城平京のレビュー一覧

  • 虚構推理(18)

    哀しい

    雪女を斬る完結編。最初に嘘の推理を話し、その後に本当の事を推理として語る。
    雪女に恋をして、それを告げる事も出来ず、雪女の名前さえ知る事も出来ないままに自決。
    美しいんだけど、哀しいラスト。

  • 虚構推理(18)
    シリーズ随一と言っていい程に虚構要素が少ない巻。けど著者が後書きで述べているようにあの有名なホームズシリーズだって推理パートが終わった後は犯人の冒険譚が語られたりするのだから、有りっちゃ有りなのか

    そもそも『雪女を斬る』において最も重視されていた点は真実の解明でも隠匿でもなく、現代を生きる静也に自...続きを読む
  • 『ブラックガルド』発売記念 ダークファンタジー 試し読み無料パック

    選りすぐりの作品を集めて

    青年漫画ジャンルのなかでも、わりと内容がダークなものが中心の特徴をもつ作品集です。特に自分の印象に残ったのは、「キングダムオブザZ」です。可愛い女子高生がイラストに描かれていながら、内容はゾンビたちと戦い勝利を収めるなど力がとても強く、そのギャップに萌えました。
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー
    凪良ゆうさん目当てで読んだが、一番面白かったのは芹沢央さんの「この世界には間違いが7つある」。
    タイトルを見れば確かにそうなんだけど、登場人物?の推理小説感がそこを気づかせない。2度読みしてしまった。

    凪良ゆうさんの「表面張力」は、キャラクターに惹かれたが、内容としてはあまり好みではなかった。シリ...続きを読む
  • 名探偵に薔薇を
    素直に面白かった。……とはいうものの王道の魅力ではない。やり尽くされた「推理モノ」というジャンルを逆手にとった魅力だった。
  • 虚構推理
    推理小説にこの本のようなカテゴリーがあるのが驚きです。タイトルの意味を理解して、正直、素晴らしいと!
  • 名探偵に薔薇を
    __

     これぞ、という部分もありつつ、ドロドロした若々しさ、歪さも感じられる、エキサイティングなミステリでした。『虚構推理』の初篇で感じた大きな、物語とミステリに対する恐ろしいまでの執着を確かに感じ、けれど探偵像のスタンスは正反対にも見え、それが対立しているわけではないのだなということを教えてくれ...続きを読む
  • 虚構推理(17)
    漫画版を読むより先に話の内容を知っているという意味では『鋼人七瀬』編以来かな
    冒頭の『死が二人を分かつまで』は形としてはオリジナルだけど、内容は小説版『逆襲と敗北の日』の第五章にて行われた会話に色々加えたり減らしたりしたものだし
    小説版では一連のエピソードの解決編として機能していた九郎と六花の問答。...続きを読む
  • 虚構推理(17)
    秘剣にまつわる話とは中々マニアックと言いますか。あまり読まないタイプの題材で面白いです。
    出てくる登場人物も美男美女ばかりで読みやすいです。雪女姉妹は美しいですね。
  • 虚構推理(1)

    推理と怪異が絶妙に絡む

    妖怪や怪異のような存在を題材にしながらも推理要素が絡んでくるのが斬新で面白い!
    キャラクターも独特なので見てて新鮮味があります。
  • 虚構推理(2)
    不死身の理由
    死ぬことによって未来視ができ
    怪異とも戦えるように
    主人公の過去話が切なかった

    今後の展開が楽しみです
  • 虚構推理(1)
    怪異と、ミステリーもの?

    一巻はとても面白かったです。
    今迄にないような漫画で2巻も読んでみたいと思います。
  • 虚構推理
    電子書籍。
    普段あまりepubファイルで小説読むことないんだけど、インターネットのまとめサイトが暗躍したりする話なのでこれはこれでしっくり来るかも。
    軽妙かつ不思議な味わいの会話文は伊坂幸太郎を思わせるが、デビューはかの『名探偵に薔薇を』なので『オーデュボンの祈り』よりも前(でも年齢的には少し下)。...続きを読む
  • 名探偵に薔薇を
     『虚構推理』シリーズで知られる城平京さんの長編デビュー作だそうである。初版刊行は1998年。『虚構推理』シリーズが刊行される10年以上前である。書店を物色していてたまたま発見し、軽い気持ちで読み始めた。

     帯によれば、本作は二部構成。曰く、第一部はただの傑作です。読み始めて早々に覚悟した。こりゃ...続きを読む
  • 虚構推理 逆襲と敗北の日
    剛人七瀬のような、解決のために直接的な勝負があるわけではなく、あくまでも秩序を守るための虚構を構築する話。

    六花さんや九郎、それぞれの思惑が見えてきて、どのような展開をみせるのか楽しみです。
  • ベスト本格ミステリ2018
    小説が10本、評論が1本のテンコ盛りだが、表題の「ベスト本格ミステリ」の名前にはややそぐわない感じだった.特に面白かったのは『透明人間は密室に潜む』だった.内藤謙介・彩子夫妻を軸に透明人間病の話が展開されるが、川路昌正教授が開発しようとしている非透明になれる薬を阻止する彩子の行動が楽しめた.
  • 虚構推理(14)
    ひとまずここまでを通読。タイトルは何となく聞いたことあったけど、作者も原作も未知。最初のエピソード”鋼人七瀬”で、タイトルの意味はそれなりに理解できたんだけど、以降、あんまり関係なくなってませんかね?普通の推理物語になっている気がしなくもなく。まあ、面白いから別に良いんですが。
  • 名探偵に薔薇を
    虚構推理を読んでからたどり着いた作品である。
    内容的には少しファンタジー的な要素もあり、2部構成となっている。

    この作品は推理小説と言うよりは、名探偵の孤独感なるものに重きをおいた作品と感じた。
    世に名探偵は沢山いるが、あまりこのように孤独さを感じさせることはない。
    実は名探偵は辛く悲しいのだと感...続きを読む
  • 虚構推理(1)

    不思議なタイトル

    ファンタジーは分かるが、ミステリー?
    読み始めは不思議に思った。
    ヒロインたちの恋愛のやりとりもリズミカルで小気味よく読み進め、
    出会った大きな幹はミステリー。
    いろいろなタイプがあるものだ。

    1から6巻まで、まとめて買うことがおすすめ。
    1冊だけ買っても、次巻を買うことになるでしょ...続きを読む
  • 虚構推理 逆襲と敗北の日
     ミステリーとは理屈っぽい読み物だ。本作は、理屈っぽさを体現した『虚構推理』シリーズの最新長編である。自分はこのシリーズの大ファンというわけではないが、何か惹かれるというか引っかかるものがあるのは確かだ。

     琴子と九郎のコンビと、九郎の従姉である六花(りっか)。キャラクターの説明は省く。主要3キャ...続きを読む