岬のレビュー一覧
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なんというか、貴族で国の中で高い地位にいるというのは、、リスクと利益を天秤にかけ続けつつ、その天秤に自身の身の安全をのっけて、常にその腕の振りに目を凝らし続け、どうありたいかどう見えるかを両立し続けなければならない立場なのだと思うと、窮屈だし、自身や大切な人を自己の欲求のために実験体にすることも厭わない人達にたいして積極的に交流を取り続けるのもアリなのだと、そういうものだと、感情を自身から切り離して冷静に観察できなければならないのだな。
難儀な立場にいるのだなリゼルは。
と、同情してしまうけれども、生まれたときから、それが当たり前の環境で生活していれば、とりたてて苦痛に思うこともないのか?いや!リゼルの場合は唯一である陛下の存在があるのか。
うん、こんな世界で生きていくとかちょっと考えられない。
理屈として理解はするが、感情として納得できん。
だから、感情でぶつかり合える対等なジルやイレブンとの交流が、リゼルにとって休暇になるのか。
いや、わからん!
だけらこそ、このリゼル、ジル、イレブン。そしてクァトがどんな冒険に繰り出すのか、楽しみだったりする。
リゼルが元の世界に帰って欲しくないけれど、還る前提があるからこその、リゼルの立ち居振る舞いなのだからめっちゃ複雑だ。 -
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リゼル、ジル、イレブン。そしてクァトのサルスでの日常物語。
クァトは、念願のソロ冒険者となって、とっても充実した毎日を過ごしているみたいで、クァト視点でクァトが他のソロ冒険者や冒険者パーティと、どんな冒険を繰り広げているのか、めっちゃ知りたいとか思った。
そして、支配者さんとリゼル。
自分の他者操作理論を試せるなら躊躇しない。子供を、少年兵化して心に傷を負わせてしまうかも、という懸念もまったく配慮しないであっさり実行に移す。
そんな支配者さんを有用な人物であると捉えて、積極的に関わっていくリゼルの様子に、イレブンやジルが心配したり怒ったりする気持ちが分かったというか、めっちゃモヤっとした。
リスク管理できているのだろうけど、倫理観ぶっとびキャラクターのなかでも、支配者さんは嫌悪感を覚えてしまうので、あんまり登場してほしくないなぁとも思ってしまうのは、この作品から癒やしをもらっているからなのだろう。
品行方正なキャラクターのほうが少ないこの作品。イレブンや精鋭たちの振る舞いのほうが、よっぽどヤバい?いや、支配者がヤバくないことはないな。『許されている』ということを含めて支配者さんへの嫌悪感になっているのか。なんだろう。倫理観を踏みにじっておいて、その成果が生活の改善や、地域住民の安全に取り入れられてるところが、より嫌悪感を増すのだろうか。
とりあえず、クァトがどんな冒険をして、どんな交流をしているのか知りたい。
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リゼル、ジル、イレブン。そして、クァトのサルスでの日常。
リゼルが社交的なおかけで、他の冒険者が関われる迷宮での、ドタバタ迷宮攻略が面白い。そして、リゼルが関わると、漏れ無く冒険者たちがお行儀よくなるが、リゼルが居なくなった途端にガラが悪くなるのが、また冒険者らしくて愛おしい。
冒険者という、いわゆるアウトローたちがなんとも可愛らしくて愛おしく見えてしまうのは、リゼルというフィルターを通してみているからなのかもしれない。
そして、陛下にリゼルの愚痴を言うイレブンも大概ず太い。許容している陛下も懐が深い。切れ散らかしてはいてもリゼルから離れようとも、暴走しようともせず、わがままと仕方がないの折り合いをきっちりつけられるイレブンも、ホント、大人なんだなというかリゼルと肩を並べるだけの存在なのだと見直してしまった。
これからの冒険者たちとの関わり合いや、三人組プラスワンに、どんな試練や冒険が降りかかるのか、楽しみで仕方がないな。 -
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リゼル、ジル、イレブンの三人組にクァトが合流して、四人になったとしても、基本的にはソロで活動して、互いが必要な時にパーティとして活動する彼らの独特の距離感が良い。
そして、リゼルの支配者さんとの再会や、蜘蛛の老人との再会で思う、善悪は横に置いておいて、過去のイザコザも横に置いておいて、求めるものに一番の近道を選ぶという行動方針はなかなかに面白い。
自分を支配し、イレブンやジルがめちゃくちゃにした支配者に対して、恨みもつらみも怒りもない。ジルやイレブンが怒りそうだから、ジルに同行してもらうというだけ。
個人的な悪感情は、求めるものに対する道筋になんら影響がない。
そして、支配者も求めるものは真理だけで、自分がしでかしたことに対して、なんの負い目もない。
ごくごく普通に会話をする支配者とリゼル。そして、イレブンと血なまぐさい交渉をした蜘蛛老人とお茶をするリゼル。
このバランス感覚は好き。
今後の彼らが気になる。 -
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イレブンと精鋭たち
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
