空知英秋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ラストから2ページ目。木刀を吹っ飛ばされたコマの銀さんが最近にない良い表情だったのでそれでもういいとぼくはおもいました。おわり。
やっぱりちゃんと書こう。
巨人編に登場した天人の習性って冨樫義弘氏のレベルEでも同じようなものを見ました。両方を読んでいる人であれば必ず連想するレベルの類似です。
いえいえ何も目を吊り上げてパクリと糾弾しようというわけではないんです。そこが実際に元ネタであろうが偶然の類似だろうがどうでもいいこと。
ただ、セリフという「文字」のみでそれを説明したばかりに、銀魂的なアレンジもオリジナリティも付加する余地なく読者へ差し出されてしまった…それが問題なのだと思いま -
Posted by ブクログ
しばらくぶりの短編集なのがなによりでしたが、下ネタとギャグのすべりっぷりがひどいなあ…。懺悔の話の「○ーメン」にはどんびき。正直その単語ひとつを見た瞬間に読む気をなくしました。下ネタが全部ダメとは言いませんけども、ニヤリともクスリともできないんですもん。
他にも、実在の芸能人イジリとか(ドラマネタも含む)、変な顔してるだけの銀さんとか、見るに耐えない部分が多いです。やっと長編が終わったと思ったのに銀魂という作品そのものが迷走してますね。
あと、歴史を教える話では「ギャグがすべる」という現象を真面目に考えてしまいました。
これをどう言葉で表現すればいいんでしょうね…。ええと、銀魂でよく -
Posted by ブクログ
“「捕まえろと言ったのは、ぬしじゃろうが!」
「捕まえろとは言ったけど、投げ飛ばして気絶させろとまでは言ってねーよ!」
「そもそも、ぬしの早合点がなければ、こんなことにはなっておらんじゃろーが!」
「や、でも、俺だけ悪いってわけでもなくない?七対三くらいでお前も悪くない?」
銀八が語調をやわらげてそう言うと、
「わっちが三も悪いと?」
「うーん。つーかお前が七なんだけどな」
と言った直後だった。銀八は無数のクナイを浴び、体育館の壁に縫いとめられてしまった。
「……うん、落ち着いて、ツッキー」
銀八は蒼ざめた顔で言った。
「あの、俺が七でいいからさ、せめて一緒に善後策考えない?健康診断のために呼 -
Posted by ブクログ
出だしはとても良いと思ったのですが…。
新八とお妙姉弟の昔なじみがあらわれて、銀さんと神楽は傍観者。銀さんのそのポジションが原点回帰のように感じられて「そうそうこれこれ!」と期待したんです。
一歩引いた場所で事態の推移を眺めていて、だからこそ渦中の当事者が八方ふさがりになってしまった時に、盲点だった突破口を提示してくれる役というか…。悪役を引き受けオビワンを襲った時も、何らかの勝算が銀さんにはあるのだろうとそこまではわくわくしていました。
けれども特に策はなかったようでがっかり。しかも苦戦してるし。そのうえそれを「斬るのではなく救うつもりだったから」と言わせるのがなんだかいさぎよくな