池上永一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ウチナー物とナイチの物と半々なんだけど、おかしくて切ない・・・コミカルだったり幻想的だったり・・・幅がひろい人だなぁ~~ってのが率直な感想なんですが。
8つの中でどれも印象的だったんだけど、特に!!
「サトウキビの森」は圧倒的な沖縄の景色(色)が浮かんできて、まぶしかったです。
少女マンガ世代なんで、この感覚・・私は好きです
「復活、ヘび女」やっぱり面白かった!!夜ごと添い寝をしていく彼女の正体を、大学生の武山君が探る・・・添い寝は自分が寝ている間のことなので、相手の正体を知ろうと、敷布団に落ちた人型のくぼみを検分して名付けた「ソイネサウルス」爆笑。笑った~~ナイスネーミング!!妄想しまくりの武山君が気仙沼のお母さんごめんなさいって・・・武山く~~~ん(笑)実話じゃないのが残念でもあり(?!)ホッしたり。
タイトルからでは手にとって読もうかなと思いにくいんだけど・・・でももの凄くいいお話でしみじみさせられました。 -
Posted by ブクログ
この頃どこの企業でも環境経営ってやつに躍起で温暖化阻止のためその元凶と見做されるCO2削減に努めているけれど、11年周期で増える筈の太陽の黒点が増えず、実は長〜い目で見ると地球は寒冷化に向かっているという説もあったりするのをご存知?てな具合で最近は何をおいてもエコ、エコだけど、とまれ、この小説、温暖化の果てに再び起こった関東大震災で壊滅した東京が森林化され、その上に築かれたアトラスという超巨大高層都市に首都機能と一部の裕福な人間が移転、アトラスに移転出来ない難民は熱帯雨林と化した地上でゲリラとして政府に立ち向かう、といった設定。そうしたハードな社会、経済、文化的問題を背景に堅い話と思いきや、そこに展開されるはアニメも顔負けのSF的設定に呪術や医学や兵器や小ネタもテンコ盛りのストーリーで、反政府ゲリラの若きリーダー・國子、アトラスの新迎賓館に幽閉される美邦、炭素が支配する経済を逆手にビジネスに走る香凛の3人の少女を中心に、彼女らを取り巻く脇役のキャラ立ちも賑々しく、凶暴な森やアトラスの威容、國子の信じられないような戦いっぷりには、頭の中にビジュアル思い浮かべながら読みつつ、想像力乏しくて文章の中身に絵が追いつかないくらい。舞台設定は整い、太陽と月になぞられる國子⇔美邦、凪子⇔タルシャン⇔香凛、モモコ⇔小夜子⇔ミーコ、それぞれの対峙も散りばめられ、漸う國子がアトラスへ乗り込む。続く下巻でどう展開?期待料込みでの☆4つ。
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Posted by ブクログ
沖縄を舞台に、米軍、女子高生、ユタ、CIA、学者などの多種雑多な登場人物が入り乱れ、過去と現在、夢と現を交錯する。池上永一は『バガージマヌパナス』『風車祭』などの沖縄モノがとてもよかったので、そういう感じかと思って読み始めたら、のっけからいきなりSFでぶっとんでる。設定も荒唐無稽。頻出する専門用語も難解でうそっぽいし、時代考証もめちゃくちゃだけど、それも狙いか、というはじけ方。沖縄という存在自体、パラドックスのようなものだし、それを表現する手段として、このくらいの無茶ぶりが必要なんだと思わせる。現実の沖縄の混沌と多面性に、ようやく物語が追いついた感じ。まあ、正直、1回読んだだけではわけわかんない難しさはあるが、沖縄関連の物語の中では、今までで一番フィットした。
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Posted by ブクログ
この方の結構シビアな現実をユーモアと合い混ぜて読ませてしまう感覚、好きだなぁと思います。でも正直、3姉妹のシャレにならない仲たがいは読んでいてあまり気持ちの良いものでは無かったかな。親族が骨肉の争いをするというはちょっと。
沖縄の基地問題、第二次世界大戦、ダイオキシン、劣化ウラン弾や尖閣諸島と中国台湾問題まで出てきてこれ大丈夫なのかなと思ったらグレタさんまで言及してた。すごいや。
とは言え、一方の主張だけを正とするのではなく、もう一方の主張もきちんと表現するのは良いなと思いました。色々な言い分があるものねぇ。
読んでいて色々きちんと考えなくてはいけないこと多いよなぁなんて思いながら読み終えました。とは言え、3姉妹色々酷いね。うん。