烏羽雨のレビュー一覧

  • 永年雇用は可能でしょうか ~無愛想無口な魔法使いと始める再就職ライフ~2

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    ネタバレ

    1巻が綺麗に終わっていたので、まさか続編が来るとは思わなかった。
    しかも、あの先生がルシルの実家についてくるだなんて。
    ルシル一家は大家族だから、先生大丈夫かしらと心配になったが、案外ちゃんと過ごせていてよかった。
    ルシルは肉体的にも精神的にもてんてこ舞いだった気もするが。

    ルシル実家周辺の状況は、読者でも分かるほど異常。
    これはどう見ても魔法絡みではと思っていたら案の定。
    理解に苦しむ相手だったが、先生が相手しちゃうと本当に雑魚でしたね……捕まった後も理解できなかったけど。
    一方で丸くなった、イーダさん。
    ああいう人が増えてくると、協会にも変化があるかもしれない。

    ラストではまさかのキャ

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    2023年01月07日
  • 永年雇用は可能でしょうか ~無愛想無口な魔法使いと始める再就職ライフ~1

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    普通の人間と比べると全く(ではないけど)歳をとらない魔法使いが、普通の人間を愛してしまったら辛くないですか?絶対に相手が先に死んでしまうのはわかっている。自分が相手の歳を追い越していってしまう人間の方と、どちらが辛いのかな。
    ちょっとお話の本題とは外れるけど、そこが気になってしまい。。お話は面白かったです。

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    2022年10月03日
  • キライが好きになる魔法 湘南しあわせコンフィチュール

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    営業の仕事に向かう途中、みのりが雨宿りさせてもらった湘南の「フジミ青果」。そこは「野菜嫌いの店主」がいる不思議なお店で……。

    お仕事小説かと思いきや、胸キュンな展開盛りだくさんのお話でした!油断してた分、ドキドキしたー。まるで少女漫画を読んだ気分。
    イケメン店長、天然OL、優秀なイケメン同期の三角関係?がたまらない!
    コンフィチュールというものを食べたことがないけれど、とても美味しそうでお腹がすきます。その空きっ腹が、胸キュンなセリフに満たされて、ふわふわした気分になれました。

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    2022年08月31日
  • 僕の珈琲店には小さな魔法使いが居候している

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    1冊。
    セーラー服の小学生魔法使いが珈琲の銘柄を当てられるのにブラックでは飲めず、店長が社会人失格で、後輩の女子高生と黒犬が関係を持つ話。

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    2022年08月09日
  • 金沢古妖具屋くらがり堂 冬来たりなば

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    妖具を扱う古道具屋の傘の妖怪の時雨と気のいい人間の高校生の葛城汀との友情物語だねえ。汀一は、この古道具屋でアルバイトをしていて、いろいろな妖怪が絡んだ事件に遭遇する。他にもいろいろ妖怪や半妖怪が加わって来て、結構大事になるのだが、妖怪のいろいろな思いを理解することで解決に漕ぎつける。金沢の三文豪は、徳田秋声、泉鏡花、室生犀星だが、勿論ここでは、泉鏡花が関わってくる。泉鏡花は読んだことがないんだよなあ。そういえば小村雪岱が泉鏡花の本の装丁をたくさん手掛けていたね。

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    2022年06月06日
  • 金沢古妖具屋くらがり堂 冬来たりなば

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    ネタバレ

    汀一も可愛いけれど、時雨も可愛い。
    切羽詰まった時に方言出るところとか、案外怖がりなところとか。
    真っ先に敵の罠に引っ掛かって、見た目にも可愛いことになったりとか。
    (詳しくは本編を読もう)
    普段は時雨の方がお兄さんぶってるけど、いざという時は汀一の方が頼り甲斐ある気がする。
    今回のラストの騒動も、結局はアイディアを出したのも、本質を見抜いたのも汀一だった。

    そんな彼も、今回は劣等感を抱くことも多かった。
    何故なら今回参入の新キャラが色々な意味でライバルだったから。
    妖怪を封印して回っているという意味でも敵だったし(ただこの展開は予想より早く決着したし、手のひら返しが凄すぎて笑った。彼が敵方

