稲垣えみ子のレビュー一覧
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ネタバレ元朝日新聞の記者で原発の事故後退社して、電気をあまりつかわない生活をしていることで知られる稲垣えみ子さんのフランスリヨンでの民泊体験記。
フランス語や英語もそれほどできるわけではないと本人は書いているが少しはできるようである。
いわゆるパック旅行とは真逆の観光地をめぐらず、地元の人たちと同じようにリヨンという街で生活してみようとし、どのように現地人と交流できるかと四苦八苦する本である。
もう少しフランス語を勉強すればもっと面白い旅になりそうだと思ったが、本人はできるだけ自然体で(ありのままの自分で)フランスの人と人間的なつきあいができるか挑戦したような旅である。
稲垣さんは滞在先のフランスでもパソコンを開いて、日本からの仕事をこなす(文章をかいている)。
日本のスーパーでは誰とも話をせずに買い物ができてしまうが、フランスのマルシェでカタコトのフランス語でコミュニケーションをとろうとする稲垣さんの姿勢は反原発の彼女なりの運動(社会的な運動ではなく、彼女の私的な)なんどと思う。
それは笑顔と気遣い、思いやりに実満ちた社会の古構築をめざす運動と言えるだろう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ・人生は案外と小さな偶然に翻弄されて転がっていくものです。自分の意思でコントロールできることなど、たかが知れているのかもしれません。
・傷ついた人が、傷ついた人を支えるのだ。
・もし人生に行き詰まったら梅干しに挑戦を。
・いや不思議なものだ。いろんなモノをなくしてみたら、ふだん「ない、ない」と思ってきた時間がどーんと現れる。
・いま世の中は閉塞し、人々は罵り合い、傷つけあい、分捕りあっているばかりのように見えるけれど、本当にそれが人の本質なのだろうか?
・私たちはもしかして、思い込みの世界を生きているのではないでしょうか。
・何が事実かよりも「何を事実と信じるか」ということが意味を持つようになったのだ。 -
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立て続けに筆者の著書を読んでしまった。軽やかな文章は読んでいても弾みがつきやすい。今回は旅の話。筆者らしい旅のあり方、過ごし方が描かれている。あえて日常を変えず、異国で暮らしてみる。おもしろい発想。でも、筆者だからできることなのかもしれない。暮らしらしい暮らし方を日常から行っているからこそ、異国でもできたのかもしれない。普通の人であればさまざまな時間の制約の中で、自らが設定したものでない縛りに引きずられ、なんとかしのいで生きていることの方が多いのかなと思う。だから、旅は非日常を求めることが目的だったりする。日常の拘束からの解放。一方で筆者は真逆のアプローチ。日常を拡張するような過ごし方は、めんどくさそうでもあり、面白みもあるのかもしれないと感じさせてくれる一冊。
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ネタバレ定年後のサラリーマン、 なぜかどう頑張ってもどこへ行っても浮いてしまうという悲劇の最大の原因は「自分を大きく見せれば周囲に認められる」というカンチガイにあるのではなかろうか。
本当に人というものは、自分が考えている何倍も、見えないところで人に助けて頂いているのだ。
スマホを取り出した途端、あなたは指先一つで世界と繋がることができる。でも一方で、目の前のものとの繋がりはぷつりと途絶えてしまう。
人生のあらゆる場所で扉を次々と開けていく魔法の行動。
誰だって、自分を思いやって行動してくれる人を大事にしたくなる。つまりは、自分が大切にされたければ、相手を大切にすれば良いのだ。 -
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50歳を超えても、外国語が話せなくても、こういう挑戦だったら出来るんじゃないかと思わせてくれる本。
ただ、コミュニケーション能力が問われる気もする。
