夜汽車のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
乙女の本棚、谷崎潤一郎と夜汽車さんのコラボレーション。夜汽車さんの絵が、とても細かくて表紙から見入ってしまいました。透明感があったり、重厚感があったり、場面での使い分けが巧みで、とてもきれいでした。
物語は、女人禁制の比叡山に預けられ、山より外の世間を知らずに育った2人の稚児、千手丸と瑠璃光丸のことが、書かれていました。
2人が煩悩とどう向き合ったかが焦点の物語でした。煩悩と育ちに関係があるのか、気になりました。
前世でも煩悩に負けなかった瑠璃光丸が物語の最後にとった行動には、真の純粋さを感じました。(私のこの解釈でいいのか自信はないですが···)
この物語をどのように解釈すればいいのか、なかなか難しいと思いました。 -
Posted by ブクログ
長者の美しい娘のために弥勒を彫ることとなった、馬のように耳が長い仏師の青年の話。
彼が、弱冠13歳の夜長ヒメの闇深いサイコパスっぷりに振り回される姿は、悲惨でありながらもなぜかそこに愛おしさを覚える。
ヒメを憎み恐れながらも離れられない。彼女は彼女で、自分が彼に呪われていることを知りながらも処刑したりなどしない。
そんな歪な関係を築く二人はついに……。ヒメはただどこまでもずっとヒメらしいままで、勇ましさ、芯の強さすら感じた。
「好きなものは呪うか殺すか争うかしなければならないのよ。」
彩鮮やかでファンシーな表紙からは想像もできない話……と思ったけれど、よくよく見たら上から無数の蛇が吊るされているし、ヒメが纏う艶やかな着物には随所に骸骨が潜んでいるのだった。 -
Posted by ブクログ
もっともっともっーーーと妖しさを出して欲しかったなー
谷崎潤一郎の文章に夜汽車さんの絵がだいぶ負けてる印象がしちゃったんよね
いや、すんばらしかったのよ
スンバらしく素敵な絵だったんよ
あれ?なんかわいの要求が厳しくなってる?
でもほんと『乙女の本棚』シリーズ
良いわよ!文豪たちの入口にこれほどよい本棚はないわよ
なんでもっとみんな読まないのかしら(乙女というよりおネエ)
これちょっと谷崎作品読んでみたくなるもんな〜
他にどんな世界観あるのよってなるもの
ああああ!(どした急に)
わかった!夜汽車さんの絵によって谷崎潤一郎の毒がだいぶ中和されてるんだわ!
うん、やっぱここ入口に谷崎潤一郎の世界に行くのはやめた方がいいかも
”乙女”という解毒剤なしに進むのは命の危険があるかも!