原リョウのレビュー一覧

  • そして夜は甦る

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    ネットで見かけて。

    とくにハードボイルドが好きな訳ではないと思う。
    暴力にも、カーチェイスにも、銃撃戦にも、ましてや美女にも
    興味はない。

    ただそれらを含んでいても含んでいなくても、
    心魅かれるものがあるとすれば、
    それは、多分、男の「強がり」なのだと思う。
    「美学」とも「やせがまん」とか、
    呼びたい人は呼べばいい。

    誰にも、何にも囚われないおのれ一人の哲学だけで生き、
    障害に対してそれを貫く強さ。
    そういう意味では、
    金も名も求めず自分の技だけを追求する「職人」に似ているのかもしれない。

    謎解きも面白かったし、
    どう見ても実在の政治家と俳優の兄弟をモデルとした登場人物は、
    都知事とな

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    2019年05月23日
  • 愚か者死すべし

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    大晦日からの数日の出来事を描いた、沢崎さんという探偵が主人公のハードボイルドミステリー。いくつもの犯罪が交錯する中、真相に迫っていく。
    この『愚か者死すべし』は前作から9年の歳月がたって発表されている。2004年11月に発売されている。長い間ファンは待ち続けないといけない。
    でも、待ったかいがあった。面白い作品に仕上がっている。でも、長いなぁ~
    本作品の続編、『それまでの明日』は2018年に発売された。14年ぶりになる。この作品を読み終わってしまうと、また10年待たねば新作を読めないと思うと、今から五年後に読んでみてた方が、次作を待つストレスは軽減されるかもしれない?

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    2019年04月08日
  • そして夜は甦る

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    【密霧の先に】私立探偵として生計を立てる沢崎は、消えたルポライターの捜索依頼を受ける。佐伯と名乗るその男は、妻との離婚を目前に控えて忽然と姿を消してしまったのだが、沢崎は彼がある特ダネを追っていたことを知り......。著者は、本作で山本周五郎賞を受賞している原尞。

    緻密なミステリーラインが魅力的なことはもちろんのこと、沢崎を中心に広がるこの世界観がたまらない作品。ジャンルに落とし込めばハードボイルドということになると思うのですが、この渋い小説世界にどっぷりと身を浸したくなる一冊でした。

    〜彼らはいつも肝腎なことを見落とす。真実を伝えると言うが、所詮はその程度のことだった。〜

    沢崎シリー

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    2019年03月25日
  • 私が殺した少女

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    読む手が止まらない。後半の東京駅に向かう場面はたまらない、グッときた!天使たちの探偵もすぐに読むことしよう。

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    2019年03月15日
  • そして夜は甦る

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    久しぶりに読む手が止まらない小説に出会った。主人公の探偵沢崎は誉田哲也の小説の東刑事に似てるなと思っていた。正義のアウトローというようなイメージだがフィリップ・マーロウというモデルがいたんだと納得した。レイモンド・チャンドラーも今後読みたい

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    2019年03月14日
  • さらば長き眠り

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    渡辺探偵事務所に勤務する沢崎が主人公のシリーズ、長編3冊目。
    今回も、沢崎探偵の事実を積み上げていく捜査を共に歩み、時に痛い目にあいながらも、持てる駒の中から次の一歩を踏み出す。
    本書は今までの文庫本の中でも特に分厚いページ数があり、読み始める勇気を奮い起して読み始めたが、気が付くとあと数ページとなるほど時を忘れて読みふけてしまう作品になっている。
    作者である原さんは、綿密な下調べを行うためか、作品の発表までに時間がかかる。本作は前作から5年後に発表されたものだとあとがきにある。新作として待ちわびるリアルタイムで過ごした人たちは、辛抱強く待ち続けるしかない。
    『愚か者死すべし』が次に発表された

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    2019年02月19日
  • そして夜は甦る

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    面白かった。
    日本のものはあまり読まないので、このミスで初めてこの作者を知る。続けてこのシリーズ読みたい。
    車や煙草、音楽と時代を感じる。所長の使い方が上手い。依頼者の行動・感情が不可解だが‥
    後書きが示唆に富む。すぐ「私が殺した少女」買おう。

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    2019年02月18日
  • 天使たちの探偵

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    "沢崎さんという探偵が主人公の短編集。緻密な事実を積み上げ、読者にも情報として与えていながら、ぼんくら読者は最後の方で、推理する論点となる矛盾を突き付けられ、なるほどと感心してしまう。

    さらば長き眠り

    を本日購入した。沢崎探偵の活躍をまだしばらく楽しめるのは、この上ない幸せだ。"

