鳩村衣杏のレビュー一覧
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ネタバレ浅羽佑は、稼業でやっているパティスリーを継ぎ、まあまあの営業成績をやってきた。
そんな浅羽がやっているパティスリーは有名になったものの、デパート等の出店は一切せず、コラボ商品もまったく出さないことで有名だった。
けれど今回、かなりいい条件でコラボ商品を出させてほしい、とパンを作っている会社から依頼が来、その条件ならば……とコラボ商品を作ることを了承することになった。
その打ち合わせのために出向いた会社で出会ったのは、大学時代に苦い思いを抱かされた相手・柘植匡だった。
どちらも同じ名前だったのにも関わらず、顔も成績も恋愛も負けっぱなしだった浅羽は、柘植に一方的なライバル心を抱いていた。
そんな男との再会に、負けず嫌いな浅羽の胸に再び火が付くけれど、東京滞在中に用意してもらっていたはずの部屋が用意されておらず、手違いで柘植と同居することに。
一足先に部屋にたどり着いた浅羽は、その部屋の惨状を見て唖然。
意外と天然で男気もあるのに、家事は壊滅的にダメであるとライバルの弱点を知るけれど、浅羽はこんな部屋ではおちおち寝られない! と掃除をし始めてしまって……
という話でした。
かつてのライバルに再会したはいいけれど、同居しているうちに勝手に目を吊り上げていた相手のいい面が見えてきて、次第に恋に落ちていくというよくあるライバルから恋に落ちちゃったモノ。
よくもないけど悪くもなく。
ライバル者が好きな人にはオススメできる内容になっているかな、とは思っています。 -
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攻め:渡会創介
受け:利光直
以前の大学出版社からエンタメ系出版社に転職した直は、新しい会社のノリノリな社風に戸惑っている。そんな中、社内での独自の文化祭みたいな『虎脳祭』委員長に決まってしまい…。
少しお堅い感じのイメージが自他共にある直が渡会と知り合って、自分でも知らなかった自分を改めて見つめ直すことが出来て、渡会に惹かれていく。その過程が良かったです。そして相手が男だからこそ、負けたくない、自分の力でやりたい、相手に認められたいという気持ちから悩んだり考えたりするのが、BLならでは!という感じで良かったです。
書き下ろしは渡会視点での本編で行う男同士の社交ダンスを練習することになった様子。エチ場面が無かったのが残念。書き下ろしは甘々描写、いちゃいちゃが読みたいですw
ムクさんの絵も良かったけど、フルールさんは口絵はないらしく、残念。 -
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攻め:大伴
受け:業平歩
子供の頃から可愛くて、大人になった今は魅惑的で周りの男女からモテる。しかし、修羅場に発展するうちに冷淡な態度を取るようになった歩。
ある日ストーカー女を上手に撃退してくれた同期・大伴と仲良くなる。大伴も歩とセットで語られる程のイケメンで、しかし料理が出来ないのに出来るだろうと誤解のまま弁当男子選手権に出ることになり、料理全般が得意な歩が教えることに…。
受け子ちゃんは「形よく描かれた眉は強固な意志を主張し、筋の通った鼻は細過ぎず、どこかいたずらっぽい少年の面影を残し(略)唇は淫蕩な香りを放つ」くらいの美貌らしいです。
なのに、そういう表現があるなら美しい、とか 綺麗とか の種類の絵師さんにお願いして欲しかったです。
深井先生は嫌いじゃないけど、綺麗系の絵の種類じゃないよね?
私の中で綺麗と言えば蓮川さん、水名瀬さん、陸裕さん…。
表紙は良かったんだけどなぁ。
お話はすごく良かった!元々お互いゲイじゃないから、最初は居心地がいいとか楽とかいう感覚なんだけど、相手に女の影が出てきてアレって思ったり、自分の気持ちを自覚した後もあっさり身体を繋げる真似はしないで自分の気持ちを探りに行ってるところとか。もちろん男同士だから慎重になるのはあるだろうけれど、そうじゃなくてじっくり考えてるのがいい。いろいろ切なくなってるのも良かった。やっぱり逡巡は大切よね。
料理もいろいろ美味しそうなのが出てきて良かったです。
うん、ホント、絵師さんが美しい系の絵柄だったら☆4つにしたのに。 -
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攻め:教授・甲田尚臣
受け:リーマン・最首頼久
頼久は両親亡き後10才年の離れた弟妹を育て上げることに心血を注いでいたが二人が相次いで独り立ちしたので時間を持て余していた。そこへたまたま社会人講座の講師だった甲田と出会い付き合うようになり、甲斐甲斐しく甲田の世話をすることに。
それまで享楽的な生活をしていた甲田だが頼久の「甲田の幸せが自分の喜び。浮気も何もかも容認」に違和感を感じ…。
生きがいの無くなった受けが次の生きがいとして甲田を選び実際そうするけれどそれは生きがいの対象であって愛(気持ち)ではなく…。
苦手絵師さんだったので鳩村先生は好きだけど読んでなかった作品。
終わりが良妻賢母(母ではないか…)風でそこがちょっと私の萌えとは相容れないけど、作品の出来としては良かったと思う。
最初甲田を安元氏で、頼久をたっつんで脳内変換しながら読んだけど
成田×平川でCD出てたのを思い出して後半はそっちで変換。こういう芯がある美人は平川さんに合ってるだろうなと思う。未聴なので聴かなきゃ。
挿し絵だけど私が苦手であるのを差し引いても、甲田が全然かっこよくなかった。やっぱり苦手な絵師さんだわ…orz -
