【感想・ネタバレ】漫画 ゆうえんち -バキ外伝- 8のレビュー

あらすじ

本格格闘小説の父・夢枕獏版『バキ外伝』、待望の漫画化ッッ!! 刃牙ワールド×獏ワールド!!

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Posted by ブクログ

原案・板垣恵介、原作・夢枕獏、漫画・藤田勇利亜『漫画 ゆうえんち −バキ外伝− 8』秋田書店。

5巻をもって完結した夢枕獏の『小説 ゆうえんち』でイラストを担当した藤田勇利亜が漫画化するという何ともややこしい作品。

月1連載につき、ようやく第8巻に到達。今回は主人公の葛城無門の闘いは無い。

枕獏は『ゆうえんち』を執筆するにあたり、板垣恵介から範馬刃牙と範馬勇次郎を登場させてはいけないが、それ以外は自由にやって良いと制約を受けていたようだ。恐らく、懐の深い夢枕獏のことだから、藤田勇利亜に一切の制約をしてないのではないかというくらいに原作とは内容が異なる。しかし、却ってそれが面白いのだ。

今回は、無門が『ゆうえんち』で復讐の相手として捜し続ける柳龍光が神野仁と対決する。化け物のように強く、奇天烈な技を繰り出す柳に対して、神野はマスター国松から盗んだ技で対抗する。何時の間にか神野は倒され、その前に葛城無門が現れるのだ。

場面は変わり、力道山がモデルと思われるプロレスラーの力剛山が刺殺された事件の顛末が描かれる。力剛山を刺殺したのは、裏社会の住人の田村辰二という男だった。しかし、その前に後に大横綱となる龍金剛が力剛山を完膚なきまでに叩きのめしていたのだ。

力道山の死を巡る逸話は確か板垣恵介の漫画『餓狼伝』にも描かれていた。こちらでは力道山がモデルの力王山が、アントニオ猪木がモデルの猪狩に叩きのめされ、腹を切ったことになっていた。

その龍金剛は『ゆうえんち』で元傭兵の鬼神群平と対決する。

本体価格720円
★★★★★

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2025年08月09日

Posted by ブクログ

バキ外伝小説の「ゆうえんち」のコミカライズ8巻。
神野と柳の決着。龍金剛お披露目。

技や経験もさることながら、闘争の中で生まれる愉悦に対する執念で神野を上回った柳の勝利。あの手この手で柳を出し抜き勝利を得ようとした神野の思考は、間違ってはいないはずですが、その先にある快楽に耽溺する狂気の差で敗北したのかなぁ。
そういう意味ではマスター国松は、強者なんだと思います。本当に、あの人は登場するたびに人外であることの気持ち悪さを更新してゆきます。

そんな愉悦とは無縁であるかのような鉄面皮で、「ゆうえんち」での勝利を手にした元横綱・龍金剛。
彼が力剛山を襲ったのは、古からの因縁ということでよかったのだっけ?小説は読んだのだけど、このシーンが後の伏線になるとは思っていなかったので、記憶が薄い。

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2025年09月24日

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