藤田勇利亜のレビュー一覧
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原案・板垣恵介、原作・夢枕獏、漫画・藤田勇利亜『漫画 ゆうえんち −バキ外伝− 10』秋田書店。
5巻をもって完結した夢枕獏の『小説 ゆうえんち』でイラストを担当した藤田勇利亜が漫画化するという何ともややこしい作品。
ついに第10巻。格闘技好きにはたまらない。師匠の松本太山の命を奪った柳龍光を倒すために、ゆうえんちに乗り込んだ葛城無門の前に次々と現れる強敵たち。
数学教師で葛城無門の叔父である神奈村狂太が無門の前に立ち塞がる。ハーバード大を首席で卒業した狂太はアメリカのハイスクールで数学を教えていたが、兄の死を切っ掛けに日本に帰国する。狂太は兄の死には無門が関係していると考えていたのだ。
そんな狂太がゆうえんちで無門の前に現れる。狂太の使う得体の知れない数々の技と見たこともない古武術に苦戦を強いられる無門だったが……
本体価格800円
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バキ外伝小説の「ゆうえんち」のコミカライズ9巻。
まるっと無門と羽鳥薫の戦い。
忍者?ニンジャ?どちらの表記の方が羽鳥と表すのに相応しいのか。外連味たっぷりの観覧車対決をメインに据えるならニンジャかと思うけど、猛虎落地勢を使いこなす勝負への執念を鑑みると忍者になるのか。
「ゆうえんち」全編通じて、観覧車対決はベストバウトに選んでしまいそうな戦いではあるのでニンジャなのかな。
アクションスターのニンジャ、仕事人の忍者という区分けかなぁ。
愚地独歩の後ろ姿に、私刑執行スーパーマンのマルス・リードの登場も好ましいですが、観覧車対決がやっぱりいいです。
無門と羽鳥だけではないですが、肉体も精神もイカれているメンツばかり参加しているのだ、というのがすごくわかりやすいです観覧車対決。
書いていて気づいたけど、羽鳥薫ってハットリくんをもじってるのか。作中でも無門が揶揄するように言っていたけど、そこで気づきませんでした。「くん」を「薫」の音読みにしてるのだね。自分のセンスの無さが悲しい。 -
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原案・板垣恵介、原作・夢枕獏、漫画・藤田勇利亜『漫画 ゆうえんち −バキ外伝− 9』秋田書店。
5巻をもって完結した夢枕獏の『小説 ゆうえんち』でイラストを担当した藤田勇利亜が漫画化するという何ともややこしい作品。
月1連載につき、ようやく第9巻に到達。ゆうえんちへの参加者が何人居るのか明らかにされていないので、連載を続けようと思えば、無限に続けられるだろう。夢枕獏の『小説 ゆうえんち』の方は葛城無門がゆうえんちの主催者である蘭陵王と無門の師匠の仇である柳龍光を倒して、幕を閉じるが、こちらの方はさらに一波乱ありそうだ。
前巻では主人公の葛城無門の闘いが無かったが、今巻ではいきなり忍者のような風体の男との闘いが始まる。忍者の名は羽鳥薫。
羽鳥の繰り出す忍術のような技はトリックに裏打ちされた奇妙なもので、柳龍光並みに卑怯な手を使って来るので、無門はかなり苦戦する。そこに姿を現した無門の叔父を名乗る神奈村狂太。この男もゆうえんちでライオンを素手で倒すなど、なかなかの強敵だ。
本体価格720円
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原案・板垣恵介、原作・夢枕獏、漫画・藤田勇利亜『漫画 ゆうえんち 7』秋田書店。
5巻をもって完結した夢枕獏の『小説 ゆうえんち』でイラストを担当した藤田勇利亜が漫画化するという何ともややこしい作品。
第7巻に到達。完結までにはあと何巻を要するのだろうか。
藤田勇利亜の作画は、板垣恵介の描く『刃牙シリーズ』よりも登場人物がおどろおどろしく、妖怪じみている。その点は夢枕獏の伝奇小説や格闘小説の方に近いのかも知れない。ハリウッドザコシショウの誇張ものまねみたいなものだ。
『ゆうえんち』に葛城無門に縁のある人物が現れる。その名は葛城無門の育ての父親の弟の神奈村狂太。何者か知らないが、恐ろしく強い。この先、葛城無門と闘うことになるのだろう。
第7巻の読みどころは柳龍光と神野仁との同門対決だ。しかし、闘いが始まって間もなく、次巻への持ち越しとなる。気を持たせるなぁ。
週刊少年チャンピオンで月1連載されているのは知っているが、敢えて目にしないようにしている。
本体価格720円
