夜汽車のレビュー一覧

  • 人でなしの恋(乙女の本棚)
    絵はもちろん良かったですが、フォントも良かったと思います。文字だけのページも、紙の色がさまざまです。この短編の魅力を、新しい表現で表せていると思います。
  • 人でなしの恋(乙女の本棚)
    はい、乙女の本棚でございます
    何冊目?いや知らんがな!(数えるのがめんどくさいだけ)

    うん、やっぱこのシリーズよいわ〜

    江戸川乱歩『人でなしの恋』です

    ダジャレかよ!っていうね
    乱歩ギャグかよ!っていうね
    はい、もちろん違いますね

    それにしても乱歩独特の甘美でありつつちょっとゾワゾワする感じ...続きを読む
  • 刺青(乙女の本棚)
    谷崎潤一郎 × 夜汽車さんコラボ作品
    『刺青』(しせい)を読みました。

    大きな動乱も無く、人々がのんびり暮らしていた昔。
    美しい者は強者であると、多くの人が美を求めて
    入れ墨に心を惹かれるようになっていた時代のこと。
    清吉は、大変評判の高い若手の刺青師。
    彼は職人気質であり、自分の入れ墨で苦痛に悲...続きを読む
  • 人でなしの恋(乙女の本棚)
     乙女の本棚シリーズから、江戸川乱歩さんと夜汽車さんのコラボ作品「人でなしの恋」です。夜汽車さんのイラストは可愛い~けど、このお話はちょっと怖いのか…はい、怖かったです(^-^;)

     19歳の京子が嫁いだ先は、家柄のよい名家門野家…夫の門野は京子を慈しみ愛してくれたこともあって半年ほどはとても幸せ...続きを読む
  • 刺青(乙女の本棚)
     乙女の本棚シリーズから、谷崎潤一郎さんと夜汽車さんのコラボ作品「刺青」です。夜汽車さんのイラストは、息をのむような甘美な世界を醸し出してくれます。

     凄腕の刺青師清吉には、光輝ある美女の肌を得て、それへ己れの魂を彫りこむという夢があった…。なかなか、理想とする女性が見つからず悶々としていたが、よ...続きを読む
  • 人でなしの恋(乙女の本棚)
    続けて読んだ江戸川乱歩作品。とても良かった。

    十九歳の京子は、名家の一人息子の門野と結婚して約半年。それまでは自分のようなものが、美男子の夫と結婚できたことなどに幸せを感じていた。でも徐々に夫の奇妙な行動に気がつき、それ以来、疑心暗鬼になり苛まれるようになる。
    夫は夜更けに床を抜け出して母屋を離れ...続きを読む
  • 人でなしの恋(乙女の本棚)
    キレイな絵がより一層、背筋をヒヤリとさせる、まさに人でなしの恋でした。
    そんな相手があろう事か。短編ですが、読み応えあり。
  • 人でなしの恋(乙女の本棚)
    まさしく、人でなし、の恋。女の語り口での話の展開。『人間椅子』もそうだったけど、江戸川乱歩の文体好きだなぁ。
  • 刺青(乙女の本棚)
    理想の魔性の女に自分の魂を彫りたいという欲望があまり理解できないけど(理想の対象にわたしだったら傷をつけたくない)、ぞくぞくした。
    理想の対象に魅了されるのはいいな。そんな相手に出会ってみたい。
  • 夜長姫と耳男(乙女の本棚)
    久しぶりに「絵本」の形式で読んだが、物語の続きが気になるという気持ちと、美麗なイラストを見たいという気持ちで2倍楽しめた。
  • 人でなしの恋(乙女の本棚)
    2022のクリスマスプレゼント。ページをめくるたびに、どんどん狂いに気づいていく。挿絵も、物語も、全てが最高。
  • 夜長姫と耳男(乙女の本棚)
    衝撃的すぎるお話…。
    夜長姫サイコパスすぎるね( ; ; )
    美しいし、無邪気な笑顔でとんでもないこと言う。

