あらすじ
月日が流れ、十七歳となったファルマは、次の闇日食を迎える前に様々な準備を行っていた。
まず手始めに、ファルマは世界最大規模の製薬会社へと成長した異世界薬局の代表執行役を辞して、薬局の未来を次代へと託す。
そして、教授を務める帝国医薬大学校では、最後の講義として学生たちに医療従事者としての“究極の問い”を投げかけ、彼らに向かうべき道を示した。
それらはすべて、やがて世界に訪れる大きな変化のため――。ファルマの『終活』は、着々と進んでいった。
やがて準備万端で迎えた世界最後の日、ついにファルマと薬谷完治の計画した共同作戦が遂行される。
世界の管理者である墓守との対峙を経て、ファルマたちを待ち受ける結末とは――。
感情タグBEST3
匿名
静かで息詰まる死闘
最後はハッピーエンドで良かった。
最後まで余談を許さない緊迫感が有って読み応えが有った。
医療用語が多くて良く理解できないところも多かったけれど、異世界だから深くは考えない方がいいのだろう。
この結末は...
年号から始まる歴史物語的な文章構成に違和感が強かったです。この作品、最初の頃はすごく好きだったんですけどね。
途中から重苦しい雰囲気になって、その挙げ句にこの結末はちょっと...。
ファルマくんには元気に帰ってきてほしかったです。
