今泉敦子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
魔法使いの出てくるファンタジーですが。
舞台はニューヨーク。
おしゃれで楽しいコージーミステリとしても読めます。
ヒロインのケイティ・チャンドラーは26歳。
ニューヨークに出て1年の間、魔法というものがあると気づかないでいました。
今は魔法使いのいる会社MSIで働いていますが、魔法の目くらましが効かず、本来の姿が見えるのがいわば特技。このタイプはイミューンと呼ばれます。
シリーズ2作目。
同じ会社に勤める弁護士のイーサンという彼氏が出来て、デートを楽しみにしています。
真面目な両親と兄が3人いたせいか、恋愛には疎い。
社内でスパイ事件が発生し、マーリンからケイティが調査を一任されます。
そう、あのマーリン!
アーサー王の頃、いやそのいぜんから生きている大魔法使いです。
ケイティは大役に悩むことに。
故郷テキサスから両親が出てくることになって、大あわて。
会社は普通の地図には載っていなくて、中世のお城のような姿。
しかも、魔法が効かないという自分の特異能力が失われて、失業の危機に?!
母親もイミューンとわかります。羽根をつけた妖精が浮かんでいると驚愕、素晴らしい芸だとチップをあげようとしたり。
何もおかしいと感じない父親と夫婦げんかに。
同じルートで会社に行くオーウェンには、護衛して貰いがてら一緒に通勤しています。
研究開発部の理論魔術課の責任者で、人中を好まず、とてもシャイ。
ケイティとはとりあえず口を利くので、心を許している様子だと皆には感心されます。
すごいハンサムな彼に見とれつつ、友達扱いしかされないことにガックリする日々。
そういう経験が多かったための思いこみもある?
イーサンとのデートのための服を選ぶために、ルームメイトと出かけ、赤いハイヒールに一目惚れ。
一度は断念しますが、母と出かけて思わず買います。
その後、靴を履いて出かけたらパーティではモテモテに。
ところが…?!
楽しく読めました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレあ~っ!! もう読み終わってしまったじゃないの!
シリーズ一気に大人買いしてこんなに速いスピードで読んだのは久しぶり。やばい、次は?! こんなに盛り上がってしまって終息したけどまだ続くよね? 何だか中毒性があるな。
『ケイティも帰ってきてしょっぱな災難に合い何だか大変なことになっているニューヨーク。そして前巻に引き続きMSIに不利な情勢が加速。
そしてこの混乱の本当の黒幕の登場、マリーンの呼び出された本当の理由とは? スーパーヒーロー、愛するオーウェンの大ピンチにケイティ頑張る!』 …てな内容でしょうか。
二人の恋の進みはアメリカの小説にしてはホントゆっくりで珍しいですが、このヒーローとヒロインが組んでこそじゃないと愛情が育まれないというか…あ~うまく言えない。
でも日本の大人の女性にウケるのは分かる気がする。本国では出版も危ぶまれたというし。
ケイティの心理が丁寧に描写され、かつとても共感できるので読みやすい。主人公の奇天烈ぶり、もしくは「世界が違いすぎる」などの理由で読者がおいてけぼりをくらう...ということもなく、安心して読めるのがこのシリーズの良さじゃないかと思ったり。平凡なケイティが意外にも非凡な世界で活躍するという『お決まり』は痛快なもの。実際には平凡ではないのだけれど。 -
Posted by ブクログ
魔法治療師シリーズ2巻。今回は主役がリディング村のパン屋、ルシーナです。この村は、行き場がなくて村が必要とする人だけがたどり着け、空き家多く自由に住み着ける不思議な場所。ルシーナは同郷トゥファナの元兵士、イケメンのニコが現れたことで、激しく動揺します。彼に惹かれながらも自分を探す立場だったら?とおちつかない日々。しかし、ニコが来たと同じくして、村では窃盗事件が頻発しニコは疑われることに。ニコを救うためには真犯人を見つけなければ疑い晴れないと治療師のエルウィンや宿屋をやっている魔法使い勉強中のブリン(この2人の恋がどこまで進むかも読みどころ)とともに捜索を始めるのですが、真犯人はこの村らしい存在とわかり…。
あらすじはめちゃくちゃ好みなのに、翻訳のせいなのか、原文自体がそんな空気感なのか、展開を遅く感じてしまいそこは私にとってマイナス要素でした。でも、村の謎とか、チーズ職人メアのこととかきっと明らかになると思うので続きも読みます。
男女関係の話も出てくるので中学校から。 -
Posted by ブクログ
シャンナ・スウェンドソンの魔法治療師のティーショップの続きの出版を待つ間に、同じ作者の別のシリーズ、(株)魔法製作所シリーズを読んでみた。
テキサスからニューヨークに出てきて一年のケイティ(キャスリーン・チャンドラー)にとって、ニューヨークはおかしな街だった。
背中に妖精の羽をつけた女性、地面から2インチ浮かんで歩いている人、手首をくいとひねって電車を呼び出す男性、時々現れるガーゴイル…。
日々変なものを見ても驚いたりショックを受けるのはケイティだけで、まわりの人たちは眉ひとつ動かさない。
自分がおかしくなったのか、街がおかしいのか、混乱する中、ヒステリックな上司のミミにも振り回されて、ケイティは仕事もプライベートもボロボロな状態。
そんなタイミングでケイティに訪れる思わぬ転職のタイミング。
平凡普通なケイティと、おかしな街ニューヨーク、そして少しの魔法の物語。
日常を少し踏み外すと存在する魔法と冒険の日々にワクワクする、大人のためのファンタジーだった。
テキサスという田舎出身のケイティから見ると都会のニューヨークですら魔法に満ちた不思議な街なのに、さらにおかしな魔法まで。巻き込まれたケイティの目線と次々明かされる真実への取り組み方がケイティの平凡さが素敵だった。
恋愛には少し臆病で、でも一緒に普段着のまま大好きな人とソファーで寄り添い、テイクアウトを食べながらテレビで古い映画を見る、そんな恋人が欲しいと願うケイティの恋の行方も気になる。
シリーズなので次の作品も楽しみ。