原リョウのレビュー一覧

  • 愚か者死すべし

    Posted by ブクログ

    沢崎のシリーズに携帯とペットボトルが出てくるとは、時代を感じる。煙草は相変わらずのようだが、今後どうするのだろう?

    0
    2022年10月11日
  • 天使たちの探偵

    Posted by ブクログ

    ハードボイルドの私立探偵は未成年にも優しかった。6つの事件は探偵家業に相応しいのか、いや仕事を引き受ける基準は金儲けではない沢崎の真骨頂のストーリー。最後に書き加えられた短編で探偵になった経緯が少し明かされる。

    0
    2022年06月29日
  • ハードボイルド

    Posted by ブクログ

    やはり原寮は面白い。書評とエッセイ、対談と未発表短編を収めてる。
    やはり元気のある内は、読み応えある文章で安心して読める。
    最近の新作小説が??だったから。

    0
    2021年11月24日
  • 愚か者死すべし

    Posted by ブクログ

    練りに練られたプロット、粋なセリフ。読み始めたらとまらない圧倒的書物。もっと色々読んでみたい筆者なのだが、これが寡作の方なんでまったくこの不満をどこにぶつけたらいいのか。10年以上間が空いているがまったく力量が衰えず増している。

    0
    2021年10月30日
  • さらば長き眠り

    Posted by ブクログ

    姉の自殺の真相を調べる。
    依頼されるまでと真相に関して若干こねくり回し過ぎやなーって感がした。今読むと全体的に古いなー。
    だから、事情の分からん海外ものが好きなんかな。
    でも、やっぱり沢崎シリーズ面白い。

    0
    2021年06月03日
  • 私が殺した少女

    Posted by ブクログ

    探偵 沢崎シリーズ 第二弾 長編小説。

    誘拐された少女の身代金受け渡し依頼を引き受けてしまう沢崎だが、その身代金を奪われてしまう。

    誘拐された少女のおじから、自分の子供達がこの事件に係わっていないかを調べて欲しいと依頼がある。
    その依頼を引き受け調べていくうちにだんだんと犯人が絞られていく。


    探偵沢崎がかっこよく、事件そのものは推理小説風だがそれほど複雑でもなく、「探偵がかっこいい小説」くらいの感じで読み進めていたのだが、最後の最後にさすがこのミスの1位を獲得しただけのどんでん返しにビックリさせられた。

    0
    2021年05月07日
  • そして夜は甦る

    Posted by ブクログ

    かなり昔だけど、実は一度読んだことがあって忘れていただけ?・・と思わせるようなテイスト。実は初読。お約束のような道具立てと気の利いた状況要約。
    ベアノ曲線のように、細かい細かいピースを、探偵の目線動線でくねくねと辿っていくうちに、一枚の絵が浮かんでくるような読書体験。

    0
    2021年02月04日
  • そして夜は甦る

    Posted by ブクログ

    30年ぶりに読み返した。
    やはり傑作。
    チャンドラー好きだけあって硬質な文体が心地よい。寡作なのが残念だが未だに駄作は無いよね。

    0
    2021年02月02日
  • さらば長き眠り

    Posted by ブクログ

    和製ハードボイルド。

    フィリップ・マーロウとエルキュール・ポアロを掛け合わせて平方根したような主人公。

    執筆に4年掛かったのも頷ける、けれど
    ちょっとこねくり回し過ぎて、、と感じた。

    0
    2020年05月21日
  • さらば長き眠り

    Posted by ブクログ

    沢崎シリーズ第4弾。11年前に甲子園で起きた八百長疑惑からはじまる長編作。長すぎて、登場人物がこんがらがってしまった。
    前作から登場人物達が相応に歳をとり、いろんな場面で前作登場人物がひょっこり出てくるなど、シリーズファンとして楽しめる。ハードボイルドな沢崎が相変わらず渋い。

    0
    2020年04月24日
  • ハードボイルド

    Posted by ブクログ

    原りょうのお勧めの作家、①レイモンド・チャンドラー②ジョルジュ・シムノン④ダシール・ハメット⑤ロス・トーマス⑥ギャビン・ライアル⑦ロス・マクドナルド⑧リチャード・スターク⑨ジョン・D・マクドナルド⑩トニイ・ヒラーマン。

