烏羽雨のレビュー一覧
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ネタバレ1巻が綺麗に終わっていたので、まさか続編が来るとは思わなかった。
しかも、あの先生がルシルの実家についてくるだなんて。
ルシル一家は大家族だから、先生大丈夫かしらと心配になったが、案外ちゃんと過ごせていてよかった。
ルシルは肉体的にも精神的にもてんてこ舞いだった気もするが。
ルシル実家周辺の状況は、読者でも分かるほど異常。
これはどう見ても魔法絡みではと思っていたら案の定。
理解に苦しむ相手だったが、先生が相手しちゃうと本当に雑魚でしたね……捕まった後も理解できなかったけど。
一方で丸くなった、イーダさん。
ああいう人が増えてくると、協会にも変化があるかもしれない。
ラストではまさかのキャ -
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ネタバレ汀一も可愛いけれど、時雨も可愛い。
切羽詰まった時に方言出るところとか、案外怖がりなところとか。
真っ先に敵の罠に引っ掛かって、見た目にも可愛いことになったりとか。
(詳しくは本編を読もう)
普段は時雨の方がお兄さんぶってるけど、いざという時は汀一の方が頼り甲斐ある気がする。
今回のラストの騒動も、結局はアイディアを出したのも、本質を見抜いたのも汀一だった。
そんな彼も、今回は劣等感を抱くことも多かった。
何故なら今回参入の新キャラが色々な意味でライバルだったから。
妖怪を封印して回っているという意味でも敵だったし(ただこの展開は予想より早く決着したし、手のひら返しが凄すぎて笑った。彼が敵方 -
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集英社オレンジ文庫の創刊第2弾シリーズ。
オレンジ文庫はライト文芸レーベルを自称していて、どうやらメディアワークス文庫と似ている。
つまり、ライトノベルと一般文芸の中間くらいの位置づけだ。
そんなレーベルの中で本書は、ゆったりした雰囲気を持つボーイミーツガールもの。
クリエイターの集まるコミュニティやアンティーク雑貨店、機械人形といった設定が際立っている。
ストーリーにおいては、互いの存在が互いを救うというのが感動的だ。
「あなたがいなければ、私は自分の中にためこんだ涙で溺れ死んでいたことでしょう」というセリフも印象的で、この物語の一つの鍵のようになっていると思う。
しかし、やはり全体のス -
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寺の跡継ぎだった兄がいきなり失踪いたため、一時的に副住職にならざるを得なくなった大学生の寺にまつわる日常系ミステリ
お寺の住職って代々継ぐものと思いこんでたけど、そういえば総本山から派遣されるものだったなぁと思い出した
今の時代、檀家の数は減っているんだろうけど、お寺はまだまだ丈夫だよね
霊の存在については僕の解釈としても同感
霊魂の存在や幽霊の顕現については不明だけど、「幽霊を見た」「幽霊がいると信じてる」のはそれぞれ個人の問題
まぁ、それを解決してくれるんだったらスタンスはどうあれ、寺の価値はあるよね
ちなみに、解説でも指摘している通り、解決していない問題があるので続編があるとは思う -
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ネタバレエデンの設定がすごく魅力的です。
主人公はある意味達観して賢いけれど、何も持ってない少年、ヒロインは小さな心のキズを彼に癒してもらったことを忘れない、大金持ちのお嬢様だけれど破天荒で無鉄砲なところのある少女‥‥‥いや、二十歳だから女性と呼ぶべきだろうけれどあれは少女‥‥‥。でも強い。
この二人はぴったりハマっていい感じなんですが、彼女の従兄弟のナイト役がなんかどっかで読んだような性格設定でちょっと気になりました。
この巻は、主人公の遼くんが引っ越してきた当日から、ただでさえ忙しいのに彼女に強襲され、寝込みを襲われてぶん殴られて助けられたり入院したり、退院したら彼女の宝探しでまた殴られたり蹴られ -