城平京のレビュー一覧

  • 雨の日も神様と相撲を

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    二度目ましての作家さん。
    『名探偵に薔薇を』が面白かったのですが、
    同じ著者なのに、タイトルのイメージが
    かけ離れている。(〇o〇;)

    両親を事故で失った文季が叔父の住む村に引き取られた。
    その村では、カエルが相撲をとり、神様扱いされていた。
    普通はこの時点でダメなんですけど、読まされました。

    小柄で華奢な文季と、カエルに仕える大柄で怪力の少女。
    祭りに奉納する為の相撲と外から来た赤い奴。
    そして、村境では、死体遺棄事件が?
    いやぁ~楽しく読まされました。

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    2023年07月02日
  • 名探偵に薔薇を

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    ネタバレ

    登録前

    スパイラルの原作者だ〜、と思って購入したのが悪かった。
    そういえばスパイラルもラストはバッドエンドよりだったのを読んでから思い出した。
    それくらい読後は暗鬱な気分になれる。

    内容はとても面白かった。本当に面白かった。
    最後まで読んでなるほどこの作品はこのタイトルしかないと納得した。

    星4なのはあまりにも読後感が後味悪かったから。でも後味の悪さはいい意味でとてもよかった。

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    2023年06月30日
  • 虚構推理(19)

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    『MK計画』以外は小説版により既知のエピソードなので新鮮さはあまりないのだけれど、その分『MK計画』のはっちゃけ具合が目立つ目立つ(笑)

    岩永琴子の偽物という少し深刻さのある導入からどうしてあのようにアホっぽい展開になるのか(笑)

    これまでも怪異の感覚って人間離れしていると感じられるシーンは幾つか有ったけど、今回は大概だよ!どうしてアレと琴子を見間違えられるのか(笑)
    六花の主張は「知恵の神」の問題を解決できる手法のようで居て穴だらけのものだからしょうもない。いわば琴子の正論しか通用しない状況の筈なのに怪異にはメカ琴子も本物に見えるから壊せない理不尽

    ここで九郎がメカ琴子を躊躇なく壊せた

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    2023年06月13日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

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    どれも面白かった。あまり知らない作家さんもいたので、他の作品も読んでみたい。
    まず最初の辻堂ゆめさんで、少しだけ似た思春期を過ごした自分の過去を思って引き込まれ、凪良ゆうさんでは、しまったこれは「すみれ荘」の話かまだ読んでない、と思いながらも、「私の美しい庭」の統理くんがちらっと出てきて嬉しくなったり。最後の芦沢央さんは、何の話かと思ったら奇想天外な世界でびっくり。
    こういう軽めのミステリーは楽しい。「どっち?」は怖いかな。

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    2023年06月08日
  • 名探偵に薔薇を

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    素晴らしい。 二部構成、一部と二部で語り手が替わることによって起こせるファクターの想像を軽々越してきた。 

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    2023年06月04日
  • 虚構推理

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    片目と片足と引き換えに妖たちの「知恵の神」となった岩永琴子、妖の肉を食らい異能力を身に着けた桜川九朗、人ならざる者通し共に行動する彼らと巷を騒がす死んだアイドルの都市伝説「鋼人七瀬」。 都市伝説を駆逐するために曖昧な伝説に合理的な虚構をぶつけろ!

      本作の主眼はおおよそ都市伝説として人の心に根付いてしまったアイドルの亡霊を滅ぼすために人々に合理的で納得のいく虚構を与えるというものだ。 人は信じたいものを信じる、魅力的な嘘を吐くには真実を追い求めるに等しいぐらい事件に対して齟齬なく挑まなくてはならない。  真実を暴くのと秀逸な偽物語を創るのではベクトルは正反対でも、事件を精査し隠されたストー

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    2023年06月04日
  • 虚構推理

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    初著者本です。アニメでチラッと見た琴子の様子がずっと残っていてどんな話なのか読んでみたいと思っていました。
    虚構と言うだけあって、考えが難しい。でも楽しみました。

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    2023年05月15日
  • 虚構推理 スリーピング・マーダー

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    アニメで興味を持ち読み始めたシリーズ、うっかり2巻をとばして、この3巻を読んだ(通りで第二期アニメでやってない内容)。岩永琴子が高校生だった時のお話。その時にミステリ研に誘った部長のおじさんが相続争いのようなことになっているので、話が繋がっていた。ホテル王の音無は当時の経営で邪魔だったカリスマ性ある社長=奥さん、音無は婿養子、を妖狐との契約で殺したのだという。
    そこはあやかしの頂点に立つ琴子なら簡単に解決なのかと思いきや、何時ものように何転も結論が変わって行くのが凄かった。そもそもよくこの独白転回の話をアニメにしようと思ったよね。アニメ、鬼頭明里独断場みたいになってるもんな~。話の間に六花さん

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    2023年03月10日
  • 虚構推理短編集 岩永琴子の密室

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    ミステリの王道トリックとも言える密室トリック
    一見すると不可能犯罪だから殺人事件に挑む探偵役の活躍が面白くなる。つまり逆説的に言えば密室は探偵に開かれる為に存在している
    なら、その密室が探偵ではなく第三者によって開くなら?という点を追求するエピソードだったのかな

    …というか、化け物達の間で密室を開く遊びがブームになるとか流石にそれは駄目でしょ(笑)


    短編を前座にして始まるのは特異な密室事件の後始末が描かれる『かくてあらかじめ失われ……』
    折角の密室トリックや二重三重の安全措置も化け物が暴いてしまったせいで、犯人はあっさりお縄に就いた事件。問題点となるのは風変わりな部分だね