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ついに無門と柳の決戦が始まった「ゆうえんち」4巻。
これがラストバトルとなるか、それとももう一盛り上がりあるのか。ありそう。
決戦の前に明かされた無門と愚地克巳の父親死亡の真相。サーカスにいた頃の生みの親と、育ての親の結末。育ての親というと語弊があるか。克巳はおそらく、ことの真相は知らないのではないのかな?事件当時はまず知らないし、現在でもどうなのか。それについての描写あったかなぁ。
育ての親というのは、無門も克巳も神奈村正介でなく、松本太山であり愚地独歩であるのは、その後の彼らの成長を見れば自明。語弊という言葉では足りないな。
過去を語り終えて、さあ決戦という前にまさかの愚地独歩参戦。相手は相撲の龍金剛。この二人の戦いは夢枕獏みが深くてたまらない。格闘技はSEX、SEXは最高のコミュニケーションといった人がいたけども、この二人の戦いはそれだと思います。その最中に、堤城平のことを語りだす愚地独歩。浮気してるじゃないの。ただただ気持ちよくて夢中になって、いけるところまで二人でいこうぜ、の最中に他の相手を思うとかだめ。堤城平かあ。バキワールドで戦う彼も見てみたいなぁ。
「バキ道」で力士と戦った時、だいぶ我慢できずがっついてしまってますが、この龍金剛との戦いがあったのになぁ、と思います。それほど、力士という存在は憧れに近い好物なのでしょう。
そしてそして、ついに始まった無門と柳の決戦です。
ビルの外壁を登って接近する柳。それを迎え撃つ無門は屋上からの落下中の先制攻撃という勇敢なのか無謀なのか。
「ゆうえんち」の柳は裡に秘めた魔性が体臭となって溢れ出てきている妖怪っぷりがよいです。さて、この戦いはいったいどうなる、どんな結末で柳は負けるのか。 -
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柳龍光と神野仁、葛城無門と羽鳥薫、葛城無門と神奈村狂太。
まさか神奈村狂太が無門の叔父だとは、まさか御留式の使い手とは。「ゆうえんち」で明かされた人間関係の中でも結構なレベルの驚き。
これ大丈夫?バキ世界の相関図どんどん更新されてゆくのだけど。案外、世間は狭いんだなぁ、と思います。そして、久我重明の存在が夢枕獏ワールドとの繋がりも生んでしまっているので、もう広がりすぎて何が何だか。
便利すぎるよ、彼。そもそも「獅子の門」と「餓狼伝」をつながってしまう形で久我重明を登場させたのは、板垣さんなのでお互い様か。
「好きにやってください」の二人なんでしょうね。
なかなか出会えない柳と無門。違う場所で戦いを続けている二人。どんな形で接敵するのか。どちらのコンディションが万全な状態なのか。はてさてどうなる。
とは言いつつも、「ゆうえんち」で負けて柳が捕まったはずなので、どういうつもりで「敗北を知りたい」と言うのか。 -
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原案・板垣恵介、原作・夢枕獏、漫画・藤田勇利亜『漫画 ゆうえんち 3』秋田書店。
全5巻をもって完結した夢枕獏の『小説 ゆうえんち』でイラストを担当した藤田勇利亜が漫画化するという何ともややこしい作品。
やはり、原作とは少し構成やストーリーを変えてきた。オリジナリティが加わるのは大歓迎。原作に登場しなかったキャラクターが登場しても面白い。しかし、ストーリーはなかなか進まない。3巻を終えても、『ゆうえんち』の入口すら見えて来ない。
主人公の葛城無門は愚地独歩の養子になる愚地克巳の実兄という設定で、無門の師匠の松本大山は範馬刃牙の恋人である梢江の父親という設定だ。
既に夢枕獏の『小説 ゆうえんち』を読んでいるので最初から解かっているのだが、ようやく松本大山に瀕死の重傷を負わさた人物の名前が明らかになる。その人物は、範馬刃牙とも死闘を演じた空道の使い手、柳龍光。
無門は大山の仇を討つべく、柳龍光の所在を探る。
ちらりと範馬刃牙も登場し、花山薫の握撃も描かれる。
柳龍光は『ゆうえんち』に居るんだけどね。
本体価格660円
★★★★ -
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夢枕獏、藤田勇利亜『漫画 ゆうえんち -バキ外伝 2』秋田書店。
先頃、全5巻をもって完結した夢枕獏の『小説 ゆうえんち』でイラストを担当した藤田勇利亜が漫画化するという何ともややこしい作品。
月1回の連載なので単行本としてまとまるまでに時間が掛かるようだ。
