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本書は、小説に関するエッセイと対談を収める。豊富な読書体験と作家の立場から著者の理想とするハードボイルドとは何かが探求されている。さらに2篇の文庫初収録短篇と8篇の「小説以外の沢崎シリーズ」を収録。“沢崎ファン”必読の書。
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Posted by ブクログ
やはり原寮は面白い。書評とエッセイ、対談と未発表短編を収めてる。 やはり元気のある内は、読み応えある文章で安心して読める。 最近の新作小説が??だったから。
原りょうのお勧めの作家、①レイモンド・チャンドラー②ジョルジュ・シムノン④ダシール・ハメット⑤ロス・トーマス⑥ギャビン・ライアル⑦ロス・マクドナルド⑧リチャード・スターク⑨ジョン・D・マクドナルド⑩トニイ・ヒラーマン。
私が日本人で一番好きなハードボイルド作家・原尞(はらりょう)の小説以外のお仕事をまとめた本。 もともと「ミステリオーソ」という単行本ででてたのを、増補分冊したうちの一冊。 もう一冊はそのまま「ミステリオーソ」というタイトルで音楽や映画関連をまとめてあって(未読)、こちらは海外小説の後書き・エッセイ・...続きを読む対談・未収録短編などを本にまつわるものをまとめたもの。 チャンドラーへの敬愛、他の作家達への尊敬、小説論などがかいま見えて非常に面白かった。 原尞はもともと我流のジャズピアニストをやっていて、映画の脚本などをやったあとに、思い立って探偵小説を書きだしたという、なかなか異色でかっちょええ経歴の持ち主。 さらに、探偵小説を中心とした読書歴もすごいものがあるんですが、そういう人にありがちな「俺様すごいだろ」感が臭ってこないのが、実にいいですな。 チャンドラーはほぼほぼ読んだことあるけど、他に作者が愛した作家・シリーズを読みたくなってきましたよ。 備忘メモ - キャビン・ライアス マクシム少佐シリーズ - ロス・マクドナルド - 結城昌治 - ロバート・B・パーカー - トニィ・ヒラーマン - マクケル・Z・リューイン - デイヴィット・グーデス - コーネル・ウールリッチ - ロス・トーマス - ジョルジュ・シムノン メグレ警視シリーズ
原さんの、膨大な読書量に圧倒されるとともに、 チャンドラー愛が存分に伝わってくる本。 長編以外の沢崎ストーリーが読めるのも嬉しい。
原尞’(はら りょう)、という作家さんが居ます。 自他ともに認める、物凄く寡作なヒトで、しかも、基本的に「私立探偵・沢崎シリーズ」しか書きません。 というわけで、平たく言うと、かなり個性的でカワリモノな作家さん。 なんですが、探偵小説、とか、ハードボイルドと呼ばれるジャンル?とか、アメリカの小説家の...続きを読むレイモンド・チャンドラーさんが好きな人、ハヤカワミステリなどをよく読む人... などにとっては、まず間違いなく支持される作家さんです。 言ってみれば、一部マニアに圧倒的なウケている。 その原さんの、エッセイ集です。 エッセイも、多種多様なテーマ内容について、常に器用に洒脱に書いている、訳ではまったくないようで。 ・さまざまな探偵小説について。 ・愛するハヤカワミステリについて。 ・自作について。 ・「地方の学生」→「東京で売れないジャズピアニスト」→「同時並行で映画テレビの助監督の仕事」→「帰郷、小説を書く」→「デビュー」という、人生行路について。 というあたりの話題をループします。 ぶっちゃけ、同じようなエッセイも多いです。 あとは、他の本で未収録の「沢崎シリーズ」の短編が数編。 コレがけっこう、ファンにはたまらないですね。やっぱり面白い。 原さんは、ほんっとに寡作なんですが、好きな人にとってはほんっとに外さない小説家さんです。 エッセイを読んでいて。 原さんは... フランスの小説家のジョルジュ・シムノンさんが好きで、 レイモンド・チャンドラーが好きで、 映画(しかも割と昔の映画)が好きで、 ジャズ(しかも基本的にモダンジャズ以降で、わけてもどうやらセロニアス・モンクなんか好きみたい)がまあ、好きというか、血肉になっている。 ...ということが良く判ります。 別段、原さんがそうだから、という訳ではなく。 僕自身が、原さんの小説を読む以前から、 シムノンさん(「メグレ刑事」シリーズですね)は、日本語で読めるモノは舐めるように全部読んじゃったし。 レイモンド・チャンドラーも、清水さんの訳で全部読んだ上で、村上春樹さん訳も、出るたびにむしゃぶりつくように読んじゃったし。 映画(しかも割と昔の映画)は、文字通り、それを食べて大きくなったようなものだし。 ジャズ、それも基本的にいわゆるモダン・ジャズ。セロニアス・モンクさんも大好きだし。 そりゃ、原さんの描く小説は、肌身趣味的に、キライな訳はないよなあ、と、痛感。 どこまで一般性があるかサッパリわかりませんし、まして女性ウケはあんまりしないんだろうなあ、という作家さんですが、 ここまで自分と趣味的に重なっちゃう小説家さんが現在生きていることは、ちょっと嬉しいですね。 願わくば、あと2~3作くらいは、沢崎シリーズの長編新作を、生きてるうちに読めると、言うことないんですけどねえ。 第1作長編「そして夜は甦る」1989 第2作長編「私が殺した少女」1990 ※前作から1年後 第3作長編「さらば長き眠り」1995 ※前作から5年後 第4作長編「愚か者死すべし」2004 ※前作から9年後 そして...第5作長編...前作から12年後現在、まだのようですね... (昔、友人がライターをしていて、確か原さんのインタビュー&特集記事を書いていました。チョット羨ましかったです)
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