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    2020年11月21日
  • 金沢古妖具屋くらがり堂 冬来たりなば

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    ネタバレ

    泉鏡花をモチーフにした物語。
    妖怪と人の関わり合いというのは著者の得意な分野なので安心して読めます。
    私も鏡花好きですし。

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    2020年11月18日
  • ある朝目覚めたらぼくは ~機械人形の秘密~

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    集英社オレンジ文庫の創刊第2弾シリーズ。
    オレンジ文庫はライト文芸レーベルを自称していて、どうやらメディアワークス文庫と似ている。
    つまり、ライトノベルと一般文芸の中間くらいの位置づけだ。

    そんなレーベルの中で本書は、ゆったりした雰囲気を持つボーイミーツガールもの。
    クリエイターの集まるコミュニティやアンティーク雑貨店、機械人形といった設定が際立っている。
    ストーリーにおいては、互いの存在が互いを救うというのが感動的だ。
    「あなたがいなければ、私は自分の中にためこんだ涙で溺れ死んでいたことでしょう」というセリフも印象的で、この物語の一つの鍵のようになっていると思う。

    しかし、やはり全体のス

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    2020年10月07日
  • 天才月澪彩葉の精神病質学研究ノート

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    偶然分かっただけかもしれないが、読者が犯人を特定するのに必要な要素があからさまで、「ここ大事ですよ!」と読んでいるそばからマーカーを引かれているようだった。逆にいえば、伏線は全部回収しているはず。心理学や脳科学に関する専門的な知識はなくても読めるし、なんなら少し理解した気分になれるかもしれない。だが、こんなことを書いている時点で研究者は自分には向いていないんだろうなと思わされた。

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    2020年06月28日
  • 天才月澪彩葉の精神病質学研究ノート

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    人の本質を視覚化して見る共感覚をもつ主人公が、サイコパスの研究を進める先輩の実験に協力することになる。
    同じ頃、不可解な連続殺人事件が起き…。

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    2018年11月30日
  • ご恩、お売りします。 恩屋のつれづれ商売日誌

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    おもしろかったです。記憶屋と似てるかも。忘れられるのって悲しいな。大事な人に忘れられるのってすっごく悲しいと思う。翔子がもしかしてって思ったけど。今でも若いのに若い頃やんちゃだったという恩屋さんがどんな風にやんちゃだったのか気になる。

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    2017年10月01日
  • ご恩、お売りします。 恩屋のつれづれ商売日誌

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    売った恩を一生忘れない事、が契約内容の『恩屋』は
    着流し姿の青年が商う店。

    連続短編、と言っていいのでしょうか?
    最後の最後まで、某事件がちらほら。
    最初に出てきたから、あれか、と分かりやすいから?
    時系統が何となく分かります。

    一体何のために、お金も取らずに恩を売っているのか。
    最後の方には分かってきますが、それまでは
    ヒントが貰える程度。
    そこから考え付くには、相手の立場になってから?w
    どうしてヤクザ相手に都市伝説が出来上がるのか、も
    一応分かりましたし。

    もしかしたら、どれだけ心を強く持てるか、でしょうか?

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    2017年01月23日
  • 福まねき寺にいらっしゃい 副住職見習いの謎解き縁起帖

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    寺の跡継ぎだった兄がいきなり失踪いたため、一時的に副住職にならざるを得なくなった大学生の寺にまつわる日常系ミステリ

    お寺の住職って代々継ぐものと思いこんでたけど、そういえば総本山から派遣されるものだったなぁと思い出した
    今の時代、檀家の数は減っているんだろうけど、お寺はまだまだ丈夫だよね

    霊の存在については僕の解釈としても同感
    霊魂の存在や幽霊の顕現については不明だけど、「幽霊を見た」「幽霊がいると信じてる」のはそれぞれ個人の問題
    まぁ、それを解決してくれるんだったらスタンスはどうあれ、寺の価値はあるよね

    ちなみに、解説でも指摘している通り、解決していない問題があるので続編があるとは思う

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    2016年12月14日
  • 福まねき寺にいらっしゃい 副住職見習いの謎解き縁起帖

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    寺の跡継ぎだった兄が、突如いなくなってしまった。
    家族のピンチにより、突如家に帰宅する事になった弟。

