池上永一のレビュー一覧

  • あたしのマブイ見ませんでしたか

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    ウチナー物とナイチの物と半々なんだけど、おかしくて切ない・・・コミカルだったり幻想的だったり・・・幅がひろい人だなぁ~~ってのが率直な感想なんですが。
    8つの中でどれも印象的だったんだけど、特に!!
    「サトウキビの森」は圧倒的な沖縄の景色(色)が浮かんできて、まぶしかったです。
    少女マンガ世代なんで、この感覚・・私は好きです
    「復活、ヘび女」やっぱり面白かった!!夜ごと添い寝をしていく彼女の正体を、大学生の武山君が探る・・・添い寝は自分が寝ている間のことなので、相手の正体を知ろうと、敷布団に落ちた人型のくぼみを検分して名付けた「ソイネサウルス」爆笑。笑った~~ナイスネーミング!!妄想しまくりの武山君が気仙沼のお母さんごめんなさいって・・・武山く~~~ん(笑)実話じゃないのが残念でもあり(?!)ホッしたり。
    タイトルからでは手にとって読もうかなと思いにくいんだけど・・・でももの凄くいいお話でしみじみさせられました。

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    2010年02月06日
  • 風車祭 上

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    面白かったー。沖縄、アニミズムの現代へのよみがえり(マジックリアリズムというらしい)、少年の成長物語などなどが好みなこともあり。長いけど、いろんな祭りや習俗の描写も丁寧で、ストーリーも飽きずに楽しめました。池澤夏樹の「マシアス・ギリ~」に雰囲気が近いかも。

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    2009年12月29日
  • シャングリ・ラ 上

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    【上下巻】
    久し振りに面白いファンタジーに出会えました。
    最後まで疾走感を失わず、最後の一頁まで駆け抜けるように読みました。

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    2011年12月26日
  • シャングリ・ラ 上

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    上巻の時点でどうなるのか予想は付くけど、最終的にどう持って行くのか気になる。登場人物はぶっ飛びすぎて、話もぶっ飛びすぎてるから余計におもしろくなってしまう。

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    2011年07月25日
  • シャングリ・ラ 上

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    この頃どこの企業でも環境経営ってやつに躍起で温暖化阻止のためその元凶と見做されるCO2削減に努めているけれど、11年周期で増える筈の太陽の黒点が増えず、実は長〜い目で見ると地球は寒冷化に向かっているという説もあったりするのをご存知?てな具合で最近は何をおいてもエコ、エコだけど、とまれ、この小説、温暖化の果てに再び起こった関東大震災で壊滅した東京が森林化され、その上に築かれたアトラスという超巨大高層都市に首都機能と一部の裕福な人間が移転、アトラスに移転出来ない難民は熱帯雨林と化した地上でゲリラとして政府に立ち向かう、といった設定。そうしたハードな社会、経済、文化的問題を背景に堅い話と思いきや、そこに展開されるはアニメも顔負けのSF的設定に呪術や医学や兵器や小ネタもテンコ盛りのストーリーで、反政府ゲリラの若きリーダー・國子、アトラスの新迎賓館に幽閉される美邦、炭素が支配する経済を逆手にビジネスに走る香凛の3人の少女を中心に、彼女らを取り巻く脇役のキャラ立ちも賑々しく、凶暴な森やアトラスの威容、國子の信じられないような戦いっぷりには、頭の中にビジュアル思い浮かべながら読みつつ、想像力乏しくて文章の中身に絵が追いつかないくらい。舞台設定は整い、太陽と月になぞられる國子⇔美邦、凪子⇔タルシャン⇔香凛、モモコ⇔小夜子⇔ミーコ、それぞれの対峙も散りばめられ、漸う國子がアトラスへ乗り込む。続く下巻でどう展開?期待料込みでの☆4つ。

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    2011年07月18日
  • やどかりとペットボトル

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    『レキオス』の池上永一のエッセイ集。

    沖縄発のパワフルな作品を紡ぎ出す彼の身辺雑記だ。

    母親の子育てに対するハチャメチャぶりがすごい。そういうものを超えていくことが今作家として立っていることにつながっていったのだろうと思えた。
    作成日時 2007年10月13日 14:31

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    2009年10月04日
  • レキオス

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    沖縄を舞台に、米軍、女子高生、ユタ、CIA、学者などの多種雑多な登場人物が入り乱れ、過去と現在、夢と現を交錯する。池上永一は『バガージマヌパナス』『風車祭』などの沖縄モノがとてもよかったので、そういう感じかと思って読み始めたら、のっけからいきなりSFでぶっとんでる。設定も荒唐無稽。頻出する専門用語も難解でうそっぽいし、時代考証もめちゃくちゃだけど、それも狙いか、というはじけ方。沖縄という存在自体、パラドックスのようなものだし、それを表現する手段として、このくらいの無茶ぶりが必要なんだと思わせる。現実の沖縄の混沌と多面性に、ようやく物語が追いついた感じ。まあ、正直、1回読んだだけではわけわかんない難しさはあるが、沖縄関連の物語の中では、今までで一番フィットした。

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    2011年07月16日
  • レキオス

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    沖縄が舞台。主人公のデニスはアメラジアンで聞得大君の子孫。
    風変わりな天才学者や秘密結社も出てくる。
    内容はなかなか壮大で、少し理解するのが難しいかも。
    中に出てくる脇役のおばぁたちは魅力満載。
    特にポーポー売りのおばぁ姉妹はすごく素敵。
    沖縄の問題を様々な視点から見ている作品。

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    2009年10月04日
  • あたしのマブイ見ませんでしたか

