なんでって、おまえが好きだから。俺が嘘つけないの、知ってるっしょ?
熱い親切青年・朋野と、心を病んだ元エリートサラリーマンの翠。二人が営む「便利屋朋野」のハートフル・ラブ。
熱い親切青年・朋野と元エリートサラリーマンの翠。性格正反対の二人が営む「便利屋朋野」はその名の通りティッシュ配りから経営コンサルタントまで、なんでも請け負う庶民の味方。役割分担は、締まり屋の翠が内勤と経理で、朋野が主に肉体労働――だが、そこには翠が心に大きな傷を抱えているという理由が。苦しみを分かち合い、一人では社会に適応できなくなってしまった翠を支える朋野の愛が、じわりと胸を熱くする珠玉の名作。巻末には年末編。朋野ついに過労で倒れる! お世話になった沈着冷静な朋野宅のお隣、左近司さんの正体とは?
Posted by ブクログ 2009年10月04日
過去のDVのあと、
「それ以来あいつ、自分で自分のこと認められなくなっちゃったんです。俺はあいつのことすっげ好きだから一緒にいるんだけど、あいつはそれを、俺がお人好しだからだって思ってるんだ。拾った犬は最後まで面倒を見るっている、あれと同じように感じているんです」
「…」
「それ、俺のことが...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月27日
朋野の愛情が深く突き刺さる作品でした。
翠は、過去のトラウマから、何かがあると女性化してしまう……という病気を抱えている。
そんな翠を献身的に支える朋野――。
という話かなー。
とにもかくにも、朋野の愛情が深くて。
翠が少し外に出れるようになった、と言って喜び。
自分から名刺を作...続きを読む