スタニスワフ・レムのレビュー一覧

  • ソラリス

    Posted by ブクログ

    内容は面白かったが、文章が非常に読みづらい。
    役者あとがきによると原文の通りらしいが、気が付いたら違う場面になっていたりして困惑しながら読み進めました。

    0
    2024年07月17日
  • ソラリス

    Posted by ブクログ

    スタニスワフ・レム2作目で傑作、古典とされる
    ソラリスを読んだが、、
    一作目同様、私にはかなりハード。

    言葉の意味する映像を想像できない
    けれど、想像力を使い切って、読み切った感。
    理解するには、一度では無理かも。
    でも、小説として、理解するより
    興味深く読めた。

    未知とのコンタクト、
    それは、ここに書かれてるようなものかもしれない

    私たち人間中心に考えて、
    私は人間でしかないから、
    人間視点で考えることしかできないけど
    宇宙には、何が、どーなってるのか
    わからないのだから
    わけわからんものとコンタクトありだよねー。

    それこそ、象の背中を蟻がはう、
    アリのような人間なのかもね。

    ちな

    0
    2024年05月21日
  • 火星からの来訪者

    Posted by ブクログ

    全作、当時のレムの置かれた背景からか
    戦争の影響を強く感じる
    かつ
    終わり方がどれも詩的、抽象的なので
    面白いからどうかと言われると
    面白くはない
    でも深く読むと、深く読める文章なんだと思う
    そこまで深掘りできなかったけど。
    ソラリスを積読してるので
    読めるかなー、、と少し不安になる
    初期の作品ということで
    レムを知りたい方には
    いいと思う。

    以下は自分の備忘録として。

    火星からの来訪者
    そのものの想像がちょっとつきにきくかった
    人物の特徴もちょっとはっきりしないとこもあり
    面白くない
    けど、最後までどうなるか気になる作品

    ラインハルト作戦
    この作品と、ドクトル・チシニェツキの当直は、

    0
    2024年04月16日
  • ソラリス

    Posted by ブクログ

    かなり想像力が試された感のあるSF作品だった。
    意志のある海の描写が最初はホラーチックで不気味だったのに最後には何故か愛おしいと感じられた。
    作者が医師だからなのかソラリス学なるものを始めとした惑星ソラリスに関する学術的な記述が詳細でその世界観に引き込まれた。
    「人間は地球外知的生命体(ファーストコンタクト)に何を求めているのか?」という根源的な問いとその考察にはハッとさせられ、人間という一つの生命体について俯瞰で考える事ができた。

    0
    2024年03月20日
  • 地球の平和

    Posted by ブクログ

    (SF)どうせ自分には読み取れないよくわからないと覚悟しつつも、世界観に浸りたい欲望で手に取り、やっぱり難しかった。というか頭が情報処理をしないんだよな。 でも他の作者の作品に比べると読み側への愛情?気配りは感じられる。

    1
    2024年02月27日
  • 火星からの来訪者

    Posted by ブクログ

    WW2という時代背景の不条理さが非SFを含めてレムらしさを堪能

    日本人は勇敢な人々だが、ただそれだけなので尚のことだ。「桜の花に包まれた鉄の拳。」この世の物事よりもあの世の物事に近い宗教、つまり個人の品性を高めはするが、民族にとって大きな害となる世界観。

    0
    2023年07月23日
  • 完全な真空

    Posted by ブクログ

    短編集
    SFらしく、学者のこころに満ちている

    ● 「新しい宇宙創造説」

    “教養のある人ならばこの著作の題名くらいは知っているでしょうし、著者の名前も聞いたことくらいはあるでしょう。しかし、それだけのことです。

    0
    2022年10月31日
  • インヴィンシブル

    Posted by ブクログ

    SFの巨匠スタニスワフ・レムの名作。『エデン』、『ソラリス』と並ぶ、ファーストコンタクト三部作の一角。国書刊行会"スタニスワフ・レム コレクション"より、ポーランド語原典から訳された新訳版が発売されたので、この機会に手に取ってみた。

    琴座の惑星レギスIII着陸後に消息を絶った宇宙船コンドル号を捜索するため、姉妹機であるインヴィンシブル号がレギスIIIに降り立つ。この砂漠で覆われた惑星で乗員らが目にしたのは、荒廃した"都市"の跡、そして"何か"の襲撃を受けて沈黙したコンドル号だった。コンドル号に一体何が起こったのか。この"砂

    1
    2022年05月20日
  • 地球の平和

    Posted by ブクログ

    レムの最後の作品。
    あまりにも複雑であちこちち話が飛ぶのでわかりにくい。
    ところどころは極めて鋭いのだが、過去の泰平シリーズとは一見似ているようだが、主題の見えなさが全然異なる。
    正直、期待外れ。

    1
    2022年02月14日
  • 完全な真空

    Posted by ブクログ

    いやー、脳みそ疲れたー。(※鴨注:心地よい疲れヽ( ´ー`)ノ)
    「架空の書籍を対象とした書評集」という、何をどうしたらそんな発想が出るのかというぐらいメッタメタにメタな作品なわけですが、ボルヘスが先鞭を付けているそうですね。文学の世界は奥深いよ・・・。

    架空の書籍の構成を考え、さらにそれを評価する筋道も立てる必要があるという、面倒くさいこと極まりない構造をしていますが、虚心坦懐に読むとこれがなかなか面白い。特に、前半の小説パートは、こんな本が本当にあったら是非読んでみたい!と思わせる、エキサイティングで冒険的な作品が並んでいます。「親衛隊少将ルイ十六世」と「ビーイング株式会社」は、鴨も是非

    0
    2020年12月10日
  • 完全な真空

    Posted by ブクログ

    文庫化されて飛びついた、
    架空の本の書評群という体裁のメタフィクション短編集
    『完全な真空』(1971年)。
    順序が逆で、後から刊行されていた《実在しない未来の本の序文集》
    『虚数』(1973年)を先に読んだので、
    多分ついていけるだろうと思って(笑)。
    収録は全16題。

    ■完全な真空
     ワルシャワで出版された
     スタニスワフ・レム著『完全な真空』の書評
     (という触れ込みの文章)。

    ■ロビンソン物語
     パリで出版された
     マルセル・コスカ著『ロビンソン物語』の書評
     (という触れ込みの文章)。

    ■ギガメシュ
     ロンドンで出版された
     パトリック・ハナハン著『ギガメシュ』の書評
     (とい

    0
    2020年01月29日
  • 泰平ヨンの未来学会議〔改訳版〕

    Posted by ブクログ

    スタニスワフ・レムの泰平ヨンシリーズ。以前読んだ「泰平ヨンの航星日記」がとてつもないユーモアと深い洞察に富んでいたので、同シリーズのこちらを購入。

    またしてもタラントガ教授の甘い言葉に誘われたヨンは、地球の人口問題の解決を目的に開催される国際未来学会議に出席するため、単身コスタリカを訪れる。ところが、会議の最中にテロが勃発。避難するヨンや他の出席者たちであったが…

    いいオチです。というか、まさかここまできて、このオチがくるとは思わなかった笑 それまではレムの手がけるドラッグ社会の神秘と脅威が縦横無尽に飛び交っていたためか、もはや注意が逸らされてしまいましたよ。して、物語の中心となるそのドラ

    1
    2017年01月22日