すなわち、まずは、日本で、自分の身近なところで、同じことが出来るかどうか、チャレンジしてみる必要がある。著者の場合は、テレビに出てたくらいなのでそもそもが一般人ではなく、同じレベルで論じるのは無理があると思う。
歳をとって、おかしな見栄を張る必要がなくなって、ダメ元でなんでも挑戦できるかも、っていうのはそれはそれでアリだと思うし、自分が明日も生きているかわからないから、というところも納得感。
全体的に、軽妙で読みやすくて、それでいて”気づき”があるいいエッセイでした。 -
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アフロえみ子こと稲垣えみ子さんの料理本。
『もうレシピ本はいらない』実践編という感じなので、内容にそれほど目新しさはないんですが、玄米ご飯に梅干し、ぬか漬け、干し野菜の味噌汁といった地味なビジュアルが実においしそう。
料理自体はたしかに簡単そうですが、自家製味噌やぬか漬け、干し野菜あたりにおいしさのポイントがありそうなので、そのまま真似できるかどうかはわかりません。でも、ぬか漬けはチャレンジしてみたい。
『もうレシピ本はいらない』のときはご存命だった、稲垣さんのお母様が、この本の時点では亡くなられているのが、少し悲しいですね。以下、引用文が心にしみます。
ああ「ご飯を作って食べる楽しみ」とは、自分で作り上げているようでいて、実はそうじゃなかったのです。それを喜んで食べてくれる誰かにそっと支えられてようやく成り立っていたのだなあ。
でもそれは一人暮らしであっても、結局は同じことなのかもしれません。
自分で料理を作り続ける原動力は、何よりも、その料理を心から「おいしい」と思って食べる自分自身です。どんな逆境に置かれようとも、例えば会社をクビになろうと、連れあいに先立たれようと、自分で料理を作り、それを心から美味しいと思って食べられる自分がいれば、人生は全くもって何とかなっていくんじゃないでしょうか。自給自足とはまさにこのことです。
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料理に対する意識を変えてくれ、筆者の生きやすさが伝わってくる。▼2.レシピ本を閉じ、メシを炊こう。炊飯器がなくても「お米」は炊けるんです。1)米と水を鍋に入れる。水加減は指を入れて第一関節まで浸る程度。2)鍋を強火にかける。(始めチョロチョロは要らない)。3)沸騰したらふたを開けてそのまま強火。4)水分が蒸発して米の表面ぎりぎりになったら蓋をして(カニの穴が見えて来たら蓋)、弱火、火をできるだけ弱める。5)しばらくそのまま弱火(白米10分、玄米20分)、6)火を止めて10分蒸らす。▼3.味噌汁:女は黙って味噌を湯で溶かすだけ。具なんてあったてなくたっていい。干しエノキ、干しネギ、干しエノキ、干し大根、干しキャベツ、干し白菜、ワカメ、麩、鰹節は簡単で美味な具。▼4.あとは旬の野菜さえあれば・・・▼楽にたのしく料理して、気軽に生きよう!!
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購入済み
読めなくなってしまった
こちらを購入だけして、前作の魂の退社を先に読みました。
はじめの方は目からウロコだったり、そうだよなーと、共感出来たのですが、だんだん著者の『自分はこれだけやった!人とは違う事をしてきた!』みたいな内容が鼻についてきて、読み飛ばした部分もあります。
平行して石井桃子さんの随筆を読んでいたので余計比べてしまいました。
石井桃子さんは凄いこと、大変な事をしてるのに、普通の1人の女性として、たんたんと自身の生活について綴っていますし、文章や言葉に品があります。
じんわり、身につまされながら自分の生活や行動を見直す事ができました。
稲垣さんは、面白おかしく勢いで読むのには適した文章なのかもしれませんが50代の女性が書いている文章とは思えません。
自らがしてる事も、『自分は特別なことをしている』感が出すぎていて私は苦手でした。確かに凄いことをされているのには違いありませんが、それがあまりにも全面に出すぎていて…心に響かなくなってしまいました。
魂の退社は読みきりましたが、こちらはもう読めなくなってしまいました。
しかし、行動に移されていることは学ぶべきことだと思いました。