盛大にネタバレなので気になる方は決してみないようお願いします。
あまり『薬局』してないのは鎹の歯車の設定を入れた結果、ここまで来るともうしょうがない気もします。
スローライフ的な展開が続いてくれたら良かったのですがだんだんバトルものになってきた笑
なんだか、スローライフ!とうたってる転生物
...続きを読むが結局ギルドに入って普通にバトルしまっくとるやん、と思ったのと似ている。
話自体は他の転生物と違い段違いに面白いので好きな作品なのですが主人公の特質を別キャラにも与えるのはやめて欲しかった。
巻が進むと、主人公の影を少し薄くするの流行ってるんですかね。
以下、ネタバレです。
エレンにまで薬神紋や『診眼』はダメだと思う。
輸血したらそれらがコピーされちゃうってどんな設定なんだよ。
話の流れ的にやるんだろうなって思ってたけど、その部分を読んだ瞬間に盛大に萎えた。
せめて、守護神が薬神になったとかその程度で納めて欲しかった。
結核やペストも治しちゃってるからかバイオテクノロジーやゲノム編集まで手を出してますが、
エレンとかに変な力授けちゃう前にインフルエンザとかもっと色々あったろうに。
スペイン風邪とかさ。
良くキャラの住み分けができてたのに、エレンというキャラはある意味で死んだように思う。
パッレとエレンというライバルの上にファルマという絶対的な存在がいることでバランス取って、コメディにもシリアスにも
なってた絶妙な関係は終わった。
その辺はどこ吹く風で描いているが、ものすごい違和感しかなかった。
エレンのファルマの役に立ちたいと思う純粋な気持ちがある意味で作者自身によって踏みにじられた瞬間。
パッレは明らかに自分より優れた弟を持ち、内心悔しくて堪らないはずなのにそれをバネにしてとてつもない努力をして実力をつけてるのに対して、
エレンは休みの日はイベント満載で遊び、往診など今までの生活をただ続けていて、ファルマのようなチート能力を得てしまうのはあまりにもパッレがかわいそう。
パッレは薬神が守護神であり毎日神殿のお祈りも欠かさずしていて白血病も克服しその後前よりも努力を重ねているのも関わらずだ。
まじで哀れ。
エレンが悪くないのにエレンが嫌いになりそうだった。