花川戸菖蒲のレビュー一覧
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著名なテディベア作家、奥住にあるパーティーで見初められてしまった広陸。その異常なまでの執着にもめげずに奥住に魅了されていきます。
パーティーで奥住の美貌に見惚れたのが運のツキだったのでしょうね。
高級な食事に連れて行かれたり、奥住好みの一流テーラーメイドの服を誂えて貰ったりと至れり尽くせりなのです(その服のデザインは明らかに子供のデザインでしたがまた似合ってしまう広陸なのです)
広陸は22歳の成人男子ですが、小柄で160センチにも満たない為スーツを着ると七五三の様だとスーツ着用を禁止される愛くるしい少年という容姿です。
そして好きになるのは男子ばかり。
奥住は裕福な美貌の独身で、お屋敷に連れて -
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市民講座のお茶教室でお茶を習い始めた聡維は超美形の講師、久野に心奪われ、お茶に真剣に取り組みながらも先生に妄想を抱く日々。そんな聡維にある日「茶席をきちんと手伝えたらご褒美をやる」と久野に言われて。
詳しく茶の湯の所作が書かれていまして、遙か昔に習っていた日々を思い出しました。そして鉄瓶で沸かすあの墨の匂いや、畳の香りまでするような気持ちに。
久野のようなきりっとした美男子の先生に一服いただけるなんて至極のきわみですね。
表と裏の顔の差が激しい久野の豹変振りも心地よく、久しぶりにお抹茶と上生菓子が頂きたくなりました。
和風感溢れる良いお話、でした♪~ -
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不純な動機で購入したのだけど、松下……可愛いなあこいつ!
ちょっと頭が弱いところもあるが(笑)、芯はしっかりしている男子であるところ、好感が持てる。攻めも、アレのとき以外は出来た良い子で、人気者×人気者って珍しいんじゃないか?
松下くんが嶋田くん大好きなのもいいよね。松下くんはテンプレみたいなツンデレじゃない、好きな相手には誤魔化さずハッキリ好き、って面と向かって言える子だ。そこがいい。
タイトル通り、本当にキラキラした小説だ。青春の希望に満ちて、同時に苦さを味わうこともあるが――問題がおきても向き合い、解決しようと試行錯誤して努力しながら、日々をいっぱいに瞳を輝かせ生きている、一生懸命な彼ら -
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過去のDVのあと、
「それ以来あいつ、自分で自分のこと認められなくなっちゃったんです。俺はあいつのことすっげ好きだから一緒にいるんだけど、あいつはそれを、俺がお人好しだからだって思ってるんだ。拾った犬は最後まで面倒を見るっている、あれと同じように感じているんです」
「…」
「それ、俺のことが信じられないからじゃないんだと思うんですよ。あいつが信じられないのは、自分自身だと思うんです」
自分自身、と奥さんは呟いた。朋野は小さくうなずいた。
「たとえば俺が、顎が外れるまで好きだとか愛してるとか言っても、きっとあいつは信じない。そんな言葉を額面どおり受け取れる人間ではないと、あいつ自身 -
購入済み
天使だからこそ
天使だからこそ愛して愛して自分から離れていかないように囲っちゃいました
可愛いすぎるルイくん
ついついイジメたくなるような可愛さ
ナルミさんが頑張ってきたからこそ出会えた天使 -
ネタバレ 購入済み
一箇所だけ設定が期待外れ...
コンラートはめちゃくちゃいい男でした。
前作読んだ方が絶対いいですが、今作の方が好み。
子供の頃から一途って設定でDT期待してましたが、裏ではしっかりお遊びになっていたとのこと、ちょっと残念。そう勘違いしたヒロインが喜んでたばっかりだったので嫌な気持ちになりました。最後の方だったけど読むのやめようかなと思った。作者さんは経験豊富な男が好きなのかな。 -
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ネタバレ待鳥は、神楽坂にあるBird’s Barで雇われマスターをしている。
待鳥は妻とうまくいかず、離婚をし、資産も全て失って、行き倒れ寸前のところを、大学の先輩だった並木に拾われ、並木の経営するバーのマスターを任せられたのだった。
そんな待鳥に秋波を送るのが、店の常連である橘川。
エリート
銀行員である橘川は、待鳥に秋波を送るけれど、待鳥はそれをことごとく受け流す。
しかしながら、ある日、橘川に千載一遇のチャンスがまわってくる。
という話でした。
少し年下だけれども、年上趣味の包容力ある男が、難攻不落の年上マスターを攻略する話……だと思いきや、マスターは割とふわふわなので、懐に