すでに旬は過ぎているとはいえ、未だ世間に大量に新作が出てくる異世界モノです。
異世界物自体は昔からありますし、自分は元々大好き(ネットダイブ系の一種の異世界モノですよね)で、前から興味があったところ、最近確保したので読んでみた次第です。
前世で薬学系研究のしすぎで過労死して、後世で薬師に転生するとい
...続きを読むう、ここ最近の死んで転生するという異世界物の定番パターンです。
現代医学を中世世界に持ち込んでみましたというパターンになります。
当然のように無双するわけですが、無双するのが知識のみならず、身体能力の一部(この作品の場合、神術と診断能力)がチートという、これも最近の異世界転生のパターンですね。
主人公は研究のし過ぎで過労死したので、今度は過労死することなく、どんな患者でも救うという目的で行動していきます。
タイトルである「異世界薬局」は1巻の中盤以降にようやく開局されます。とある高貴な方を救ってその褒美的に開局に至るというわけです。
1巻では主人公の能力紹介や主人公の立場(宮廷薬師の次男)等の説明が主で、病気をしっかり治すのは、1件だけですかね。あとは、ドラッグストア的に化粧品関連の製作と店舗設立になります。
1巻の最後で目をつけられる事態になってしまい、それが2巻へ続く布石になっています。
なかなかおもしろいのですが、若干編集とか校正とかとか大丈夫か?と思うような文章がちらほら。別キャラでの会話シーンに思えるのに同一キャラが喋ってたり。2巻には、カッコスタートの心情表現がカギカッコで終わるという文章もありました。まぁ、その手のことで有名な「リアル鬼ごっこ」ほどではないですけどね。
そんなわけで、一気に睡眠時間を削って3時間程で一気に読んでしまうくらいには面白かったです。