長岡弘樹のレビュー一覧

  • 陽だまりの偽り

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    それぞれに人の心に隠されている機微とその表出の仕方が絶妙。
    謎解きも全てそこにかかっている。
    登場人物がいかにも現実でも遭遇しそうな”厭な奴”なので
    少々辛かった。
    だが、だからこそ傑作なのかもしれない。

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    2013年05月23日
  • 線の波紋

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    物事はいろいろな角度から見てみないと、ほんとわからないもんだね。
    初めて読む作家さんでしたが、ほかにも読んでみようかな。

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    2013年01月19日
  • 陽だまりの偽り

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    ミステリに分類したが、人は死なない系なので正直ここに分類していいのか迷う。
    ただ、小さなミスリードによって、ラストに小さな驚きのようなものを毎回与えてくれる作者だという認識でいる。
    長岡弘樹の本は『傍聞き』から入ったが、こちらも同じテイストであった。
    日常の中の人々のちょっとの不思議を描いている。
    個人的には表題作である『陽だまりの偽り』の本当に温かい雰囲気が好きだった。
    大きな驚きなどは期待しない方がいいが、ちょっとした時間に開きたくなる作品だと思う。

    個人的には好きな作風のため、他にも読んでみたい。

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    2012年12月04日
  • 陽だまりの偽り

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    物忘れがひどくなった老人、中学生の息子と意思疎通が図れない母親、市役所の駐車場を管理する課長、写真館の経営が苦しくなった店主、息子が傷害事件に巻き込まれた荒物屋店主。事件に巻き込まれるのは些細なきっかけだが、その裏にあった勘違いや思い込みや・・・というのが5つの短編ミステリーに共通したストーリー。これでデビューした著者のためておいたアイディアを書き並べたのだろうが、そのひねりの部分だけを見せられた感じで、小説としての楽しみに欠けた。

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    2013年01月22日
  • 線の波紋

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    幼女誘拐事件を発端に連作短編小説の形式で物語が展開する。最後には一見関係なさそうな事件が一本の線でつながる。『傍聞き』が非常に面白く、『陽だまりの偽り』も良い出来だったので、期待して読んだのだが、技に溺れた感があるスッキリしない作品だった。

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    2012年11月07日
  • 陽だまりの偽り

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    5編の短編集。
    どれも読みやすいが、中でも「陽だまりの偽り」がとても心温まるいい作品。嘘を隠すために嘘を重ねてしまう人間の悲しい性を描きながらも、作品のテーマは別のところにある。
    さらっと読める良い短編集です。

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    2012年09月01日
  • 傍聞き

    購入済み

    傍聞き

    初めて聞く言葉で勉強になりました!

    4つの話の中で傍聞きが一番良かったです!
    娘の優しさが伝わりました!

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    2017年02月22日