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    「マブイの行方」「サトウキビの森」「失踪する夜」「カジマイ」「復活、へび女」「前世迷宮」「宗教新聞」「木になる花」の全8篇。ページ数は厚い本ではないのに、どれも量的にボリュームのある短編だった。前半の4篇は沖縄を舞台にしている。沖縄のあざやかな風俗が目に浮かぶようだ。
    どれもよかったが、「サトウキビの森」「復活、へび女」がお気に入り。あ、「宗教新聞」もよかった!読んだあとにほっこりとあたたかくなった。都会のビルの谷間、人と人とのじんわりとした繋がりを探してみたくなるような本。

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    2009年10月04日
  • レキオス

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    なんというか,荒れ球がバッターの狙いを定めさせず完封勝ちしてしまったような,とっちらかってるけど痛快な作品。

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    2009年10月04日
  • 黙示録 下

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    前半部分は了泉の傲慢な感じが、読んでいて不快でイライラしてました。なのでなかなか読み進められず。最終的には、そこに着地するのかという感じです。

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    2026年04月27日
  • 海神の島

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    沖縄の三姉妹が遺産相続人になるために宝探しに挑む冒険小説。
    曽祖父の見つけた海神の宝はどこにあるのか。
    歴史を掘り下げ、社会問題になっている基地問題も盛り込み、国際問題の尖閣諸島も関わっていて、めっちゃ難しいテーマてんこ盛りなのにコメディタッチで楽しい。
    三姉妹が仲悪いのも可笑しい。

    ただ、三姉妹の下世話な会話は楽しくしているつもりかもしれないけど、品が無いので好きじゃなかった。
    そこは男性目線の楽しさなのかな。

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    2025年12月13日
  • 海神の島

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    テンペスト作者による、沖縄軍用地を巡る、三姉妹の相続バトル。軍用地問題、尖閣問題など、政治的なテーマに作者なりの考えを示している。三姉妹のノリが軽すぎて(ラノベ的?)、自分には少し合わなかった。

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    2024年03月06日
  • 海神の島

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    壮大なフィクション
    と読むか
    ありえないわー
    と思うかで印象はだいぶ変わる作品ですね。

    三姉妹のキャラは強烈
    それぞれ突出してて好き♡

    まぁ頑張ってください。うまく行くとよいですね(*^^)

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    2023年09月23日
  • 海神の島

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    この方の結構シビアな現実をユーモアと合い混ぜて読ませてしまう感覚、好きだなぁと思います。でも正直、3姉妹のシャレにならない仲たがいは読んでいてあまり気持ちの良いものでは無かったかな。親族が骨肉の争いをするというはちょっと。

    沖縄の基地問題、第二次世界大戦、ダイオキシン、劣化ウラン弾や尖閣諸島と中国台湾問題まで出てきてこれ大丈夫なのかなと思ったらグレタさんまで言及してた。すごいや。
    とは言え、一方の主張だけを正とするのではなく、もう一方の主張もきちんと表現するのは良いなと思いました。色々な言い分があるものねぇ。

    読んでいて色々きちんと考えなくてはいけないこと多いよなぁなんて思いながら読み終えました。とは言え、3姉妹色々酷いね。うん。

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    2023年08月18日
  • シャングリ・ラ 下

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    国造りの神話を土台に、近未来のディストピアの中で新たな経済の仕組みや価値観(新たな国造り)が生まれる迄の物語。
    個性的なキャラクター(エグイ人もたくさん)がこれでもかというくらい動きまわり、どんでん返しの連続、エピソードがてんこ盛りでフィナーレへ。
    疾走感が凄く面白くはあるが食傷気味な読後感(^^)。

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    2022年02月23日
  • シャングリ・ラ 上

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    近未来のディストピアSF。
    炭素社会という新しい価値観が支配する時代、世界や日本の立ち位置や権力構造も大きく変化しています。
    政府、ゲリラ、アトラス公社、炭素社会にマネーゲームを仕掛ける人、太陽と月、更に思惑をもった黒幕と思われる人など、様々な要素が複雑に絡んで物語を構成しています。
    主人公を取り巻く登場人物も実に個性的です。
    物語を読み進める中でのイメージは、モモコの精神性とミーコはマツコデラックスさん、小夜子が小池栄子さん(^^)。感想は下巻にて。

    作者は「テンペスト」の方だったのですね。
    守備範囲の広さに驚き(^^)。

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    2022年02月19日
  • ぼくのキャノン

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    帝国陸軍が配備した九六式カノン砲を「キャノン様」と崇める沖縄のある村。
    戦後、独自のしきたり、組織、経済力で村を復興させ守り続けてきたマカト、チヨ、樹王。
    豊かで眩しい村に入り込む不穏な動きと共に、村の平穏は乱されていく。
    前半は、楽しみながらも感情移入しにくいのだが、マカトの孫の雄太と仲間達3人が、過去の真実を知る辺りから一気に入り込めた。
    アニメで映画化されそうな作品。

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    2021年08月08日
  • シャングリ・ラ 上

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    アトラスという巨大な居住区が建設される一方、過剰な緑化で都市部が森に沈んだ東京が舞台となるSF。
    炭素社会、マネーゲーム、国生みの神話、不死身の性悪女が入り乱れ、エネルギッシュな展開が進んでいく。

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    2021年05月06日
  • シャングリ・ラ 上

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    書き出しは政府VS反政府ゲリラでロースタートの印象。
    徐々に話が動き始め、政府VS反政府ゲリラVSアトラス公社VSカーボニストとスピード展開に‥。
    個々のキャラも強く下巻に期待。

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    2020年06月11日