二宮清純のレビュー一覧

  • プロ野球の職人たち

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    タイトル通り野球選手の「職人」的な技術とそのための練習方法に注目した本。著者の詳細な取材に基づいて書かれた話なため、野球をやっている人にとって参考になる点が多い。
    題材として選ばれた選手は天才的なわけでも身体能力が図抜けているわけでもないので多くの欠点を抱えている。また、長く選手生活を送っていれば調子の悪い時期、結果のでない時期がある。この本の中で描かれている、いかに欠点を改善したか、いかにスランプを抜け出したかというアイディアや発想の転換はとても興味深い。
    野球のみならず、スポーツはロジックを知るとより面白くなる。この本は単に大騒ぎをするだけの段階から一段上の知的な野球ファンに私を変えてくれ

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    2012年09月09日
  • 最強のプロ野球論

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    戦前から昭和の時代までのことは詳しく知らないので、なんとなくで読んでいた。ON時代から少しづつ知っている選手が出てきて読みやすくなった。
    野茂や前田の投球術打撃術は面白かったが、昭和の人の昔話しはほとんど面白くなかった。

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    2012年08月19日
  • プロ野球の一流たち

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    インタビューだけではなく、自分はどう思うか、どうした方がいいとおもうのかが、率直に書かれていて好感が持てる。
    やはり日本人は外部からの圧力がないと変われないのか。内部から変えようとすると”裏切り者”や”変人”で潰されてしまうのだろうか。
    プロ野球を知ってる人は、誰でも問題点を知っている、分っている。変えようとしていないだけだ。
    選手やファンがその”いわれのない”罪を背負っていることに、我々は気付いているが‥。
    興味深い一冊です。

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    2012年03月01日
  • 勝者の思考法

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    ネタバレ

    スポーツの組織におけるリーダーの方法論を解説している本.
    ただ,どんな組織でも言えることで非常に勉強になった.
    当たり前のようなことなんだけど,ついついおろそかにしてしまいがちになる.
    少しだけ印象に残ったフレーズを引用すると,,,

    ・静と動,狂喜と正気,客観と主観など,ギャップを見せることでメンバーに大きなインパクトをあたえることが出来,メッセージを伝えやすくなる.
    ・リーダーに求められるのは,判断よりも決断
    ・選ぶ側,管理する側の公平性は絶対
    ・ミクロの判断の積み重ねがしっかりしていなければマクロな戦術は実現できない.ただ,マクロな戦術を具体的に描けているからミクロをっていさせる必要性が

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    2011年11月28日
  • 勝者の思考法

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    ネタバレ

    ディシジョン・スピード
    これから求められるのは、個々の単位での判断と、個々の決断にかなりの裁量度を認めるフレキシブルな組織。(01.07)

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    2011年09月19日
  • 勝者の思考法

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    久々のスポーツものですが、予想以上に面白かったです。
    著者はNHKのスポーツニュース等でご活躍の二宮清純さん。

    野球やサッカーを中心に
    試合の勝者には勝者なりの思考法があると書かれています。
    実際の事例がたくさん出てきて、
    スポーツ好きにはたまらないこと間違いナシ!の一冊です。

    どころが、それだけじゃなく。
    組織のリーダーたるものの心構えが書かれてる気がして、
    むしろそっちの方が勉強になった気がします。。
    やっぱ、選手自身の個性を伸ばす指導法が良さげですな…と。
    口で言うのは簡単なんやけどね。。。(笑)

    まぁ、人それぞれ感じ方や学び方は違うかもしれないですが、

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    2011年08月07日
  • プロ野球の一流たち

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    [ 内容 ]
    山崎武司打撃開眼の理由とは?
    新井貴浩はアニキを超えられるか?
    松坂大輔永遠の課題とは?
    中西太が語る打者育成術、野村克也の配球術──。
    人気著者が探る日本プロ野球の真髄!

    [ 目次 ]
    第1章 監督の極意、投打の奥義(野村克也の「配球学」 中西太「育てる打撃論」 ほか)
    第2章 名選手たちの技術と陥穽(松坂大輔論?東尾修インタビュー 清原和博は強打者か ほか)
    第3章 日米の野球格差を問う(松坂大輔ポスティング移籍を考える 野球超大国アメリカの品格 ほか)
    第4章 日本野球を脱構築せよ(裏金問題と日本球界の体質 特待生問題と高野連 ほか)

    [ POP ]


    [ おすすめ度

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    2010年11月23日
  • 最強のプロ野球論

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    [ 内容 ]
    松井、松坂、野茂、イチローら超一流選手の技術と思考の粋を取材し語りつくす。

    [ 目次 ]
    序章 究極の投球術―江夏豊論
    第1章 打撃する心
    第2章 フォークとスライダー
    第3章 職人たちの世界
    第4章 打者の思想、投手の論理

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

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    2010年11月21日
  • プロ野球の一流たち

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    まあ、いろいろとちゃかされている著者だが、やっぱり野球ファンのツボをご存知だし、選手と近いところにいるスポーツライターの文章は面白い。なんでテレビ局は解説者として起用しないのかな?精神論ばっかりのOB解説者なんかより遥かに面白いと思うのだが。

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    2010年10月19日
  • 最強のプロ野球論

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    二宮清純はしっかりリサーチして正しい記述を心がける好いスポーツジャーナリストだと思います。これを読んでそう思いました。おもしろい。野球好きならぜひ。