    檀家さんからの相談話、4話。
    必死になる主人公に、別の寺の副住職が
    盛大な貸しとしてヒントを出してくれたり。

    2話目のパズルが非常に難しかったです。
    確かにこれは、家族にしか解けません。
    何だかちょっといい話、でした。
    の、次は詐欺ですし…。

    兄の謎、もありますが、別寺副住職の人、も
    結構謎です。

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    2016年07月20日
  • ある朝目覚めたらぼくは ~機械人形の秘密~

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    主人公・遼の持っていたオートマタと突然現れた少女きらの物語です。
    オートマタと亡くなったきらの母親が残した謎と指輪を巡ってひと騒動あるんですが、ミステリーと言うには犯人も結末もお約束すぎてちょっと物足りなかったです。
    でも、物語としては好きだし文章も読みやすかったです。

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    2016年02月03日
  • 福まねき寺にいらっしゃい 副住職見習いの謎解き縁起帖

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    ネタバレ

    失踪した兄の代理で副住職となった男子大学生と近所の美坊主のコンビ探偵?もの。健全よ(笑)

    さすが緑川先生!面白かったです。お兄ちゃんのエピソードがいちいち好い人すぎて…早くお披露目してほしい!

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    2015年07月28日
  • ある朝目覚めたらぼくは ~機械人形の秘密~

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    芸術家や職人ばかりが住まう集落に越してきた遼は
    ひとつの機械人形を大切に持ち続けていた
    開店準備で窓辺に飾ったその人形の
    持ち主である少女が現れて、
    遼の生活は鮮やかに生まれ変わる


    *****


    裏のあらすじを読んで想像していた話とは
    大きく違っていたけど
    これはこれでとても楽しめた
    日常にあふれる奇跡のお話
    もうちょっとこう、舞台設定とかが活かせたら良かったかもなぁ
    次作があったりするだろうか
    オルゴール館に行ってみたくなった

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    2015年04月04日
  • ある朝目覚めたらぼくは ~機械人形の秘密~

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    ネタバレ

    エデンの設定がすごく魅力的です。
    主人公はある意味達観して賢いけれど、何も持ってない少年、ヒロインは小さな心のキズを彼に癒してもらったことを忘れない、大金持ちのお嬢様だけれど破天荒で無鉄砲なところのある少女‥‥‥いや、二十歳だから女性と呼ぶべきだろうけれどあれは少女‥‥‥。でも強い。
    この二人はぴったりハマっていい感じなんですが、彼女の従兄弟のナイト役がなんかどっかで読んだような性格設定でちょっと気になりました。
    この巻は、主人公の遼くんが引っ越してきた当日から、ただでさえ忙しいのに彼女に強襲され、寝込みを襲われてぶん殴られて助けられたり入院したり、退院したら彼女の宝探しでまた殴られたり蹴られ

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    2015年03月14日
  • ある朝目覚めたらぼくは ~機械人形の秘密~

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    ネタバレ

    この小説がデビュー作の著者。文章に粗さを感じ、人物設定やストーリーも一皮むけば既視感があり、深みがない。表紙から受ける印象とはかけ離れたドタバタとしたストーリー展開と黒幕の意外性の無さ。ただ主人公二人には好感が持てるし、「エデン」の話をもっと読みたいと思うのでシリーズ化して欲しいと思います。というかそうでないと「エデン」の設定必要でしたか?てことにも・・・。親戚をたらい回しにされた経験から祖父の愛情を信じ切れなかった遼が、祖父の愛情に気が付いたラストは泣けました。

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    2015年03月09日
  • おおかみこどもの雨と雪(スニーカー文庫)

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    おおかみのお父さんと人間のお母さんから生まれたおおかみ子ども。
    お母さんは、子供たちがどちらの道(オオカミとして生きるか、人間として生きるか)に進んでもいいように、あらゆる準備をし、愛情を注ぐ。
    一人で決断できるようになるまではいろいろと守ってあげなきゃいけないだろうけど、自立し始めたら、そっと見守り、応援することが大切なんだなーって思った。人間のお母さんにも参考になる本では?

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    2012年11月11日