鳩村衣杏のレビュー一覧
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ネタバレ自分が彼のことを好きなんだ、と思い知らされた人から、結婚の知らせを受けた夜。
副島穂波は、どうしても誰かに抱かれたかった。
そんな彼が一夜の相手に選んだのは、年下の男。
副島は、彼と「キスはしない、今夜一晩だけ」という約束をしてからベッドを共にしたはずだったのだけれど、その男・冽は、その約束を破り、「もう一度会いたい」と言い出し、断る副島に無理やりキスを仕掛けてきた。
副島はそのままホテルを後にするけれど、ひょんなことから冽と仕事の関係で再開してしまう。
そこから冽のアプローチが始まり、副島は断り続けるけれど、次第に冽の不器用な情熱に惹かれていく……
という話でした。
恋愛を拒んでいた男が、若い男の情熱にほだされてもう一度、恋愛をする話……だったんですが。
ちょっとそれとは違ったのは、くっついた「おめでとうー!」と思ったら、ちょっとしたドロドロが待っていて、実は副島が初めてキスをした相手が、冽がコンプレックスを感じていた実の兄だった……というおまけつき。
そこからそれなりにうまくいってたはずの二人の関係がギクシャクし始めて……という因果すぎるお話。
まあ、最後はハッピーエンドに落ちてくれたからいいんですが、そんな偶然、設定に盛り込まなくてもいいのになあ……と正直思ってしまったし、素直に幸せにしてあげてもよかったんだろうなあ……と他人事だからこそ、思ってしまいました。
話は面白かったと思いますが、最後のところはちょっと蛇足だったかもしれない、と個人的には思います。 -
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敏腕プロデューサー×生真面目な編集者(中途採用新人)の出版業界お仕事もの。タイトルと表紙の雰囲気が気に入って購入しました。
■面白かった点:仕事描写のディティールが細かいので、「あぁ〜お仕事しとるんじゃあ〜」という気分になりました。加えて本作はミュージカルや社交ダンスが重要なポイントを占めていたりして、それらの要素が心情の動きの説明に多用されてるのは新鮮味がありました。あとこれは個人的な嗜好ですが、物語上のキャラクターが好きな映画や俳優の話を固有名詞出しまくって話すさまが好きなので、本作の冒頭のシーンは格別好きです。
■つまらなかった点:これ恋愛おまけじゃないかい?というほど恋愛要素は薄い感じです。いや、やることはやってるんですが、主役二人が仕事人間なためか、どうしても仕事のサクセスストーリーが主軸となり、恋愛関係の構築は二の次になった結果、テンプレBL恋愛になってるなあというのが正直な感想です。ゆえにあまり迸るほどの萌えは得られませんでした。 -
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生真面目公務員×恋愛体質漫画家
2本立て、面白かった!!
婚約者にフラれた公務員が道でであったのはその婚約者に似た男。
偶然マンションの隣同士だった。
天真爛漫に近づいてくる男に警戒するも流されているようで、しっかり自己分析しているあたり話が面白くなってグダグダしなくて良かった!
脇キャラも良かったし、元婚約者も理解ある人で良かった。漫画家の方のお兄さんもいい人だし。
唯一2本立ての方の編集者がイラっとしたけどちゃんと制裁あったし、それとは別できちんと仕事をする漫画家の好感度UP!
全体的にテンポ良くて楽しかった!!いいカップルです☆3.6 -
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『映画館で逢いましょう』のスピンオフ。
攻め:采女舜太郎
受け:イライアス・ウォン
映画配給会社に勤務する采女はわがままな外国人俳優・エリー(イライアスのこと)の昔からの友人なのでプライベートでも何かと気にかかっている。今は友人として接しているが一度は振られた相手で。
そんな彼が性欲処理のためにホストクラブに行きたいと言い出し。
この二人が出てきた『映画館で逢いましょう』はユギさんの挿絵だったので、微妙に印象が変わりました。
美しさと艶やかさが足りないというか。滲み出る色気が足りないというか。残念すぎる。
話はまあ面白かったけど、映画館で〜のような感じじゃなかったなぁ。やっぱり挿絵のせいかしら? -
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ブラコンをこじらせた弟と、それに気付いていなかった兄。
隠微でロマンティックな話を期待していたら、義兄弟のコメディ仕立てで楽しく読めるストーリー。禁忌的なムードは皆無でした。
家に寄り付かない大学生の圭一郎を心配した母親に頼まれて、寮を訪ねた善海。かわいかった弟は熊のようにむさくるしく変貌していて、嫌われているかのように態度も素っ気なく。
善海があれこれ弟の世話を焼いてイケメンに変身させる様子が楽しかったです。何しろ、みずかねセンセの衝撃的なイラストに驚いた後でしたからね~
