三浦建太郎のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
待ってました!
三年、実に三年ぶりの新刊。いやー面白い!首を長くして待っていた甲斐があった。前巻37巻の後半、リッケルトがファルコニアに到着する辺りの続きで後半は海神討伐の後から。再びロデリックの海馬号に乗り込んで人魚の水先案内で妖精島に無事到着、新たに張られた結界を次々とクリアーしていくという所まで。もう息つく暇もなく、一気に読みきった。ヤングアニマルの不定期連載で読んでいてもこうして改めてコミックで通しで読むと最初に読んだ印象や雰囲気とまた違った感じがして楽しい。盛り上がりとしてはバトル控え目だが決してつまらないことはなく、逆に人間模様が描かれていて新鮮。雑誌で一度読んだ人にもお薦めしたい一冊だ。
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Posted by ブクログ
1~34巻まで一気読みしたので、こちらに感想をまとめます。
とても面白かったです。『蝕』編まで作られていたアニメ版に衝撃を受けて以来、いつか完結したら絶対読もうと思ってずっと待っていたのになかなか完結しないのでとりあえず現在電子書籍で配信されているところまで読んだのですが…、驚きました。激震です。ここまですごい作品だったとは。他に並び立つもののないほどの名作中の名作だと思います。まだ完結すらしていないのに、この厚みと深さのある世界観と物語、凄まじいものがある。言葉では言い尽くせないほど、作品のパワーに圧倒されました。
個人的に、原作を読んでもアニメ版OPに使われた平沢進の曲のイメージはシンクロ -
Posted by ブクログ
ネタバレ巨人戦争(ギガント・マキア)開始!
正しいSFファンタジー、そして冒険。
物凄く読み応えのある1冊です。
(恐らく)数億年後の世界を舞台に、巨大な化け物や亜人種、そして巨人が闊歩する変わり果てた大地を旅する主人公達。
彼らが出会う亜人とその文化の驚異。そして戦い。
どんなに違う外見や生活を持つ相手でも、通じるものがある。言葉よりも雄弁に語る技と心がある。
シンプルですが、熱い肉体言語に心が震えます。
…っていうか、いきなりプロレス("烈爽(レッソー)")とか予想外過ぎて笑ったw
でも、亜人(甲虫の外骨格を有する種族)より肉体的に劣る人間が戦うには、関節技か投げが有効とい -
Posted by ブクログ
レトロなメカメカしさが満載の『レイチェル・ダイアル』(皿池篤志)とは、真逆とも言えるほど毛色の違う作品ではあるが、この作品もまた、少年の心を捨てきれずに育った男の漫画読みを熱くしてくれるコト間違いなし
だって、ファンタジー世界で、主人公が巨大化して、バトルの極め技がプロレス技ですよ!?
世の八割の男性が興奮するでしょ!!
主人公の泥労守(デロス)が、女性の読み手に受けの良さそうな、線は細いけど実は強い爽やか系の青年などでなく、ともかく武骨で筋骨隆々、気持ちが良いくらいに性根が不器用で真っ直ぐなのだ。好感を持つな、と言うのが無理だろう。正味、私の好みでないのだけど、彼なら「兄貴」と慕ってもイイ