渡海奈穂のレビュー一覧
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ネタバレ設定としては、まあ、ありがちなお話です。見た目のかっこよく、あちこち気の向くままに遊び歩いてフラフラしている受は実は年下で硬派の後輩に壮絶片思い中。で、いろいろとちょっかいだしているうちはいいんだけど、攻の気持ちが自分に向いた途端、逃げる、逃げる、逃げる!
でも、攻の方が一枚上手で、先輩受のグダグダも一刀両断。そこは気持ちいい。でもね、後半の腹違いの弟が出現するお話はマジで好みじゃなかった。
中途半端にやさしくてかえって自分を追い詰める受と子供っぽくて自分のことしか考えていない腹違いの弟、そしてその関係性に激怒した攻は、なに、これ、鬼畜?っていう展開。おいおい、なんも解決してねえよ、な終わりで -
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ネタバレ作者いわく、イケメンオタクXクール眼鏡です。このシチュエーションに惹かれて読んでみました。とにかくこのイケメンはかなりヘタレです。。この作家さんはヘタレが好きなんだろうか・・・一方クール?なメガネはなんと誘い?襲い受なんです。(ちょっと表現に語弊があるけど)とにかく攻がヘタレすぎて、話が進まないので、先に恋愛だと自覚した受ががんばるっていう構図。でも受くんが結構乙女でかわいかった。攻⇒受の感情はどちらかというと『萌え』、でも受くんは『三次元の嫁の中で自分が一番なら、ま、いっか』となる。なんかちょっとおもしろいな。。ちゃんとうまく付き合っていけてるのか、その後が知りたいよ
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ネタバレ初めて好きになた先輩・平尾を相手に都合のいい恋人を演じている三木。
平尾は、三木と初めて関係を持った翌日に、他の女の子とキスをし、その時に強がってしまってからずっと、三木は「浮気しないでほしい」とは言えずに、物分りのいい恋人のフリをしていた。けれど、本当は三木はひっそりと傷付き続けていた。
そんな三木の慰めになっているのが、仕事先で知り合った年上で穏やかな有元だ。
三木よりも十八も上の有元は、三木が初めに自棄で関係を迫って失敗して以来、三木の性癖を知りつつも決して三木に対しては性的な興味を示さず、それでいて困った顔をしつつも三木を拒まない稀有な人間だった。
関係を持たないままで三木の -
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ネタバレ可愛くて賢くて働き者と評判の水橋家の三男・紬里。
けれど、そんな紬里は、もうずっと俺様でいい加減で女にだらしない次兄の和臣が好きだった。けれど、紬里は和臣には言いなりになる便利な存在としか思われていなくて、タバコを買いに行かされたり、後片付けをさせられたり……
養子である自分が家族の和を壊してはいけないという思いもあり、紬里は和臣に対する想いを諦めたいのに、諦めずに悶々とする日々。
そんなある日、紬里は和臣の友人に寝込みを襲われかける。だが助けてくれたはずの和臣に手を手を出されてしまい、紬里はその経験が忘れられなくなってしまう……
というような話でした。
和臣は、家に自分の友達を -
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入社して日の浅い上村は、営業職なのに人付き合いが苦手。というのも、見た目の印象でいつも誤解されるからです。そんな上村が社内でばったり中学のバスケ部先輩伴瀬に再会します。中学の時と変わらず気軽に声をかけてくるちょっと俺様な伴瀬。次第に彼にだけは上村は心を開いて屈託なく接することができるようになっていきますが。
前半はちょっとめんどくさい性格の上村が、伴瀬との付き合いで素直になっていく様子が描かれています。はじめは伴瀬にご飯を付き合わせられたり、母校のバスケ部に二人で行ったり、友人としての関わりだったのが、いつの間にか一線を越えてしまうという、スローテンポながらもけっこうドキドキさせられる展開。 -
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三池ろむこセンセのコミックス「カクゴをきめて」の原作者である渡海奈穂センセによる、小説でのスピンオフ。でも、メインキャラは別なのでコミックス読んでなくても楽しめます。
893もので主従関係のラブコメです。二十歳で美形な大学生の真は、実は金と暴力が大好き。893の組長の息子です。そんな彼が金や暴力よりもっと好きなのが、自分の身辺護衛&お世話をしてくれる木賀です。しかし、持って生まれた負けず嫌いで可愛げのない性格が邪魔をして、なかなか素直に自分の恋心を告げることができません。真は思わせぶりにあれこれ画策するけど、反応は今ひとつ、というか、余裕で面白がられているフシさえ感じられたりして。
一方、「 -
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かわいい外見なのに、じつは893の息子でSな受って設定がイイ。
そんなかわいい外見の鉄ちゃんに詐欺を働こうとしたマヌケなイケメンが瀬能です。ワルイ男なんだけど、ダメダメでヘタレで何だか憎めないキャラ。カッコいい彼氏をつかまえて健全で可愛い恋に生きることを目指している鉄は、その微妙なイケメン男瀬能とだんだん仲良くなるけど二人とも詐欺師&893の子とワケアリ同士なので、会話もデートも変な空気間があってとっても愉快。
肩の力抜いて読める1冊です。
当て馬だと思ってたアホな方とくっついて少し意外でした。だって、幼なじみの友紀が瀬能よりしっかりしててステキだったんで。
でも、「カクゴをさせて」で友 -
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ネタバレ渡海さんの本はあたしの中でいろいろ革命起こしてくれましたが
今回はそこまでぱっとしなかったかなーってのが本音。
なんだろう?
傍若無人な受けの子は好きなんですけど…
攻めが傍若無人で受けの子が振り回される展開はあんま好きくない。
兄弟は基本駄目なタイプなのですが…
血はつながってない義兄弟は大丈夫です。
じゅりはかなり好みな感じでした。
一生懸命で一途でこういう子かなり好みなんですけど…
和臣にいいように振り回されるだけ振り回されてってのが
なんか納得いかないなー。
ストーリー的には王道というえば王道なんですけど…
受けの子はなんか一生懸命に恋してるのに対して
攻めキャラは女とやってる描写があ