あらすじ
お互いの今を大切に生きると決めたルシルとフィリスのもとには、日常が戻ってきていた。そんな折、二人の家にフィリスの師匠の遺作が見つかったとの知らせが届く。生前、師匠が生み出した数々の芸術作品には“思念”が宿り、周囲に悪影響を及ぼす危険があるようで……。
「共に行けるか」
状況を探るため、ルシルはフィリスに連れられ、未知なる魔法使いたちの街へ足を踏み入れることになった。飛んで移動する人々、人の手伝いをする動物たちなど、驚きに満ちた光景にルシルは戸惑う。
そんな中、遺作が出品されたというオークション会場に向かう二人は、過去最大のピンチに巻き込まれ――?
あなたのことをもっと知りたい。長い時間を生きるフィリスへの切ない願いがあふれる、再就職ファンタジー第四弾!
感情タグBEST3
匿名
いいね!最高だ!
読んでいて、
作品の空気感がとても
いい。
もうちょっと深く感情を!
言葉の意味を知りたい!
と思っていても
静かに物語がすすんで
この作品自体が先生で
私はルシルちゃんのような気持ちになる
なので、反芻したくなり
もう一度最初から
読んでしまうという
恐ろしい魔法がきっとかけられている
作品だと勝手に思っています(笑)
世界観が大好きです
何度も読み返していきます
ありがとうございます
Posted by ブクログ
期待を裏切らない4巻目です
今回はいつもとは逆に魔法使いの中に非魔法使いのルシルが一人という状況
魔法使いの日常を目の当たりにしたルシルの葛藤やモヤモヤに共感しつつ、やはり彼女の健全さは最強です
旅行気分を味わいつつも、フィリスのお師匠との関係やフィリスの生家に時間の過ぎ方の切なさも感じさせられ、今二人が共にいるこの幸せがしみじみ嬉しくなる巻でした
ヤバい!(良い意味で…) そしてファンタジーだった。可愛い生き物も出てきた。
主人公の考え方や生き様は素敵だと思う。魔法使いの皆にも受け入れられる女の子。先生が大事にしてくれるのが納得しかない!お互いを深く知り家族になっていく様が良かった。
Posted by ブクログ
4巻は先生の過去や魔法世界についてたくさん出てきて楽しかった。
人間世界で生活をしていて初めて魔法世界に踏み入れたハリー・ポッターのように、ルシルの目を通して見た初めての魔法世界は読んでいてとてもワクワクするもので、また先生と色んなところに行った話が読みたいと思った。もちろんコートデューでのほのぼのした話も好きだけど。
それから魔法世界でルシルが初めて食べたものに、恐らくトムヤムクンや生春巻などのアジアの食べ物らしきものが出てきてそれを食する反応も新鮮でルシルが可愛いなと思った。きっと先生も私と同じ気持ち笑
先生がルシルと過ごすことでどんどん感情豊かになっていてとても素敵。
あと小生さんとの関係も好き。そしてまさかのカロー師も好きになってしまった。ちゃんとした人だったな〜
あーシリーズ全部読み終わっちゃって寂しい(;_;)続き出ないかな〜
Posted by ブクログ
シリーズ4作目、魔法使いの街にルシルと先生が行く話。先生の過去や魔法使い側の世界が知れてどんどん深まる。ルシル見てると思わず綻ぶ、もう先生の気持ちめちゃくちゃ分かる。小生さん思いの外めちゃくちゃ良い人で何ならカロー師も好きになるし、魔法使い好き