二宮清純のレビュー一覧

  • 継投論 投手交代の極意

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    日経にコラムを書いている権藤博の本を見つけて期待を持って一気に読んだ。とても面白いし、勉強になった。技術論ではないところが良かった。それは以前何冊か読んだ落合博満の本も同じ。どちらも優勝を目指す集団を経営するストーリーになっており、会社内の各機能のノウハウ本ではない。企業と違うところは選手たちは元々、その分野でプロとして活躍することを夢見てその集団に入ってくる、というところだろう。その差は大きいが、それはいつクビになってもおかしくない環境だから、というのもあるのだろう。最後に権藤博が書いた言葉がとても印象的だった。
    「忘れてはならないのは、戦うのは社員などの
     従業員であり、戦いで傷つくのは彼

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    2024年04月10日
  • 森保一の決める技法 サッカー日本代表監督の仕事論

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    とても面白く、一気に読んだ。
    ■監督は「決める係」。ただし、決めた以上は「責任」が
     伴う。←PK戦での順番
    ■「ディシジョン・スピード」が速く、ボールが来る前
     から次の一手を考えている。
    ■ダーティ・ワークに徹する強さ。
    ■しんどい自分も好きになってみたら?←森﨑への言葉
    ■「やりたいサッカー」と「やれるサッカー」は違う。
    ■任せる以上はスタッフの意見を尊重する
    ■「一個人」「承認欲求」「効率性」「オープンでフラット」
     Z世代との付き合い方。

    二宮清純の読み物は、ファンが心を揺さぶられたスポーツのシーンを思い起こさせ、その後ろにあるエピソードを紹介することでその想いを増幅させる。この本

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    2024年02月25日
  • 継投論 投手交代の極意

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    日経のコラムが面白いのでこの本も読んでみました。書かれてる通りにやれば優勝できるね。野球は8割が投手で決まる。投手はメンタルに依るところが大きい。ならば投手が気持ち良く投げられる環境を作ればおのずと勝利、優勝は近づく。これだけのこと。

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    2024年01月14日
  • 最強の広島カープ論

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    「二宮清純」の『最強の広島カープ論』を読みました。

    先日「二宮清純」のリーダシップに関する講演を聴講する機会があり、久しぶりに「二宮清純」の作品を読んでみたくなったんですよね、、、

    「二宮清純」作品は、昨年3月に読んだ『広島カープ 最強のベストナイン』以来なので、ほぼ1年振りですね。

    -----story-------------
    まさかの「黒田復帰」によって、待ちわびた優勝に向けて盛り上がりを見せるカープファン。
    市民球団としてのスタート、資金不足の苦難の時代を経て悲願の初優勝、そして黄金期の到来とその後の長い低迷。
    少年時代にローカル色満載のラジオ放送を通じてカープファンになった著者

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    2023年02月20日
  • 昭和プロレスを語ろう!

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    大相撲を関脇で廃業して、アメリカからプロレスを持ち込んだ力道山。

    戦後の復興期に、アメリカ人を空手チョップでなぎ倒す姿が街頭テレビに映し出され、彼は国民的英雄となった。

    プロレスのこけら落としを、タッグマッチで行ったこと。

    世界の強豪レスラーを招聘し、「ワールド大リーグ戦」を開催。
    オリンピック的な価値観を持ち込んだアイデアも秀逸だった。

    彼が残した二人の弟子。

    東洋の巨人--ジャイアント馬場は、元巨人軍の投手。

    燃える闘魂--アントニオ猪木は、彼がブラジル遠征中にスカウトして日本に連れ帰った。

    両雄はしのぎを削り、やがて袂を分かち、永遠のライバルになっていく。

    そして、多くの

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    2021年08月30日
  • 継投論 投手交代の極意

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    監督としてベイスターズを日本一に導き、日本代表の投手コーチとしても活躍した権藤氏の投手起用に関する話。権藤氏の信念が伝わってくる。投手がどのような気持ちで戦っているのかの一端を知ることができた。
    「我々の時代の監督は現役の頃に召集令状が来て戦争に行き、戦火をくぐり抜けて、また野球界に戻ってきたような人が多かった。だから野球ができるだけで最高だ。「何?肩が痛い?ヒジが痛い?たるんどる!命までは取られりゃせんよ」という考え方ですよ」p5
    「8、9回をいかにしのぐか。投手コーチの役目はその一点に絞られている」p6
    「選手たちは試合に出てナンボ」p8
    「投手一人で1試合抑えるのはなかなか難しい時代にな

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    2019年04月17日
  • プロ野球の一流たち

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     興味ある内容なのと、文章が読みやすいのとでまたまた著者の本を読む。出てくる選手をほぼ全員わかる、という点も大きい。
     とにかく全部おもろかった。

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    2015年06月15日
  • プロ野球の一流たち

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    テレビでコメントをしているところを見たことがあった著者―それが面白かったので記憶に残っていた…―の作品で、なんとなく手に取り、面白そうなので求めたが「薦められる一冊」である。
    往年の名選手や名物指導者に関すること、最近の人気選手にまつわること、更に“野球界”のことなど、これまでに発表した文章をまとめたもののようだ。何れも面白いが、私は後段にあった“野球界”のことを興味深く読んだ。

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    2009年10月04日
  • 勝者の思考法

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    二宮清純さんが、スポーツライターとしての視点から、勝者/敗者について書いた本。

    一スポーツファンとして、ものすごく共感した箇所をここに引用しておきます。
    『イコール・コンディションがほとんど得られない普段の生活。人生という厄介なゲームに疲れているからこそ、勝敗の明解なスポーツにカタルシスを求めるのだろう。』

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    2009年10月04日
  • 昭和平成ボクシングを語ろう!