    「好きなものは呪うか殺すか争うかしなければならないのよ。お前のミロクがダメなのもそのせいだし、お前のバケモノがすばらしいのもそのためなのよ。いつも天井に蛇を吊るして、いま私を殺したように...続きを読む
  • 二人の稚児(乙女の本棚)
    幼いときから稚児として寝食を共にしてきた千手丸と瑠璃光丸。成長とともに“煩悩”への向き合い方が変わって、それぞれの道へと分かれていく。女性の姿の描写が細かく丁寧で、谷崎さんの嗜好が現れているなあと…。どちらが正しいとか間違っているとも言えない難しいお話だったけど、“耽美”という言葉がピッタリな、“綺...続きを読む
  • 二人の稚児(乙女の本棚)
    「乙女の本棚」シリーズ37弾。

    幼少期から一緒に稚児として育ってきた千手丸と瑠璃光丸。女人禁制の比叡山で成長してきた二人の運命の分かれ道。
    二つ違いの年齢で、成長の具合がズレてしまうのが、なんともいえない。
    どちらが正解いうのでも、幸せかというのでもなく、個々人の選択の結果を、耽美に表現しているの...続きを読む
  • 夜長姫と耳男(乙女の本棚)
    恥ずかしながら、この年になるまで坂口安吾のことをよく知らなかった。数年前に『堕落論』を読んで興味は持っていたが。
    で、この話。なんか一周回って愛の話なんじゃないかと思った。相当いびつだし、登場人物の誰一人として思い入れはできないけど。ヒメの最期の言葉が呪いのように残っていて、そのせいかもしれない。
    ...続きを読む
  • 夜長姫と耳男(乙女の本棚)
    坂口安吾 安吾忌
    こちらは初読、1952「夜長姫と耳男」
    飛騨の匠の弟子の仏師、耳男。
    乙女の本棚になるまで、知らなかった作品です。

    耳男の語りの説話体。
    長者に乞われて夜長姫の護身仏を彫る。
    耳男は、夜長姫の何かが秘そむ無邪気な笑顔に囚われて、化け物を彫る決心をする。
    蛇の生き血を飲みその死骸を...続きを読む
  • 夜長姫と耳男(乙女の本棚)
    痛い痛い痛い。
    『桜の森の満開の下』も女が狂ってたけど、『夜長姫と耳男』も負けず劣らず狂ってる。
    予想外の展開にちょっと引きました。。。
    イラストが綺麗で読みやすいので『乙女の本棚』シリーズはオススメです!
  • 刺青(乙女の本棚)
    「乙女の本棚」第21弾。
    稀代の刺青師が、理想の女に出会い、自分の好み蜘蛛の刺青を施す話。妖艶な話。フェチシズム?のこと。
    ま、好きずきではあるが、クスリつかって気絶させて勝手に刺青しちゃうって、スゲー話ではある。
    幻想的小説であるんだろうけど、女の立場からしてみると気持ち悪っていう一言である。違う...続きを読む
  • 人でなしの恋(乙女の本棚)
    あまりにも表紙のイラストが綺麗で、そのまま購入

    いつもは手に取らないような本なので、なんだか新鮮。他の方の言う通り、大人の絵本って感じで素敵でした。魅了され吸い込まれるようなイラストに不気味なストーリーが絶妙にマッチして、読んでいてゾクゾクします!世の中にはこんなに素敵なイラストを描く人がいると思...続きを読む
  • 刺青(乙女の本棚)
    妖艶?耽美?いやいや言葉濁してるけどただのドS野郎とドMの話やん。ヤバいやつをこの美しい絵が中和していい感じに耽美さ、妖艶さを醸し出してるだけやん。それがでも物語初心者には大事よね。雰囲気はしっかり掴める、乙女シリーズいい仕事してる、と思
    います!

    2023.12.19
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