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    2009年12月10日
  • プロ野球の一流たち

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    何故、あの選手はすごいのか。すごいと言われたのか。
    古今東西の名選手の取材とエピソードを集めた本。
    よくある「こんなエピソードがありました」で終わらず、「こうしたからこうだ」というところまで完結していて納得できました。
    選手の話ばかりではなく、今の球界の在り方への批判や独立リーグについての話も興味深かったです。
    特に独立リーグのことは知らないことばかりでしたので面白く読めました。

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    2009年10月04日
  • プロ野球の一流たち

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    野球ファンにとっては、野球の魅力がよく伝わってくる。インタビューあり。

    野村の配球論、中西太の打撃論、それ以上になぜか大野豊が元・銀行マンだったっていうところに注目がいった。人生わからないもんだ。札勘っていうらしいね、お札の読み方は。縦読みと横読み。指先に無駄な力を入れずにやるのはピッチングと一緒なんだぁ。

    それによって指先の感覚が鍛えられたとか。すごいわ。信じられないけど何が幸いしてプロになったんだろうかってくらい不思議なものだよ世の中。
    テスト入団だしな。子供の頃の、身近なものでよく遊んだことも、自分の中で考えてアレンジした経験が手先の器用さにもつながり、プロでの適応力にもつながったら

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    2009年10月04日
  • プロ野球の一流たち

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    一級のスポーツジャーナリストの本だけあって説得力がある。
    ご都合主義で、既得権益を手放そうとしない野球界を牛耳っている人々の矛盾を鋭く指摘していておもしろい。

    「完全ウェーバー制の導入に反対する勢力は決まって『職業選択の自由』を訴える。同じ口で『完全ウェーバー制を導入するとメジャーリーグにアマチュアの有望選手が流出してしまう』と言うのだから矛盾している。それこそ『職業選択の自由』に反してはいまいか。」

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    2009年10月04日
  • 勝者の組織改革

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    ●アマチュアがプロになった瞬間、観客が選手を育てる
     ‐見られているという意識

    ●日本は農耕社会であるため、共同体への忠誠心と奉仕の精神が最大の美徳である
     反対に狩猟民族は部族単位の掟はあるものの、基本的にはそれぞれの個人が独自の判断で行動を決定する

    ●勝つこと以外はやっている暇がない(井村ヘッドコーチ)
     目的意識が明確だからそのために必要なことしかやらない

    ●映画『山猫』バート・ランカスター
     「変わらずに生き残るためには、みずから変わらなければならない」

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    2009年10月04日
  • プロ野球の一流たち

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    TVによく出演するスポーツコメンテイター二宮清純の野球本です。
    日本のプロ野球史に残る名選手の凄さを解説してくれます。
    また、現在のプロ野球界の問題点と未来へ向けての解決策を示しています。
    この本で示しているのは、サッカーと同様に野球もA代表(日本代表)を最人気チームにすることで、巨人依存のビジネスモデルからの脱却を促しています。おそらく韓国は2004年アテネオリンピックの本戦に出場できなかったことで、A代表に的を絞った球界全体の改革を行ったのではないかと思います。翻って、我が日本の球界は未だ改革ならず、といったところでしょうか。2012年ロンドンオリンピックには正式種目から野球は外されてしま

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    2009年10月04日
  • 勝者の思考法

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    「勝者の思考法」について様々なスポーツ選手の例を挙げながら論じている本。「勝者」とされる者の意識の裏側を垣間見ることができたと思う。日常的にも結びつく部分があったので為になった。本文とは関係ないが、著者はスポーツジャーナリストだけあって語彙が豊富だったので、日本語の勉強にもなった。

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    2009年10月04日
  • 勝者の組織改革

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    スポーツジャーナリストの目から見たスポーツの毒吐き本。納得もたくさんしたし、スポーツをしていたからこそ伝わることはたくさんあるけど、多少強引さを感じる人もいるだろうな感は否めない。

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    2009年10月04日
  • 打者が嫌がる投球論 投手が嫌がる打撃論

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    この本も一気に読んだ。事前の予想通り技術論的な本だった。でもそれは打ち方や投げ方ではなくて、それぞれの場面、状況でどのような選択肢があってこういう選択をする、というような戦術論になっており読みごたえはあった。
    権藤博も軸がしっかりしており、それだけの責任を取ってきた人。その人の良いところを二宮清純が上手く引き出している。

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    2024年04月10日
  • 森保一の決める技法 サッカー日本代表監督の仕事論

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    今のサッカー日本代表は史上最強ではないかと言われていて、今すぐW杯を開催してほしいくらい。現役時代から変わらない決断力、コミュニケーション。非カリスマだからこそ凄い。

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    2023年10月24日
  • 村上宗隆 成長記 いかにして熊本は「村神様」を育てたか

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    プロ五年目で三冠王、令和の怪物、村上様の誕生秘話満載!PBA野球塾今井譲二、熊本東リトルシニア吉本幸夫、九州学院高校野球部前監督坂井宏安と二宮清純との対話形式。それぞれの監督のエピソードで1970から1980年くらいの情報満載の蛇足話が出てくるので、せっかくの村上選手の情報や秘話の歯切れが悪く読みにくい。題材が面白いだけに至極残念。

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    2023年09月11日