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    2018年11月25日
  • さらば長き眠り

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    前作「天使たちの探偵」(短編集)から5年ぶりに上梓された本作!
    いや~~よかった!! 
    もうウルウルして「沢崎、おかえり~」なんて思いながら読んでしまいましたよん。
    本書の冒頭からもおわかりでしょうが、沢崎自身、400日ぶりに東京へ戻り、探偵業に復活します。
    あいかわらずのチャンドラー口調、健在でした。
    時々、推理小説ファンでトリックとかを重視する人だったら怒るかもしれない部分がありますが、それは~あなた!沢崎だから許されるんですよん。
    その部分っていうのは突然、沢崎が何も前触れなしにピタリと本当のことを当ててしまうところなんですけど。
    本書もなんともいえない暗い余韻がありました。
    これまた素

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    2015年01月23日
  • 私が殺した少女

    購入済み

    良い本です。

    このすばらしい
    本を多くの人に
    読んでほしいです。

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    2014年03月21日
  • 愚か者死すべし

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    原 尞最新作(笑)
    ここに出てくる探偵も、警察、ヤクザも決してきれいな人たちではないのだけどお互いをどこかで信じずにでもどこかで認め合っていて、
    そのこそばいゆいようなやり取りが気に入っている。

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    2013年09月25日
  • さらば長き眠り

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    事件の結末は後味悪いんですが沢崎と渡辺の結末が切なく哀愁があり満足しました。タバコの煙りと都会の渇き。やはり素晴らしいハードボイルド

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    2010年05月23日
  • さらば長き眠り

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    第一部完とのこと。どうやって、と思ったら、分かりやすい『第一部完』だった。個人的にはこのシリーズの中では今までの中で一番面白かった。

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    2009年10月04日
  • 私が殺した少女

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    西新宿の私立探偵・沢崎が主人公。実はシリーズもので、本作の1年前に出た『そして夜が甦る』が1作目。作中にも、前作をうかがわせる記述がところどころにあるのだが、ストーリー的には前作を読んでいないとわからないことはないと思われる。

    探偵・沢崎のもとに依頼の電話が入る。行方不明の家族を探す依頼だったが、「依頼人」宅に行ってみると、すでに警察がいて、沢崎は誘拐犯の一味と疑われる。わけがわからないまま、彼は少女誘拐事件に巻き込まれ、「犯人」の指示で身代金受け渡し役を引き受ける羽目になる。あちらこちらと振り回されて、挙句に殴られ、身代金を奪われる。
    少女はバイオリンの名手で、将来を期待されていた。その家

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    2025年12月29日
  • そして夜は甦る

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    いやぁハードボイルドだなぁ。

    ブルーバードに両切りのタバコ、登場人物たちの会話から情景描写に至るまでとにかく皮肉の効いた描写が小気味良い作品でした。

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    2025年10月23日
  • 愚か者死すべし

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    「新生」だからか、これまでの4作とテイストが違う気がする。
    全ての謎が明かされないまま終わるから?
    三日男爵のくだりとか、ギリありえそうなほら話で結構好きだった。あと今作のタイトル回収も衝撃的でよかった

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    2025年09月06日
  • 私が殺した少女

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    沢崎のセリフのほとんどが洒落てるけど嫌味で回りくどい、でもそこがいい。
    2作目になって、錦織とか橋爪の絶妙な距離感がいいなって思う

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    2025年08月18日
  • 天使たちの探偵

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     一九九〇年に単行本として刊行され、一九九七年に文庫化された連作短編集。昭和から平成にかけての新宿付近を主な舞台に展開されるハードボイルド。物語の世界に没入するまで少し時間がかかったが、主人公である私立探偵の沢崎のキャラクターに馴染んでからは、ぐいぐいと引き込まれていった。ハードボイルドではあるが後味はよく、文庫化にあたって書き下ろされた「探偵志願の男」も、後日談として洒落ている。

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    2024年10月30日
  • 私が殺した少女

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    「そして夜は蘇る」に続く探偵・沢崎シリーズ第2作目。 日常の些細な出来事から生じてしまった殺人事件。間接的に事件に関わっていた少年・慶彦の葛藤と、それを知った沢崎の普段は見せない言動の描写がこの作品に温かみを与えているように感じた。 東野圭吾の「真夏の方程式」を思い出すような作品だった。

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    2024年07月30日
  • それまでの明日

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    毎度お馴染みの登場人物達と沢崎との掛け合いがいくつシリーズを跨いでも面白い!ストーリー自体は安定のハードボイルドだが、意外な結末には要注意。

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    2024年07月30日