池上永一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
―――21世紀半ば。熱帯化した東京には巨大積層都市・アトラスがそびえていた。
さまざまなものを犠牲に進められるアトラスの建築に秘められた驚愕の謎とは--
新規開拓です
地球温暖化がシャレにならないレベルまで進行した後
世界は資本主義から炭素経済に移行する。
炭素経済のしくみとか、「普遍的な価値」は存在せず
時代によって価値を見出したものに投資する
とか興味をそそられる部分もあるんですが……
いかんせんファンタジー色が強くて
「んなアホな」っていう展開が目につくのと
終盤が若干ご都合主義かなぁ、ってことで3つにしました
まぁこのへんは人を選ぶんでしょう -
Posted by ブクログ
読む本ないな~って言った時の,同僚からのおすすめ
時は,炭素を資本とする新しい経済で動く時代
温暖化する地球に対して,東京は超巨大&高層建造物「アトラス」に都市を移転
元の街を森林に変えて二酸化炭素吸収をさせようとするのですが,地上にはアトラスに行けない人々が難民となり,森林に呑まれようとしているかつての街にキャンプを築いています。
で,そんな難民キャンプのボス國子がアトラスへ戦争を仕掛けるのですが・・・
地球温暖化をテーマにした本格SFかと思いきや,メイン武器が超でかいブーメランとか,人柱や御託宣とか,当初の予想とは違う方向に話が進んでます(笑)
しかも長い!
上巻を3分の2くらいに纏めら -
Posted by ブクログ
おいおい、一体どこまで行くんだぁーーー?
と思っていたら、どこまでも行っちゃった(笑)。
スケールの広さ、みなぎるパワー、なんでもありの愉快痛快七転八倒、転んでもただじゃ起きない娯楽作。質・量ともに、ウルトラ大作という名がふさわしい。
ここまでやるか? やりすぎじゃない? いろいろ崩壊してない?
読んでいる途中で突っ込みどころはいっぱいあるんだけど(笑)それでもひらすらに突き進み突き破り突き通すところは、あっぱれというべきだろうか。
小夜子なんて、途中から性格も能力もパワーアップしすぎである(笑)。。
なんでもありすぎて、私はいまいちそのテンポに乗り切れなかったものの、ここまでやっちゃう作 -
Posted by ブクログ
この人は『テンペスト』を書いて話題になった人です。
まだ読んだことはないので、ものは試しということで読んでみました。
この作品は設定が未来のSFファンタジーです。
地球温暖化を阻止するために、政府は東京をそのまま超高層建築物である『アトラス』に移行して、地上を森林化する政策を取ります。
世界は炭素排出量を証券化して、それを指標とした経済である炭素経済へ移行し、炭素を削減することで利益を生み出し、日本はいつの間にか資源国となっております。
東京は森林化で難民が続出して、その難民が政府と激突します。
難民のリーダーが、元女子高生、少年院から出所したばかりの少女です。
その少女が実は…、というお話 -
Posted by ブクログ
この人は『テンペスト』を書いて話題になった人です。
まだ読んだことはないので、ものは試しということで読んでみました。
この作品は設定が未来のSFファンタジーです。
地球温暖化を阻止するために、政府は東京をそのまま超高層建築物である『アトラス』に移行して、地上を森林化する政策を取ります。
世界は炭素排出量を証券化して、それを指標とした経済である炭素経済へ移行し、炭素を削減することで利益を生み出し、日本はいつの間にか資源国となっております。
東京は森林化で難民が続出して、その難民が政府と激突します。
難民のリーダーが、元女子高生、少年院から出所したばかりの少女です。
その少女が実は…、というお話