善海はお兄ちゃん気質で、「兄はこうあるべき」みたいな考え、理想があるタイプです。だから、いちいちああしろこうしろと圭一郎に指図しちゃうんですが、意外に弟は甘えっ子のブラコンのくせに実は料理も上手で将来設計もバッチリのしっかり者(ただし兄ちゃんの尻に敷かれる)だったりしました。
初めは母親のために面倒を見ようと思っていた善海ですが、てっきり嫌われていると思っていた弟から、思わぬ気持ちを聞かされてしまい、だんだんほだされてしまう人の良さにニヤニヤしてしまいました。
年上の善海がここだけはリードしようと思っていたH。
これが意外にもいいHシーンでした。DTにしてやられる善海…!DT攻大好きマニアにはたまらないでしょう…
途中少し間延びしたテンポになったりするけど、おいしそうなご飯が登場したり、クスッと笑えるシーンもあったりで和めるところは良かったです。 -
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ネタバレ「美しき厄災」のスピンオフ。
攻め:島広矢
受け:恩田真庭
映画配給会社に勤める真庭の住んでる同じ階に、上司である島の弟が転居してきた。弟・広矢はモデルだが不遜な感じで第一印象は悪かった。しかし打ち解けてくるうちにそれは自信の無さの裏返し、と分かり好意が恋愛感情だと自覚する。
主役カプのそれぞれの成長がわかる話なんだけど、周りにいる大人の男たちのセリフがかっこいい。麻生さんとか神尾さんとか。こんなかっこいいセリフを言える成熟した大人の男、現実に居てほしいなぁ。
「美しき厄災」を未読。
「ラブエトセトラ」で横恋慕していた島広矢と「映画館で逢いましょう」に出てきた恩田の話で、知ってるメンバーが出てきて楽しかった。
書いてる鳩村先生もあとがきで、レーベルをまたいで同じ世界を書けて楽しいみたいに書いてあって、わたしもこういう同じ世界で生きてるんだな、っていうのが好きなので、レーベルが違っても嬉しかった。
「美しき~」は島・兄の話なのねぇ、読みたい!
絵師さんのタカツキノボルさんは、今の絵よりこの頃の方が身体の線が柔らかくてちょっと細めで気にならなかった(最近の裸体は胴が太くて私的にはイマイチ)ので、良かったです。 -
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ネタバレシリーズ3作目(完結)
レイズの仕事を離れて島広矢の写真集に携わることになった芳野。それに伴い撮影場所であるプラハに同行。その間、恋人の元浦とは離れ離れになるうえに、取っつきにくいと思っていた広矢が横恋慕してきて、、、。
恋人になったからと言って順調に進むわけじゃないよね、というお話。横恋慕する男の出現もそうだけれど、自分はどうしたいのか、とか二人でどのように生きていきたいのか、とかを丁寧に書いている。
大人カプ松永×桂の続きは無い、と言っていたけれど反響が大きかったのか、彼らの話も。ただしこちらは、桂がやっとボストンに引っ越したその数日後に桂の元カレからの連絡があって、というもの。キリキリとするような身を焦がす恋愛だった相手を忘れられるわけはなく、でもその中で当時の自分を見つめ直し今の自分を改めて見直す、その作業の中で見えてきた松浦に対する思い。そうやって自分を肯定して二人で生きていくのね、というのが良かった。
そして、元浦視線の同居して3か月目の、同居しなければ見えなかった、相手の粗を感じて、なんとなく、、、と思っている気持ち。でもゆるゆるとその日が終わり、向き合い直して相手に対する気持ちを確認していく。
結婚も同じだなって自分に当てはめて思ってしまいました。緊張感を持ったり、これくらいは許してくれる、みたいな甘えはあんまり出しちゃいけないのねぇと。期待しすぎないこと、と桂さんが芳野に言ったけど、大切なことよねと思いました。元は他人なんだもん。 -
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ネタバレシリーズ続編。
編集者×デザイナー
攻め:元浦梓
受け:芳野大地
恋人になって5か月、関係のある仕事をしているので打ち合わせなので会うには会うけれど、忙しいタイミングが違うためになんとなくすれ違ったり、ドタキャンもよくある日々。そんな中、芳野のボスの息子が留学先から一時帰国。高校生のころから知っている凱を弟のように思っていたが、向こうは違うらしい、、、。
合鍵を渡して二人の距離が近づいたけれど、横恋慕する相手が出るとやはり脆い。でもそうやって少しずつ関係を強固にしていくんだよね。
2作目は、元浦視線で自分が恋人を守りたいとか自分の事は自分で解決したいとか男同士ならではの矜持みたいなのがあって良かった。そうやって二人の関係が良くなっていくんだよね。
桂とその相手松永とのボストンでの話もエチのみだったけど、松永の好き、のきもちは分かって良かったんじゃないかな。あとがきで、彼ら二人の話は完結してるので、ということだったけど、完結していても話は考えられるのでは?と思うのだけど、、、。読みたいけど、どうなんだろう。
ちょっとだけ『映画館で逢いましょう』の島さんの弟の名前が出てきて、その彼の写真集を作るのに芳野がかかわるらしいので、それも楽しみ。
絵は、今回からしおべり由生に変更。前の少女漫画チックな感じより少しはましなのかな。でも、可愛らしい線なのよね。。。