二宮清純のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレブックレビューはしばらくプロレス本
が続くかもしれません(^^;)。品川駅構内の本屋にフラッ
と立ち寄った時に見つけた新書。小佐野影浩とはご存じ
週刊ゴングの元編集長の小佐野さんで、二宮清純とは気
合いの入ったスポーツライターとして有名な二宮さん。
そんな2人が、昭和プロレスをネタに対談。こりゃあお
もしろそう!ということで。
・・・いや、2人ともちょっと肩の力が抜けすぎかも(^^;)。
時代は力道山時代からリアルな昭和の終わりまでを網羅
しているのだが、特に目新しい真実も無ければ暴露も無
い、下手すればちょっと残念な内容。ただ、そんな2人の
リズムが妙に心地よく、知っている話でも気分良く読 -
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Posted by ブクログ
著者が「本」「現代」といった雑誌に寄せた原稿をまとめた本。もともとワンテーマではない(と思われる)んだけど、なかなかいいストーリーにまとまっている。
冒頭は「野村克也の配球学」から始まる。
この本を買ったのは偶然本屋で見つけたからなんだけど、ちょうど前に読んだ「野村ノート」を土台として、その後日談みたいな感じだ。
次いで、中西太の「育てる打撃論」、稲尾和久の回顧録、大野豊のピッチング論、東尾・土井の選手観…とインタビューを中心に記事がつづられる。
通底しているのは、「考える」ことの重要性である。ピッチャーなら指先の感覚を、バッターなら腰の回転を…うんぬん。そして松坂はなぜよく打たれるか -
Posted by ブクログ
中々個性的な人を取り上げているが、個々の技術論は興味もって読めた人(古田とか川相とか)もいたがそうでない人もいた。
どうして本書が今一つかと思ったら、二宮さんの厳しい視点が読めなかったことが大きいかと思った。
単純なインタビューの寄せ集めの感じがしてしまったので、この新書の構成の悪さが原因だと思う。
ヤクルトスカウトの片岡さんの話。
高橋由伸の抜群のセンスに驚くも、巨人にお金で取られてしまった件。
父親の土地が焦げ付いて負債総額は60億。ウチは15億までは出せるとなったがそれ以上は・・、のくだりは、さらっとものすごいことを書いているものだと思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレエリエスブックのセミナーで元BCG代表の内田和成さんが推薦していた5冊のうち1冊が本著。
主にスポーツの事例を題材に、タイトルにある「勝者の思考法」を考察している。著者はスポーツジャーナリストであるがゆえ、ところどころ業界に対しての見方が極端な印象を受けたが、それがより一層本著の主張を強めている点もあるので良い意味でクセのある味わいだった。
ビジネスで活躍される方の多くは、本格的にスポーツを趣味にされていたり、その方面の話題に敏感だったり造詣が深かったりするように思うのだが(これまでお会いした方の傾向から私の経験上)、それはスポーツという純粋な勝負の世界で大切なマインドがビジネスにおいても多分 -
Posted by ブクログ
二宮清純氏のスポーツものノンフィクションは面白いですよね。松坂の課題など、今読むとちょっと古いのですが、それでも、「あ、そうだったのか」と思って面白いです。
一流の成績を残した人たち、名監督の言葉や記録。
無冠の、記憶に残る選手や一流選手を解析。
急成長したり復活したりした選手についての特集。
そういった没野球的な読み物だけじゃなしに、
野球を作っている構造の問題や暗部、独立リーグの可能性などについても
真正面から取り組んで書いてくれている。
2008年の本ですが、まだぎりぎり読める本だと思います。
野球を知らなきゃ面白くはないでしょうけど。
もうすこし具体的に書くと、楽天の野村監督(当時