原リョウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ著者作は初読。
読んでる最中でまったく犯人がわからず、最後の容疑者でキマリかと思いつつ、真相は「え、1周まわってそういうこと?」と、やや肩透かしな印象。文庫で400p超えならもっと意外性が欲しかった。
とはいえ、私はもともとハードボイルドの素養がゼロで、この本は和製ハードボイルド体験を目的として読んだため、その意味では面白かった。ハードボイルドといえば「男くささ、敏捷、知性的、シニカル、ドライ、マッチョ」というイメージだが、沢崎はそれを裏切らない印象を受けた。俳優で言えば沢村一樹的な?
奥付は1989年で、新聞記事の見出しが「新型間接税」だったり、公衆電話が赤電話(!)だったりと、随所に