蜘蛛という通り名の情報屋との交渉が、めっちゃカッコ良い。
かなり猟奇的で、護衛たちの命が軽すぎる交渉だけれど、裏社会は裏社会ならではの落としどころや、解決があるのだと、そんな流れが描かれていて、リゼルに甘えているイレブンからは想像できない振る舞いに、やっぱイレブン推しだわーなんておもった。
これまでの流れ的に、サルスという国に対して決して良い目では見れなかったけれど、一部の人達による馬鹿な行いを見て、国全体、もしくはその国民の全てがそうであると思うのは、違うのだよな、などとギルド職員さんや肉料理屋の店員、宿屋の婆ちゃんたちを見ていて思った。こういう、個人の行いは個人に還るという書き方は好きだな。
私にとって、この作者さんの文章は読みにくいし、描きにくいのだけれど、立場が違えば見えている世界が違って、それぞれの場所で善悪関係なく色んな人が生きているのだと、すとん、と心に落ちるキャラクター造形はめっちゃ好きだ。
リゼルが、ジルが、イレブンが、どんな人達とであってどんな冒険をするのか、これからもめっちゃ楽しみ。
アインたちパーティも、犬集団みたいでめっちゃ可愛らしくて好き。 -
ネタバレ 購入済み
安定のポヤポヤ感
今回のリゼル達は、なんかポヤポヤしてます。ポヤポヤとは何かと言われれば困るのですが、迷宮攻略も、1番困っていたのはジルとイレブンのことでしたし。
でもこうしている間にも、元の世界の王兄は着実に動いているわけですし、彼の研究が実ったら、リゼルの休暇は終わりなのですよね。
リゼルが本を読むのは、頭の中の知識だけは確実に持ち帰られるからでしょう。
いつになるのか。本当に帰れるのか。そろそろ明かされるのかもしれません。 -
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リゼル、ジル、イレブンによる王都の日常物語。
三人が三人とも、互いに干渉しすぎない距離を保ちながら、互いに大切に思い、そして一緒のパーティであることを楽しんでいるのだなと伝わる数々のエピソードに、かなりほっこりとした。
リゼルが王都の冒険者たちに受け入れられていて、ジルは畏怖されていて、イレブンは恐怖されている。
他者から見たイレブンの異様性を垣間見れてちょつと、嬉しい。そして、イレブンと精鋭さんたちの、なかなかに特異な関係も見れて、イレブン&精鋭さんたちファンとしては、かなり嬉しかった。
冒険者女子会で、リゼルたち三人に質問をしにいった女冒険者さんの、
「興味なし、クズ、なんかズレてた」
という感想も笑えた。イレブンって普通にクズだよね。
もっと三人のドタバタを見たい! -
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リゼル、ジル、イレブンが王都へと帰る。そして、クァトは独りで里帰り。
「首輪を着けて野生にかえす」
とは、なかなかに秀逸な例えだ。大切なものを何一つ捨てる事なく、それでも自分を選んで欲しい。それは難しいことだよな。
あなただけ大切⋯というのは、簡単なような気がする。好きなものもあって、大切な人も場所もあって、どう生きるか、何を選ぶかの自由もあって、それでも貴方を選ぶ。
選ぶ側も選ばれる側も、なかなかに難易度が高い関係だよな、
クァトの別れと、トリオの母親と化していた副隊長との別れ、殿下との別れ、なかなかに染みた。そして、ジャッジたちとの再会には、ほっこり。いや、ジャッジたちだけではなくて、王都の人達がそわそわしちゃってるのも、リゼルの影響力の強さがわかって面白かった。
王都に戻ったリゼルたちが、何をするのか、何に巻き込まれるのか楽しみ。 -
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クァトは可愛らしい。
宿主さんとお買い物に行って、スリをフルボッコにしたクァト。
ジルやイレブンよりも、とっつきやすいと思っていたクァトにブレーキがなかった現実に恐れ慄いていた宿主さんも可愛らしい。
ジルとイレブンが二人で晩酌してるシーンがあって嬉しかったなー。
リゼルを間に挟んでいるだけで、互いには無関心なのかな?なんて思うこともあったから、二人だけで何がをしている姿が見れて幸せ。そして、クァトの取り扱いで三人の力関係がでていて、凄く興味深い。互いが互いに求めていることがあり、それが正しく返ってくるからこそ、共にあれるのだろうな。
この三人の関係が好きだ -
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リゼル、誘拐される。
リゼル、ジル、イレブンが協調するわけでもなく、行動を共にすることもなく、自身がやりたい事をやって、出来ることをし他結果が共同戦線になっていく。
誰かのためにではなくて、あくまでも自分のために動く。助けるのもかばうのも全て自身のエゴの結果だというのが、なんだか尊い。
誰かのためは、誰かのせい。
そうならないように、動く。
性格破綻の精鋭たちも、結局は自分のために動く。イレブンの下でリゼルの護衛に動くのも、精鋭たちにとっては自分のためなのだな。
奴隷さんという新しいキャラクター登場。そして、犬くん。
獣人ってどんな立ち位置なんだろう。
ヘビの獣人は珍しいとあったけど、獣人自体はどうなのか?冒険者の中には、それなりにいるっぽいけれど。
一番弟子とは?
