スタニスワフ・レムのレビュー一覧

  • ソラリス 上

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    本編を読んでいないのだけど、そういう意味では導入になりそうな気も。
    読みかけの本をあれこれ読みおえたらチャレンジしてみようかなという気にさせられた。

    SFセミナー(2025/5/4)の講演で、森泉さん、ハヤカワの編集の人に「うちのラインナップで何かコミカライズしたい作品はありませんか」と聞かれて「ソラリスやりたいです」と答えたら「ええっ?!」とのけぞられたという話をしてた(笑)。たしかにすごいチャレンジだけど、作画にとりかかるまえに物語全体をまとめて視覚的なメモをつくったときの作業を画像で紹介してくれていて、それを終えた段階で7割ぐらいは描きあがったも同然、というのがまたすごかった。

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    2025年05月06日
  • ソラリス

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    ちょっと難しかった!
    映画にもなっているので気になっています。映画は作者の望むエンドでは無かったようで、この本の主題はあくまで未知の生命体とコンタクトは取れるのか?という所。生きている風なのに、人間の問いかけには応じない、良く分からない感じが、人類の文明は世界で通じる訳ではないと示唆してるようでした。最後の訳者解説に作者のコメントも載っています!

    最初は何が起こってるのかよく分からない。
    中盤の章で、惑星ソラリスの描写が詳しく描かれていて、想像しながら読むと楽しかったです。
    これは積読の必要があるかもしれない…

    宇宙SFの新しい概念を知りました

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    2025年04月08日
  • ソラリス

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    ネタバレ

    読み終わりました。
    巨大な海が一つの生命体であるという入りやすいベースから、明らかに狂っていく一人称視点はどこかラヴクラフトの小説を彷彿とさせます。

    作中で何度も惑星ソラリスに対する著者の解釈が緻密に描かれており、まるで直ぐ近くに海が迫り来ているかのような臨場感がありました。

    物語の後半では、超常現象を受け入れた主人公の交流描写が進みます。ソラリスの生み出す数々の現象が果たして人類にとって無意味なものか、その先に何があるのか物語の中では明かされません。

    ただひたすらに広大な、人々とコミュニケーションを行っているかのように思える無意味なソラリスの”現象”たちが、読後の虚無感を増幅させました

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    2025年04月05日
  • ソラリス 下

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    原作から主人公の過去の記憶とそれに関する体験にフォーカスしてコミカライズした一冊。SFと文学の持つ人間の主観的体験が溶け合ったエッセンスが体験できた。

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    2025年03月23日
  • ソラリス 下

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    下巻では、引き続き酉島伝法タッチのキャラクターが随所に出現する。3人の乗組員はそれぞれ秘密を隠しながら照射実験の打ち合わせを続ける。一方、形成物であるハリーは、人間と紛うことなき心を持つようになり絶望感で液体酸素自殺未遂まで起こすことで自分の正体を知ることになる。そしてスナウトによりハリーは消え去ってしまう。コミックスのラストシーンは少し中途半端。何かのメッセージを以って締め括って欲しかった。原作に忠実という意図は理解できるが、少しぐらい自由度を上げても良いのではなかろうか。p149~p153の空白、要りますか?

    今回あらためて、1961年に書かれた「ソラリスの陽のもとに」、1972年に映画

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    2025年02月14日
  • ソラリス 上

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    SFマガジンに本作品の第1話(冒頭部分?)が掲載された時に、このコミックスが今後連載されるのかと思ったが、そうはならなかった。少々残念な気持ちのままその時は諦めたが、今回単行本2冊という形態をとって出版された。最初はネットでしか見られないという先入観もあったので、この快挙に(大げさかな)年甲斐もなく興奮してしまった。書店でも結構な冊数が出ていたので、販売元もかなり気合が入っているのではないだろうか。

    ソラリスというと真っ先に思い浮かぶのは映画「惑星ソラリス」。タルコフスキー監督によるこの作品は今までに何回も観てきた。ストーリーが解っていても何回観ても飽きない。未来の交通網「首都高」、驚きのラ

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    2025年02月14日
  • ソラリス

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    殆ど現象に近い生命のかたち。水蟲のようなもの。対話は叶うのか?まだ彼は諦めていない。映画はどうしてそうなっちゃうのか

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    2024年08月11日
  • インヴィンシブル

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    SF。旧題『砂漠の惑星』。
    著者お馴染みのファーストコンタクトもの。
    ホラー小説といってもいいくらいに怖かった。
    自分の想像力では思い浮かべることができないほどの、圧倒的な情景描写が魅力。
    もちろんSF的なアイディアも素晴らしい。
    著者の作品は、いつも理解が及ばないことが唯一の難点だと感じているが、充実した解説が理解の助けになってありがたい。

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    2022年09月18日
  • マゼラン雲

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    SF。
    太陽系外探査。コンタクト。
    コンタクトもののSFとしては、ハッキリしない感じが、『ソラリス』を思わせ、著者らしさを感じさせる。
    登場人物が理性的な人ばかりで、全体的に静かな物語。
    個人的には、最後の2章が好きすぎる。
    「地球の花々」でのグーバル教授の推論にワクワクし、別れに感動。
    最終章「マゼラン雲」は…とにかく最高。ラスト一文が美しい。
    あまりに難しく、読み応えがありすぎて、全く理解できた気はしないが、もしかすると傑作なのでは?