    犯人が偽造し

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    2023年02月26日
  • 名探偵に薔薇を

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    ネタバレ

    事前に何の情報もなく読んだのでびっくりしました。
    なんとなくタイトルからは、ポップなライトノベルのようなイメージだったのです。
    ところが。

    すごくグロテスクな話なんですよ。
    苦手な方はこの先ご遠慮ください。
    私は終始脳内で『こびとづかん』の小人たちが蠢いていて、閉口しました。

    「小人地獄」という究極の毒薬を巡る話です。
    小人(実際は胎児や赤ん坊)の脳髄をどうにかして作る秘薬で、無味無臭、少量で人を死に至らしめ、その痕跡を残すことがないという究極の毒薬。
    その毒薬造りを告発するのが、童話のかたちを借りた『メルヘン小人地獄』。

    江戸川乱歩もびっくりなグロテスクな惨殺死体が出てきます。
    これ系

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    2023年02月24日
  • 虚構推理短編集 岩永琴子の密室

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    ネタバレ

     虚構推理シリーズの最新刊が届けられた。近所の書店では、やっぱりラノベの棚に置かれていた。漫画原作のための書下ろしだそうだが、過去作品もそうだっけ? 漫画やアニメの方が原作より人気が高そうではある。

     サブタイトルにある通り、今回は密室がテーマ。今なお定番中の定番ジャンルだが、虚構推理の世界観でどのように料理するのか。興味津々に読み始める。

     短い「みだりに扉を開けるなかれ」。妻を殺害し、密室工作をした夫。しかし、発見時、密室工作は何者かに台無しにされていた…。うーむ、夫に同情できるようなできないような。この掌編には全編のプロローグ的意味合いもある。

     「鉄板前の眠り姫」。古いお好み焼き

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    2023年02月24日
  • 虚構推理短編集 岩永琴子の出現

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    ネタバレ

     今巻は短編集という事で、軽い話が多く読みやすかったです。

     妖怪相手であろうと人間相手であろうと態度を変えず、滔々と虚構を紡ぐ琴子が頼もしく、どんな解決を組み上げるかと楽しく読めました。

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    2023年02月19日
  • 虚構推理(3)

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    ネタバレ

    そういう琴子は、ステーキおにぎりを食べている。
    YESを差し込む枕返し琴子がかわいい。
    向かっていく人が。。。

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    2023年02月19日
  • 虚構推理(2)

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    ネタバレ

    写真、めっちゃ死んだ目してるな。
    なにがメェだってお前がなにいってんだよ。
    クロウ先輩はかっこいいなぁ

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    2023年02月19日
  • 虚構推理(1)

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    ネタバレ

    悪い交換じゃないって受け入れられる琴子はすごい小学生だな
    城平京さんは、相変わらず会話の言葉選びがカッコいい。
    琴子がカッコいい、そしてパンチラ?サービスだ。やっぱり1巻には必要なのだろうか。
    普通の人間は、霊に触れられないんだったか。琴子とかが触れられるからすっかり忘れていた。

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    2023年02月19日
  • 虚構推理(9)

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    高校生だった頃の岩永琴子……

    今回は高校時代の岩永琴子のお話が収録されています。
    良く岩永琴子に関わろうと思ったものだ……
    関わって速攻で後悔する事になった訳だが……

    次巻はようやく桜川六花が再び登場。

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    2023年01月27日
  • 虚構推理(8)

    ネタバレ 購入済み

    アニメ2期バンザイ!

    虚構推理 Season2 放送開始、おめでとう。
    ですが、この巻に出て来た電撃のピノッキオ編は飛ばされた…

    短編の内容は飛ばされるだろうと思ったけど、電撃のピノッキオを飛ばされるとは…
    まあ、ものすごく好きなエピソードって訳でもないけど……

    雪女には勝てなかったか………

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    2023年01月19日
  • 虚構推理

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    ネタバレ

     実際に存在している鋼人七瀬に対して、〝亡霊が実在する〟という現実よりも人を惹きつける虚構を作り上げるという無理難題に正面から対峙している印象を受けました。
     桜川九郎の力があってこそではありますが、4つの解決を提示する事で、ネットで話題の都市伝説以上の話を語り、ネットを沸かせる難行を為した岩永琴子に惹かれました。

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    2023年01月14日
  • 虚構推理(3)

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    ミステリーっぽさが出てきました

    タイトル通りの意味で、虚構をもって虚構を封じようとするのが今時のミステリー作品っぽいですね。
    この巻になると琴子・九郎・紗季の3人による解説というか、推理等々のセリフがかなり多くなりますね。ここは謎解きを進める上で必要不可欠でしょうから、致し方ないところでしょう。
    噂が独り歩きして力を持つ、というのは、鴻上尚史氏の演劇作品「ピルグリム」のテーマにもなっていましたし、ネット社会の今にピッタリでしょうね。
    巻末で新たに発生する事件も気になりますね。

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    2022年12月22日
  • 虚構推理(2)

    ネタバレ 無料版購入済み

    鋼鉄七瀬の話が展開中ですね

    作画はかなり良いですね。原作共々、読むのはこれが初ですが。
    死んだ七瀬さん、かなり人気もあったようですね。それ故にやっかまれたりも色々あったのだろうといった話が紗季さんの読む捜査資料等にも出てきますね。
    同僚の先輩巡査部長、無骨そうですが、しっかりしていて良いですね。
    ミステリーというよりは未だ妖怪ものの色合いが濃く、九郎君、どうやら不老不死状態で、それは人魚と件の肉を食して死なずに生き延びられたからと判明し……次巻ではどう展開しますかね?

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    2022年12月22日