    0
    2019年08月15日
  • 私が殺した少女

    Posted by ブクログ

    20年位前発売時に読んだが、今回再読。
    日本のハードボイルドの傑作といわれているの作品の一つ。
    確かに文体や会話、表現方法にその特徴がよく出ている。ちうかフィリップ・マーロウそのものだろう。
    解決編がラストほんのわずかで、ミステリーとしては伏線もろくに貼っていない。あくまでも沢崎という探偵の生きざまを楽しむ小説。
    ハードボイルドらしく、所々に名文句が挟まる。

    0
    2019年07月28日
  • さらば長き眠り

    Posted by ブクログ

    沢崎探偵シリーズ第四作。

    一年以上探偵事務所を留守にしていたところから話は始まる。
    その帰りを待っていたのは、まずは依頼人。
    その依頼人に帰りを見張るように頼まれたホームレス。
    元相棒を探す警察と<清和会>。
    それらが絡み合って、話は進んで行く。

    依頼人の姉が11年前に自殺した原因を調べるのだが、
    コールドケースの謎解きは、なぜ面白いのだろう。
    過去へさかのぼる過程が、だろうか。

    謎解き自体が一体どこへ行ってしまうのかと思うぐらい、
    長い道のりだったが、面白かった。
    今までの作品の登場人物が再登場したのも、
    個人的に土地勘のある場所が登場していたのも楽しかった。
    いつのまにか平成になって

    0
    2019年06月04日
  • 天使たちの探偵

    Posted by ブクログ

    沢崎探偵シリーズ第三作。

    短編集。
    でもその魅力、言葉の切れ味はまったく失われない。

    混乱したのは、時代設定。
    無意識にかなり前、自分が生まれる前とは言わないが、
    少なくとも大人になるかなり前だと思っていた。
    国鉄しかり、拳銃強盗しかり、富士銀行しかり。
    しかし、NTT? ソ連のアフガン撤退? 平成元年?
    ときては、衝撃と受けながら、認識を改めざるを得なかった。
    今後どうなっていくのか、沢崎探偵は。

    心ならずも少年の依頼を受けてしまった「少年の見た男」が一番面白かったかな。

    0
    2019年06月01日
  • 愚か者死すべし

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    登場人物に錦織がいない事に、あれっと思い少し不安でもあったが最後まで読むと読者の心をくすぐる展開にニヤっとさせられる。ここまでシリーズを通して読んでいて感じたことは事件のカラクリの中に当時の性の話がでてくることが多いなという感想。様々な小説の話のカラクリに性の話が絡むことは多いけど。良いとか悪いとかではなく多いなと思った。次は待望の最新巻「それまでの明日」これを読むために過去のシリーズを読んできた。期待したい!!

    0
    2019年03月25日
  • さらば長き眠り

    Posted by ブクログ

    読みごたえがあった、そして、読む手が止まらない。第一章完という事で納得の展開。読んでいて色々考えながら読むが先の展開が予想している展開とは違い予想できない所が読んでいて引き込まれるんだなと感じる、次巻にも期待したい。

    0
    2019年03月21日
  • 私が殺した少女

    Posted by ブクログ

    14年ぶりの新刊を読む前に予習。30年前の作品ながらそれほど違和感はない。昭和の匂いを強く残す車、電話、煙草等の使われ方や、機知に富んだセリフに何度もニンマリさせられた。

    0
    2019年11月22日
  • 私が殺した少女

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    憧れのマキコさんが勧めてくれたこの寡作の小説家は、なんと高校の先輩でした。そして、私の好きなジョージさんが、この先輩のことを「日本にもこんなハードボイルドが書ける人がいるんだと思ったよね」なんてかっこいいこと言ってました。確かにおもしろかったし、読み応えあったけど、怖かったわ。

    0
    2019年01月24日
  • 私が殺した少女

    Posted by ブクログ

    結末から言うと、なんで最初に救急車呼ばなかったの?と言う……蓋を開ければ単純な事故だったのになぁぁ~~て思った。それに付き合わされ巻き込まれた探偵サンが気の毒で。。前回よりは、しっかり!読めた。沢崎は依頼人にも誰にも容赦ないくらいのクールな人間なのね。また、そこが魅力なんだけど。え?という驚きはなかったけど、本当に細かく細かく書かれてる作品。『さらば、長き……』を続けて読みます。

    0
    2019年01月20日
  • 天使たちの探偵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    平成の初頭にタイムスリップしたかのようだ。「子供を失った男」のラストが印象的。

    ところで、沢崎は優秀だが、ろくに報酬をもらっていない気がする。渡辺探偵事務所の経営は大丈夫なのだろうか。

    0
    2019年01月06日