やはり、原作とは少し構成やストーリーを変えてきた。オリジナリティが加わるのは大歓迎。原作に登場しなかったキャラクターが登場しても面白い。
主人公の葛城無門は愚地独歩の養子になる愚地克巳の実兄という設定。今回登場する松本大山は範馬刃牙の恋人である梢江の父親という設定だ。磯村露風は夢枕獏の格闘技小説に登場する脇役クラスのキャラクター。
第2巻は主人公の葛城無門が松本大山に弟子入りし、何故か磯村露風から無寸雷神という技を伝授されるという内容である。後半には『ゆうえんち』の主宰者の息子・蛟黄金丸と無門との運命の出会いも描かれる。
本体価格660円
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黄金丸と黄海王のデモンストレーションが開幕前夜。そして、ついに開幕した「ゆうえんち」です。
無門の最初の相手は、ゴブリン春日。その闘いの最中に、目的である柳龍光と遭遇します。
まさか、ここで決着なのか⁉︎ゴブリンとの闘いは続行しているのに、乱戦になってしまうのか⁉︎と予想外の出来事にワクワクするも、そんなことは起こるはずもなく。
顔見せでした。そらそうだ。ラスボスである柳龍光との闘いは、クライマックスでしょうよ。
各章の頭で、「ゆうえんち」参加者を知る人がその人について語るとこから始まるのですが、これ絶対に長編になるよね、という感じしかしないです。強さのインフレとかいうことではなくて、序列がわからない。
とりあえず、刃牙の登場人物はイカれっぷりが大人しかったのかと。夢枕獏世界の方が、どいつもこいつもイカれてます。みんな心の裡に獣が潜んでいて、好きあらば顔を出そうとしている。「ゆうえんち」参加者は、むしろ顔を出すため解放するために参加している。イカれてますよ。
愚地独歩や渋川剛気が街のチンピラにちょっかい出す、みたいな場面がありましたが、あれで済ましていない輩が地下に好んで存在していて、彼らのためのお祭り「ゆうえんち」。比べると、後楽園の地下闘技場はちょうど良い塩梅なんだなぁ。
ゴブリン春日を無寸雷神で撃退した無門。柳龍光を追い求める彼の長い夜は始まったばかり。ラスボスである柳龍光は敗北することが決定しているので、どんな闘いになるのだろうか。蘭陵王が見せた松本太山との闘いが、伏線か。 -
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週刊チャンピオンで連載中の小説バキ外伝「ゆうえんち」。
主人公は葛木無門。あの柳龍光を師匠の仇という少年。時系列はバキの最強死刑囚編の前なので、柳を捕まえた少年ということですね。
いろいろと、バキの登場人物との関わりがあったり、夢枕獏の小説の登場人物が出てきたりと、板垣恵介&夢枕獏の世界を重ね合わせて煮詰めていく様子です。
無門の素性に驚き、師匠である松本太山の素性にまた驚く。
克己の兄という無門。こずえの父親だという太山。いやいや、好き勝手やらしてもらっているなぁ、という感じです。漫画版餓狼伝の方も、好き勝手やらしているので、お互いにどうぞどうぞ、なのでしょう。
刃牙とこずえが結ばれた後の、柳とシコルスキーの襲撃の際に、こずえが「私も戦う?」と構えた場面。
太山がこずえの父親で、太山の仇は柳龍光。
それを踏まえて読むと、また違った趣になりますね。こずえ自身はそのことを知らないと思うので、この行為は偶然なのでしょうけども。
こちらでも登場、久我重明。どこにでも出てくるね、この方は。
全身黒ずくめで、どこにでも現れる。それだけ聞くと、アレみたいだよね。嫌われ者の虫のアレ。 -
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バキ外伝小説の「ゆうえんち」のコミカライズ8巻。
神野と柳の決着。龍金剛お披露目。
技や経験もさることながら、闘争の中で生まれる愉悦に対する執念で神野を上回った柳の勝利。あの手この手で柳を出し抜き勝利を得ようとした神野の思考は、間違ってはいないはずですが、その先にある快楽に耽溺する狂気の差で敗北したのかなぁ。
そういう意味ではマスター国松は、強者なんだと思います。本当に、あの人は登場するたびに人外であることの気持ち悪さを更新してゆきます。
そんな愉悦とは無縁であるかのような鉄面皮で、「ゆうえんち」での勝利を手にした元横綱・龍金剛。
彼が力剛山を襲ったのは、古からの因縁ということでよかったのだっけ?小説は読んだのだけど、このシーンが後の伏線になるとは思っていなかったので、記憶が薄い。