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    2022年08月15日
  • 泰平ヨンの未来学会議〔改訳版〕

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    自分史上いちばんエグいディストピアものだった。ドラッグで万能の理想郷に魅せられている間に、現実は地獄のように、自分の体がオリジナルじゃなくなっている恐怖。 映画『コングレス未来学会議』を先に観たんだけど、そのときは刹那的に世界や人間が変容していくことに対しびっくりするほど泣いた。ただ本作には泣く要素はなく、ブラックなユーモアの効いたSFだった。造語が沢山出てくるが、これらを意味の通るしっくりくる日本語に訳すのはとんでもなく骨の折れる仕事だったと思います。薬の名前とか、ドラえもんの道具みたいで秀逸だった。

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    2020年11月02日
  • 泰平ヨンの未来学会議〔改訳版〕

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    p.189
    「何事にたいしてももはや自然な反応をするものなどだれもいないのだー化学薬品の作用で学習し、人を愛し、反乱を起こし、ものを忘れるのだー薬物で操作された感覚と自然のそれとの間には違いがなくなっている。」

    レムのSFを読んだのは、ソラリス以来かな?相変わらず一文一文奇妙な文章だらけなのに伏線が回収されなくずっと話が続いていく感じで捉えどころがない。でもとんでもない未来への想像力、予想もつかない展開、そしてちらりと見える社会問題への皮肉など読んでいて楽しい。

    薬品がドラえもんの道具みたいで面白かった。
    一層剥がれるたびに残酷な現実が、という瞬間が恐怖。

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    2016年11月18日
  • 泰平ヨンの未来学会議〔改訳版〕

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    レムのユーモアものってちょっと苦手にしているのですが、やっぱりレムなので読んでみる。

    70年代の冷戦時代に書かれた、ディックばりの薬物で現実がコントロールされてしまう世界。
    トリガーが薬物なだけで、自分が認識している世界は現実のものなのか区別がつかなくなってしまうという点では仮想空間と現実の融合が始まっている現代も同じなのではないでしょうか?ディックほど病的な精神状態を描くわけではありませんが、淡々と追い詰めていきます。国家間戦争ではなく、テロが横行してるっていうのも現代的。怖っ。

    レム祭りスタートするか!

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    2015年08月30日
  • 泰平ヨンの未来学会議〔改訳版〕

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    ただのほら話でも、クスリの見せる幻覚の模写でもなく
    現代からみてリアルなところはないのに、
    そっちの方向ではなく知恵を使って
    現実の世界を変えていかなければ
    とてもグロテスクな世界になるということ、
    数々の造語と、言葉の変化で楽しませながら、
    当たり前ではあるが、主人公よりぶっ飛んでいるのは
    これを生み出せる、著者の頭の中。

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    2015年06月30日
  • ソラリス

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    架空の星ソラリスの風景描写がしつこく、現実離れしているので読んでいて疲れた。
    正直な話、よくわかりませんでした。

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    2026年04月18日
  • ソラリス

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    ネタバレ

    想像以上にハードSFでした。
    軽い気持ちで読むと置いていかれるので、少し読みづらさもあるので「読むぞ!」って気持ちで読まないといけないですね。

    冒頭は薄暗い雰囲気のなか何が起きるのかホラーテイストですか、中盤からはハードSFとラブロマンスも交えながら哲学的なテーマへと移る。

    今までの未知の存在とのコンタクトとは異なり楽しめました。惑星ソラリスの描写も想像しながら読むのがワクワクして楽しかったです。

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    2026年04月07日
  • ソラリス

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    全体的に文章が難解な箇所があって、少し他人にはおすすめしにくいかなぁ…
    それでも惑星ソラリスの景色と生物が作る、美しさと静けさと、何とも言えない恐怖感の描写は見事としか言いようが無い

    序盤にホラーな雰囲気があって、ホラーが苦手なので少し評価低めですが、素敵な作品だと思います

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    2026年02月01日
  • ソラリス

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    ネタバレ

    9/16-25難しかった。作り出されたハリーが自我を持って自殺を試みるのが不思議だった。海とは結局なんなのだろう。時間が経ったら読み返したいけど、たぶんもう読まないかも。

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    2025年10月16日
  • 電脳の歌

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    遠い昔なのか遠い未来なのかわからないが、宇宙のどこかで、どんな要求をも満たす全能でサイバーな曲者マシーンを生み出す宇宙有数の“建造師”トルルルとクラパウツィウスの壮大な叙事詩というか冒険譚というか寓話というか法螺話というか。とになく意味がないけど意味ありげなお伽話でびっしりと埋められていて、正直読んでも読まなくても、飛ばしてどこから逆から読んでもかまわない。とにかくまじめに読む必要はないが、そこには量子力学だったり作者の豊富な科学的知識が詰め込まれていて、クスリ、ニヤリとさせられることも多く、作者スタニスワフ・レムが1921年生まれと考えると、何やらとても示唆的でもある。手元に置いて気が向いた

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    2025年08月07日
  • ソラリス 下

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    スタニスラフ・レムによる傑作SF小説の漫画化。原作の哲学的な問い掛けが、漫画だからこそ可能となる表現で象られる。静かな会話、迫る不穏感。人間が愛の外に投げ出され、しかし愛のようなものが心を抉るように覗き込んでくる。人類を超越する知性とのコンタクトが哀しく胸に迫るのは、愛や孤独や希望が、人間の幻想に過ぎないものだからか。

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    2025年05月26日
  • ソラリス

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    確かに地球外生命のイメージといえば、人型で、人類と当たり前のようにコミュニケーションが取れる存在だったが、そうではない可能性ももちろんありると気付かされた。

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    2025年05月04日