シリーズ、今回は雪女との関わりを軸にした短編集…かな。曲がりなりにもというか、相変わらずの距離感で九郎と琴子が仲良く過ごしている様子は見ていて飽きない。そして、今回軸になつている雪女が琴子をおひいさまと慕う様子は微笑ましかった。
    あやかしにより明らかにされた真実を、生きていくために前を向くた...続きを読む
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー
    どの作品も、それぞれ趣向が凝らされていて面白かった。特に芦沢央さんの短編には衝撃を受けました。普段は手に取らない人の小説を読めるのがアンソロジーのいい所ですね。

    辻堂ゆめ「十四時間の空の旅」
    ほろ苦く心温まるストーリー。主人公の不安や苛立ちが丁寧に描かれていて、共感しやすい内容でした。

    凪良ゆう...続きを読む
  • 虚構推理 スリーピング・マーダー
    こじつけるなあ!という相変わらずの感想。結果は決まっているけど上手く違う視点へ持っていきながら結果は同じという話の流れの上手さ。
  • 虚構推理短編集 岩永琴子の出現
    電撃のピノッキオ。あるいは星に願いをが好きすぎる。ピノッキオと星に願いを隕石と呪いでこう、上手く繋げるとは
  • 雨の日も神様と相撲を(1)

    1話1話が長め

    1話1話が長めに感じます

    たとえば、2話が終了するのは112ページ

    第1話が長めになるのはよくあると思いますが、全体的に長いのは珍しいのでは?と感じました

    下手に細分化されないので、ストーリーのつながりが分断されずに読めるのではないかと思いました
  • 虚構推理(1)
    スパイラルや、絶園のテンペストを読んだので、どんな作品になっているのかと思って読み始めましたが、まさかという感じでした。
  • 虚構推理(2)
    これは、ジャンル的にミステリーというくくりに入れることはできるんだろうかなんて、読んでいて思わせる話でした。
  • 『ブラックガルド』発売記念 ダークファンタジー 試し読み無料パック
    『それでも町は廻っている』が大好きなので、同じ作者さんの『天国大魔境』の一話が読めてとても嬉しかったです。他にもたくさんの作品の一話が収録させれいるので、目次から読みたい作品にとべる機能がとても便利でした。
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー
    がっつりミステリーと思い込んでいたら、「日常の謎」の非日常編。いや、そのままなんだけども。タイガお馴染みの作家さんで全部面白かった。すみれ荘は未読なので気になる。九郎先輩出てきたのは嬉しかった。芦沢さんのは何目線で読めばいいの?
  • 虚構推理
    この作者の作品を読むのは「名探偵に薔薇を」に続いて二作目。今作は通常の推理小説とは異なり、いかに嘘を築き上げそれを真実っぽく見せるかが肝となっている。物語の途中までは正直、他の小説でもよくあるような展開だったが、終盤の怒涛の虚構の連続には流石に目をむいた。一つの事柄から連想して続けて最後には突拍子も...続きを読む
  • 雨の日も神様と相撲を(1)

    不思議な世界観

    スクーターを片手で担いでいる尻が大きい中学2年生。
    将来、カエルの花嫁になるの。
    うん、全くよくわからん。
    相撲漫画なのかな?主人公がひょろひょろなのに強ポジな立ち位置なのかな?
    不思議なマンガです。