グレッグ・ベアのレビュー一覧
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いやー面白かった。読みやすさでいえば鏖戦<凍月なのだが、両作品ともなんとも違う魅力があって、うなってしまった。(三体を読んだ時のエッセンスも感じた)
特大級のネタバレ以下
鏖戦/酒井昭伸訳
何がすごいってまずは、訳!絶対原典の方が簡単に書いてあるんでは?!と思いました(誉め言葉)。好みは分かれるか...続きを読むPosted by ブクログ -
ヴァージルが主人公の間の展開は身震いする恐ろしさで、細胞が学習していくのが脅威だった。全て学習し尽くされたら乗っ取られるという恐怖に追い立てられる。
パンデミック要素も、コロナ禍を経験している今は身に迫ってくる。ワクチンの注射だってそう。ウイルスはあっという間に国境を越えてしまうものだし、意志を持っ...続きを読むPosted by ブクログ -
ベアのファウンデーションが読めるのもいい
表紙 7点生頼 範義 矢口 悟訳
展開 7点1998年著作
文章 7点
内容 740点
合計 761点Posted by ブクログ -
ベアのファウンデーションが読めるのもいい
表紙 7点生頼 範義 矢口 悟訳
展開 7点1998年著作
文章 7点
内容 740点
合計 761点Posted by ブクログ -
ベアのまだ初々しさがある長編秀作
表紙 6点上原 徹
展開 8点1985年著作
文章 8点
内容 770点
合計 792点Posted by ブクログ -
全然古臭くなくて面白かった。どきどきした。バイオテクノロジーで生まれた知性ある細胞群が、人体を、世界を侵食していく。
初めは人体を自分のたちの住む世界としか考えていない彼らは、住処である人体を調べながら都合よく改変していく。このあたりはかなりグロテスクで怖く緊迫感がある。
やがて人という存在を認識し...続きを読むPosted by ブクログ -
バイオ工学がもたらす壊滅的な宇宙の崩壊!SFならではの壮大な展開
人生の50冊 SF編 ベスト1
ヒューゴー&ネビュラのダブルクラウンですが、
今では知る人ぞ知る傑作で、
SF史上初めてバイオハザードが取り上げられた作品です。
「考える細胞」というワン・アイディアを良くぞここまで論理的に展...続きを読むPosted by ブクログ -
去年話題を呼んだ「ジェノサイド」など「人類という種」の未来を語る小説は今でこそ珍しく無くなったが、その元祖はといえばクラークの「幼年期の終わり」ということになるだろう。
初めて読んだとき、あまりのスケールの大きさに僕らは驚愕したものだった。
そして、その驚愕を全く新しい形で、よりリアルに、より実感を...続きを読むPosted by ブクログ -
そして人類は、ミクロの彼岸へと旅立つ。
人類の変容を壮大なビジョンで描き切ったSF、という点で、クラーク「幼年期の終わり」と同一テーマに属する作品。
ただし、圧倒的なスケール感で拡散しまくる「幼年期の終わり」に比べ、こちらで提示されるビジョンは徹底的に内向きかつグロテスク。最終章で示される「救い...続きを読むPosted by ブクログ -
ヒューゴー・ネビュラ賞受賞の超名作。
エヴァの元ネタとしても有名。人類補完はノーストリリアだけど
群体から単体はこっち。
何度読んでもおもしろい!Posted by ブクログ -
『幼年期の終わり』は文明的進化と書いたけど、この本では「生命体としての進化の行き先」について考えさせらた。(妄想的に)
そしてタイトルのとおり、血液がキーポイント。いつだったか再読の際に「開け!進化のモード!」と叫びそうになった記憶がwPosted by ブクログ -
地元新聞の本紹介コラムにこの本を取り上げさせていただいた。もともとSF好きだけど、これでその嗜好を決定的なものにされたって感じ。Posted by ブクログ
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ある科学者が開発したウィルスに感染し、人類全体に広がってしまうが…そのウィルスが実は新たな進化の可能性を目指していた。
これもカナリ面白いSFです!Posted by ブクログ -
中編「鏖戦」「凍月」の二作収録。
どちらも共通しているのは独特な世界観で造語が説明無く飛び交うところ。
「鏖戦」
はるか未来、人類が異星人と戦っているようだけど人類は人体改造してるし文化も戦争に特化した物になっているようでまるで異星人同士の戦争のよう。
でも異星人の方が更に訳分からない価値観だから...続きを読むPosted by ブクログ