愚か者死すべし

愚か者死すべし

小説・文芸
902円 (税込)

4pt

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大晦日の朝、私立探偵・沢崎のもとを見知らぬ若い女、伊吹啓子が訪れた。銀行強盗を自首した父の無実を証明してほしいという。彼女を父親が拘留されている新宿署に送り届けた沢崎は、狙撃事件に遭遇してしまう。二発の銃声が轟き、一発は護送されていた啓子の父親に、もう一発は彼を庇おうとした刑事に命中した! 9年もの歳月をかけて完成した、新・沢崎シリーズ第一弾。巻末に書き下ろし掌篇「帰ってきた男」を収録。

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愚か者死すべし のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読み始めて以前に読んだ事が有るのを思い出した。
    幸い読んだと言う記憶は有るが結末やストーリーは、殆ど覚えていなかった。
    原りょうの小説を最初に読んだのも、この「愚か者死すべし」だった。この小説で原りょうを知り、他の作品も読み始めた。
    読んだのは何年も前で、その時に読んだ本は無くしてしまい、読んだ事も忘れていた。
    もう一つ思い出した事が、生前の母に、この小説を読むことを勧めて、母が面白かったと言っていた。
    母が元気だった頃、よく本を読んでいた。
    元気だった頃の母を思い出した。
    原りょうの沢崎シリーズは、どれも傑作だ。もっと沢山、作品を書いて欲しかったな。合掌

    0
    2023年10月26日

    Posted by ブクログ

    【大金を懐に入れるというのは、そういうことだ】(文中より引用)

    ハードボイルド探偵・沢崎シリーズの長編第4弾。自首した父の冤罪を晴らしてほしいという依頼人と警察署に向かったところ、沢崎は思いも寄らない銃撃事件に出くわしてしまう。狙撃者を追う沢崎であったが、彼が直面したのは、幾重にも折り重なった思惑の数々であった・・・。著者は、超寡作の作家としても知られる原寮。

    謎解きをはらむストーリーにのめり込んでいくことはもちろんなのですが、本書の魅力は、やはりニヒルな沢崎のキャラクターと散りばめらる乾いた語り口。時代に逆行するかのように自身の流儀を貫く沢崎の姿に、唸りたくなるような渋さを感じずにはいられなくなるかと。

    こういう小説作品を読む時間がたまらなく愛おしい☆5つ

    0
    2022年03月24日

    Posted by ブクログ

    主人公の探偵も依頼者も警官も犯罪者もヤクザも胡散臭いやつもみんなお喋りだ。本当によく喋る。何だあこれはと思っているうちに、そのお喋りがだんだんと快感になってくる。この長ったらしい会話が原尞の真骨頂なのだと合点した。ストーリーもよく練られているし、最後の二転三転もいつもどおりで楽しめる。文庫本の付けたしでのパリから帰った錦織警部補と沢崎との会話も最高だ。

    0
    2019年11月30日

    Posted by ブクログ

    沢崎探偵シリーズ第五作。

    いよいよ携帯電話が登場した。
    作中にもあるように探偵に必須な携帯電話だが、
    探偵沢崎には似合わない気がして、
    時代が進むにつれどうするのだろうかと心配だった。
    相変わらず伝言サービスを使っていて、
    なんだかほっとした。

    渡辺探偵事務所の渡辺に相談しに来た若い女性。
    依頼を引き受けたわけではなく、警察署に女性を車で送っただけだったが、
    銀行強盗の容疑者が銃撃さたれたのに巻き込まれる。
    2つの誘拐事件を解決して、大金の運び役をすることになる。
    そして、銃撃事件の真実を突き止める。

    錦織警部がパリに行ったと聞いて、驚いた沢崎が面白かった。
    何を見ても驚いたことがなかったのに。
    おなじみの伝言サービスの女性が再婚してたり、
    ひきこもりの男性と話したりとちょこちょこ面白かった。

    0
    2019年06月18日

    Posted by ブクログ

    相変わらずの沢崎のハードボイルドっぷり。
    会話や行動が、とにかくハードボイルドです。
    言い回しも洒落ています。
    とにかくタフです。
    銀行強盗の身代わりに自首した男を救うため受けた依頼ですが、同時進行でいろいろな事件が起こってきます。
    ストーリーが進むにつれ、意外な事実が浮かび上がってきます。
    練り上げられたストーリーに、思わずうなります。
    面白かった。

    0
    2019年06月11日

    Posted by ブクログ

    大晦日からの数日の出来事を描いた、沢崎さんという探偵が主人公のハードボイルドミステリー。いくつもの犯罪が交錯する中、真相に迫っていく。
    この『愚か者死すべし』は前作から9年の歳月がたって発表されている。2004年11月に発売されている。長い間ファンは待ち続けないといけない。
    でも、待ったかいがあった。面白い作品に仕上がっている。でも、長いなぁ~
    本作品の続編、『それまでの明日』は2018年に発売された。14年ぶりになる。この作品を読み終わってしまうと、また10年待たねば新作を読めないと思うと、今から五年後に読んでみてた方が、次作を待つストレスは軽減されるかもしれない?

    0
    2019年04月08日

    Posted by ブクログ

    原 尞最新作(笑)
    ここに出てくる探偵も、警察、ヤクザも決してきれいな人たちではないのだけどお互いをどこかで信じずにでもどこかで認め合っていて、
    そのこそばいゆいようなやり取りが気に入っている。

    0
    2013年09月25日

    Posted by ブクログ

    「新生」だからか、これまでの4作とテイストが違う気がする。
    全ての謎が明かされないまま終わるから?
    三日男爵のくだりとか、ギリありえそうなほら話で結構好きだった。あと今作のタイトル回収も衝撃的でよかった

    0
    2025年09月06日

    Posted by ブクログ

    愚か者死すべし

    私立探偵沢崎シリーズの最新作。
    謎は興味深い。沢崎の人生哲学は相変わらず。でも何か違和感が。
    考えて見ると、この話の中心の1つを成す、日本の政治家の不祥事の人間データベースである3日男爵の息子の話がちょっと座りが悪い感じ。これが違和感の原因か?
    うーん、途中で出てくる引きこもり青年や、男爵の息子の義理の娘になった女性にリアリティがないのが原因か?
    ハードボイルドは、やはり主人公の人生哲学ととれを彩る登場人物のキャラクターや行動のぶつかり合いを楽しむもののような気がします。
    そういった見方でこの小説を読むから違和感があるんだと、はたと気づきました。
    ハードボイルドなんだから中途半端は良くないですねえ。
    もう少し、気の利いた謎解きとクラッシックな設定でハードボイルドに浸らせて欲しかった竹蔵でした。
    でも、レベルは高いので、その点誤解のないように。

    頭が固くなってきた 竹蔵

    0
    2024年06月01日

    Posted by ブクログ

    この人のシリーズはぶっちゃけ好きなんだろうな。何しろ最初の導入部ときたら。つかみはオッケーというやつではなかろうか。
    とはいえ、中盤の話が少々難しすぎるというか、なんか文字数に比して展開が派手すぎて付いていけないのである。というより、この三日男爵の話があまりにアホらしいというか、いやこのお祖父ちゃんを襲うって誰でも思いつきそうだけど、いや誰も知らないのか。いやそういっても。。ねぇ、あんた。
    とか文句を言いつつも、最終的なオチへの流れは燃えるものがあって、いややっぱ好きやねん、てなるんだけどね。

    0
    2022年11月19日

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