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    ボクシングについてはマニアではないので、
    知らないことも多かったですが、
    充分に楽しめました。一気に読んでしまった。
    昭和最強とモンスター井上尚弥が戦ったら、
    とかの妄想の話や、名勝負の裏話など、
    実際の元世界チャンピオンも交えての話だから、
    説得力もあるし、面白い!

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    2025年10月31日
  • 継投論 投手交代の極意

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    監督も務めて日本一も経験した、権藤博による系統論。
    権藤博と二宮清純の対談形式なので読みやすい。

    自身の経験を踏まえて継投の必要性を熱弁しており、内容も非常にわかりやすかった。

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    2023年03月27日
  • 広島カープ 最強のベストナイン

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    「二宮清純」の『広島カープ 最強のベストナイン』を読みました。

    古書店でみつけたのですが… 懐かしいOBから、最近の選手までが網羅されており、ついつい買っちゃいました。

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    名うてのカープウォッチャーが、OB・現役の中からベストナインを決定!
    投手は先発3人と中継ぎ・抑えを1人ずつ、そして監督も加え、計14人にインタビュー。
    彼らの熱き言葉をお届けする。
    広島ファンならず、野球好き必読の書!
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    「二宮清純」が選んだ最強のベストナインは以下の通り… 投手だけは5人選ばれていることと、監督も含まれている

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    2022年12月17日
  • プロ野球の職人たち

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    日本プロ野球を支える選手やフロント、審判へのインタビューをまとめた本。

    本書は選手だけでなく、フロントや審判といった裏方も含めたプロフェッショナルたちのたぐいまれなる技術や思考について書かれています。

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    2020年09月22日
  • プロ野球の一流たち

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    選手・監督たちの野球観、日米野球格差や日本プロ野球の品格の問題、独立リーグについて書かれた本。

    前半の一流選手・監督の野球観はとても面白く、選手や監督たちの思考を知ることで野球をさらに楽しむことができます。

    後半の日米野球格差や独立リーグについての話も興味深い内容です。本書を読むことで日本プロ野球が抱える課題がよく理解できます。

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    2020年09月07日
  • 最強のプロ野球論

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    日本プロ野球の名選手たちが何を思い何を考えてプレーをしているのかを、選手やコーチなどへのインタビューを交えて語った本。

    本書を通して名選手のたぐいまれなる技術や飽くなき向上心を知ることができ、日本プロ野球の魅力が改めてよく分かります。

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    2020年08月24日
  • 打者が嫌がる投球論 投手が嫌がる打撃論

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    <目次>
    第1章  嫌なバッターの共通項~データでは分からない生きざまがある
    第2章  打者が嫌がるピッチャーの絶妙な「間」~速いだけでは抑えられない
    第3章  その常識を捨てなさい~「低めに投げろは大間違い
    第4章  嫌なバッターはあいつだ!
    第5章  嫌なピッチャー、嫌なバッターをつくるためには~監督・コーチができること、できないこと

    <内容>
    権藤博と二宮清純の対談集。我々野球好きの常識、テレビの解説者の常識を覆す話がたくさん。ピッチャーなら、「外角」「低め」「間」。バッターなら、「インコース」…(権藤さんがピッチャーなので、バッター編は少し)。第5章も示唆に富む。「教えない」「アドバ

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    2019年12月30日
  • プロ野球の職人たち

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    スポーツライターの二宮清純による、職人と呼ばれる選手・フロントに光を当てた一冊。

    とはいっても福本豊から現役の成瀬善久まで、一流の選手ばかりで、どれも面白かった。

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    2018年11月22日
  • 昭和プロ野球の裏側 友情と歓喜のドラマの裏に何があったのか?

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    江夏豊と衣笠祥雄の対談本。

    タイトルは大袈裟だが、昭和のプロ野球(主に広島)について色々知ることができて面白かった。

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    2018年11月22日
  • プロ野球の一流たち

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    本書前半は、野村克也、中西太、工藤公康、大野豊、古田敦也ら超一流野球人との対談。彼らのインタビューからは、超一流が一流と一線を画す理由がにじみ出る。独特の野球哲学、独自のスキル、当たり前のことを当たり前にこなす継続力、確立された人格、どのひとつとっても、超一流たる所以がある。野球に携わることのないビジネスパーソンにも大いに参考になる。 中盤に「清原が一流スラッガーであるかどうか」の論文がある。2008年時点で500本、ホームランを打った打者が8人。その中で一度もタイトルをとったことのない打者は清原以外存在しない。このような打者をどう評価するか、二宮視点はなかなか面白い。 後半は、「高校野球特待

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    2018年10月23日
  • 勝者の思考法

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    日本文化が、敗者の美学を持て囃すような、どこか自虐的なところがあると思うのは、著者の指摘を待つまでもないだろう。本書では、二宮独特のカミソリのような文章が、このようないじけた文化を真っ向から否定し、勝者の勝者たるゆえんを徹底的に明らかにする。弱者は必ずしも敗者ならず。強者は必ずしも勝者ならず。徹底した勝ちへのこだわりが、勝敗の分岐点でどのように作用するのか。これに対する二宮の解を読むのはとても面白い。スポーツマンのみでなく、究極の選択を迫られるようなビジネスマンにもお勧めする。

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    2018年10月23日