あらすじ
記者として28年間過ごした新聞社を退職後も、「書く」ことに向き合い続けるアフロ記者。どうしたら人とつながる記事が書けるかと苦闘する日々は変わらない。記者として書いてきたこと、退職したからこそ書けたことをつづった一冊。文庫解説は池上彰氏。
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Posted by ブクログ
リズムもよく、歯切れもいい。
めちゃくちゃ読みやすかった。
年齢的に自分のチョイ先輩である著者が選んだ人生後半戦の戦い方、脱電化製品はしないけど、心意気には賛同いたします!
Posted by ブクログ
魂の退社、寂しい生活と読み進み、アフロ記者の原点を知りたいと思って手に取ってみる。なるほどこういう人だったか。いろいろなものを捨てていき、でもどうしても捨てられなかった「書くこと」。その煩悩のお陰で稲垣さんの文章を読める幸せ。あとがきで池上彰が述べていましたが、まさにその通りと実感。
Posted by ブクログ
・人生は案外と小さな偶然に翻弄されて転がっていくものです。自分の意思でコントロールできることなど、たかが知れているのかもしれません。
・傷ついた人が、傷ついた人を支えるのだ。
・もし人生に行き詰まったら梅干しに挑戦を。
・いや不思議なものだ。いろんなモノをなくしてみたら、ふだん「ない、ない」と思ってきた時間がどーんと現れる。
・いま世の中は閉塞し、人々は罵り合い、傷つけあい、分捕りあっているばかりのように見えるけれど、本当にそれが人の本質なのだろうか?
・私たちはもしかして、思い込みの世界を生きているのではないでしょうか。
・何が事実かよりも「何を事実と信じるか」ということが意味を持つようになったのだ。