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ネタバレ「映画のクレジットロールを見ると、反射的に涙がでてくる」というくせを持った男・國重周。
周は、大手印刷会社を辞め、仕事を探している最中。
ところが、周が採用されることになったのは、中小の映画配給会社。
周は、映画にも俳優にもまったく興味はなかったけれど、不思議と居心地の悪さは感じなかった。
映画配給会社「エルシノア」に社長は、凄腕宣伝マンとして有名な神尾。
その神尾は周の奇妙なクセを知ってもバカにしたりはしなかった。
けれど、その時に言われた「役に立つ」という一言に周は反発を覚えてしまう。
それ以外にも、周はいちいち神尾の言動に一喜一憂してしまう。
おまけに、神尾は実はバイでプレイボーイだと知り、ますます神尾のことを意識してしまう周は……
という話でした。
新たな人間関係に身を投じた周が仕事にも、人間関係にも振り回されながら魅力的な人たちに囲まれて頑張る話……でした。
どちらかというと神尾は余裕で、周が一喜一憂しているのも周の気持ちもきっと手に取るようにわかっていて、そもそもがお坊っちゃまだったけれどその家をうとましく思っていた周とは経験値が全然違うので、周視点で物語が進んで行くのもあいまって、周が一人でぐるぐるしている感じでした。
でもそんな恋愛要素よりも、一番は、映画配給会社のシステムだとか、他の魅力的な社員だとかに圧倒的なページが割かれていて、ラブラブになったには最後の本当にちょっとだけでした。
でも、恋愛以外の部分もとても魅力的に描かれていたので、それがストレスになることがありませんでした。
恋愛もそれ以外の部分も楽しく読みたい人にはお勧めします。 -
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攻め:映画配給会社社長・神尾
受け:國重周
クレジットロールを見ると涙が溢れてしまう國重は映画館で涙してしまった後に「いい映画でした?」と声を掛けられる。
後日再就職の面接に行った会社でその男が社長だと知る。
実は三分の2くらいに後書きを読むまで秀先生の作品だと思い込んで読んでました。すみませんm(_ _)m
秀先生にしてはエッジが効いて無いな(ヒリヒリした感じ?)と思っていたのですが、鳩村先生なら納得です。あっ褒めてます。
鳩村先生らしい職業BLでした。
濃厚なエロとか、激しい事件とかは無いけど、映画配給業界が垣間見えて面白かったです。
ユギ様の絵も相変わらず素敵でした。 -
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ネタバレ不動産関連会社に勤務する業平歩は、美貌で名を馳せる有名人。
しかも並の女よりもよっぽど家事ができるという完璧人間。
ところが、完璧であるが故に、何をやっても「顔がいいやつは……」と正当に評価されないことに不条理をおぼえていた。
おまけに、業平の見た目につられた女がストーカー化してしまっていて、ほとほと対応に苦慮していた。
四六時中つきまとわれ、住宅メーカーに勤める以上、頻回な引越しもできず、困り果てていた。
ある日、業平が会社から出ようとしたところに、その女を見つけ、たまたまタクシーを呼び止めていた同期の本社の幹部候補・大伴由晴に助けを求める。
一方の大伴も同じく見た目のよさで名を馳せる有名人。
その爽やかな風貌から、何でもできる、というレッテルを貼られ、「お弁当男子選手権」なるものに無理やり出場をさせられることになっていた。
「趣味は料理、夢がイクメン」のはずの大伴の実態は家事はからっきしダメ……。
呆れ果てた業平は、家に匿ってもらうかわりに、コンテストに対する料理指南と同時に、家事に対する指導もすることになったが……
という話でした。
あらすじのとおり、イケメン×イケメンなお話ですが、イケメンだって何でも簡単にできるわけじゃない!というのがサブタイトルに付きそうな感じです。
ちょっとずつイケメンであるということを理由に勘違いを周囲に受けていた二人が、一緒に暮らすうちにお互いのいいところに気づいて、そのままハッピーエンド。
お互いにいい影響も与えあっているし、この上なく前向きなカップル。
出だしは、イケメンだから〜というちょっとしたマイナスから始まってますが、どっちもできる男なので、そこからのレベルアップが半端ないです。
ここまで完璧になられてしまったら、女子としてはもったいないと思わないといけないような気もしますが、そこはBLなので……
イケメンの苦悩を楽しみたい方にはオススメします。 -
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ネタバレ攻はゲイに近いバイ。受は本来ノンケ。
同じマンションに住む二人が、間違って郵便物が配達されたことから出会う。
その後、受は攻がゲイだと知ったときにショックを受けて一時はギクシャクとなるけれども、そのうち気になる存在に…
そしてめでたく恋人同士になるけれども、その後、攻が記憶喪失になるお話。
まぁそんな、可もなく不可もなく、と言った感じ。
ただ、記憶喪失ものはよくあるけれど、私が読んだ中では、今のところ記憶喪失になった後で、話が終わるまでに記憶が結局もどらなかったのは初めてのパターンだったので、それはそれで新鮮だった。
ただ、二人とも最後は「もう思い出さなくてもいいよ」となっているけれど、攻が受を好きであればあるほど、本当ならば、出会った頃や受が自分に飛び込んできてくれたときのことも思い出したいって思うんじゃなかと思うけれど…
思い出せないのが受に悪いって意味じゃなく、より多くの受を知っていたいという意味で。