あらすじ
本格格闘小説の父・夢枕獏版『バキ外伝』、待望の漫画化ッッ!! 刃牙ワールド×獏ワールド!! 主人公・葛城無門は、“武神”愚地独歩がその才能を認め養子とした克巳の兄!! 刃牙ワールドに『餓狼伝』や『獅子の門』のキャラクターまで登場する超ド級エンターテインメントッッ!!
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Posted by ブクログ
表紙の二人のバトルが、開幕から終息まで収録されています
なので、単品でもオススメできます
プロレスラーであり、歴戦の猛者でもある相手が、コイツ経験不足だなって、弱みを突く場面に、うならさせられました
戦いに慣れた相手の、幅のあるバトルに「無門」は翻弄されます
「ゆうえんち」入場からの初戦として満足のいく熱さでした、まじクレイジーです
この先の「ゆうえんち」のスリルとバイオレンスも楽しみですね!
Posted by ブクログ
原案・板垣恵介、原作・夢枕獏、漫画・藤田勇利亜『漫画 ゆうえんち 6』秋田書店。
5巻をもって完結した夢枕獏の『小説 ゆうえんち』でイラストを担当した藤田勇利亜が漫画化するという何ともややこしい作品。
第6巻。ついに『ゆうえんち』に入園した葛城無門。いきなりプロレスラーのゴブリン春日が立ちはだかる。そして、柳龍光までもが無門の前に姿を見せる。余りにも凄惨な格闘シーンは夢枕獏の原作に優るとも劣らない。
今回の『ゆうえんち』は無門の師匠の松本大山と柳龍光との死闘を繰り広げた本当の遊園地だった。
夢枕獏の原作『小説 ゆうえんち』も面白かったが、この『漫画 ゆうえんち』もオリジナリティがあり、非常に面白い。板垣恵介のジャック・ハンマーにスポットを当てたような『刃牙らへん』は休載に次ぐ休載でなかなかストーリーが進まずイライラするが、『漫画 ゆうえんち』はキッチリ月1連載が続いており、好調のようだ。
本体価格690円
★★★★★
Posted by ブクログ
バキ外伝小説の「ゆうえんち」のコミカライズ6巻。
開園するゆうえんち。ゴブリン春日。
無門とゴブリン春日の戦いの6巻。ゴブリンの過去には同情する部分はあるが、悲しいということではなく狂気の引き金としての語りなので、同情なんてクソの役にも立たないのだと思います。
格闘家としてのプロレスラーの強さ怖さの具現化ゴブリン春日。
ただ、板垣・夢枕、両御大の作品でよく見てきたものではある。タフネスゆえのエンタメと、それを極限まで昇華させる覚悟の有無。
何度も見てきたプロレスラーのヤバさなんだけど、何度見てもいいね、と思えるのは俺、彼らの覚悟にどこか憧れがあるからでしょうか。
そして、攻守の順番守らねぇと客が盛り上がらねえだろうが、順番守れよこのやろう、という憤りの中で敗れてゆく、ぐちゃぐちゃに敗れてゆく様も好きです。自分の中の抑えきれないたぎっているものに殉じてゆく、というのが悲しみの中に美しさを見てしまうからでしょうか。
プロレスというものが持つ神話性に魅せられているのだと思います。