ジルの冒険者の一番弟子は確かにリゼルだろうけど、一番弟子という単語がリゼルに似合わない。でも、楽しくジルから日々冒険者としてのイロハを学んでいることだけは伝わって楽しい。
リゼル、ジル、イレブンの三人による、楽しい迷宮攻略とか、他の冒険者から見れば、まったく三人とも冒険者らしくないのかもしれない。
小説登場人物なりきり試練は、とっても可愛らしかった。 -
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チビっ子になったリゼルと、戸惑いながらも、骨抜きにされて奉仕する大人たちの巻。
おりこうで、甘えん坊で、自分の可愛さを分かった上で、最大限可愛さをぶつけてくるリゼル。イレブンとジルの、あからさまに子供なれしてないぎこちなさと、大ざっぱさがとても良い。
イレブンにはしっかり抱きつくチビリゼルでも、精鋭さんには恐怖を感じて警戒する。精鋭さん、やっぱり怖いひとなんだろうな。
フォーキ団の生き残りは8人なのか。なんでイレブンについてきているのか、よく分からないけれど、イレブンからしか摂取できないものがあるんだろうな。
そこんところ、もうちょっと知りたい。
そして、リゼルとジルとイレブンで、お祭りに参加したり、カジノに行ったり、めちゃくちゃ休暇を満喫している感じがして微笑ましいし、宿主さんの暴走が凄い。言葉の暴走で、行動はちゃんとホテルのオーナーしているけれど。
なんだか、平和な三人をずっと見ていたい。 -
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ネタバレリゼルとジルとイレブンの楽しい冒険者の日常。
あと、リゼルの両親な従兄弟が登場。
お父さんが底しれぬ怖さを持つおっとりだったけど、お母さんがごっつい天邪鬼というか、素直に愛情表現が出来ないとっても愛情深い人で、従兄弟も大好きの一言をそのまま言えない天邪鬼という、なんというか、複雑だけれど愛情溢れる一族なのだなと、微笑ましい。
あと、陛下。リゼルの為に行動するのをリゼルに止められで激昂したり「躾が必要」と言ったりと、少々バイオレンス。
でも、リゼルは元の世界でしっかり愛されて育ち、今もまた愛されているのだなと、そんなエピソードがてんこ盛りだった。
リゼルとジルとイレブンは、相変わらず適度な距離感わ保ちつつも、時折、適度を超えてややこしくなったり、元の世界とは体験できない「対等な友人」を模索しながら楽しんでいるのだなと、そんな事を感じた。ジルとリゼルの喧嘩は、周りに多大な迷惑をかけつつも、布の王族の方の踏み込みすぎない寄り添いで事なきを得た気がする。
どんな喧嘩をしたのか、イマイチ伝わらないけど、でも、ジルもイレブンも、リゼルにあっさりと元の世界に独りで帰られるのは、嫌みたいだな、そこが喧嘩の原因なのかな?なんておもった。
それにしても、リゼルと陛下の手紙の往復の中身はどんな事が書かれているんだろう?
もっともっと、三人の生活が見たい。
初めての釣りで、毒魚を釣り上げたリゼルが「イレブン用ですね」とリリースを欠片も考えずに、イレブンに食べされるの、すっごく可愛らしかった。