池上永一のレビュー一覧

  • シャングリ・ラ 上

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    森林化した今わたしたちが暮らす東京。
    超高層建造物を造り、そこに都市を創りはじめた人類。
    上にいけば行くほど個人の持つ位も高くなっていく。

    今ある価値がなくなり、今ない価値が存在する。
    そして結局技術文明を求めた先にあったものは未開文明の文化だった。
    なーんていう環境問題を書いてるかと思えば、経済、社会、文化、人間心理のお話へと転がっていく。
    現実的で非現実的なおはなし。

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    2011年07月18日
  • 風車祭 下

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    優しい話だ。

    登場人物がすごく個性的でそんな人達を育む沖縄の風土がとても魅力的です。

    いつか行ってみたいものだ。

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    2011年06月21日
  • 風車祭 上

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    民話と現実がごちゃまぜになった世界観が素敵。

    物語の舞台、沖縄の場所柄かずっとゆっくりとした優しい雰囲気がただよっています。

    隅々に“愛”を感じる小説です。

    さて、沖縄の優しさに包まれて主人公の少年はどう成長していくのだろう。

    先が気になります。

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    2011年06月19日
  • シャングリ・ラ 下

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    内容は面白かったけど、
    ちょっとクセが強いかな。


    過剰な表現もあるけど
    SFファンタジーだと思えば、
    まあ大丈夫。

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    2011年05月03日
  • 風車祭 下

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    突き抜け度が半端じゃない。
    ハチャメチャでナンセンス、おまけに登場人物キャラの濃ーーーい!!
    テンションにあてられて疲れるけど、最後はなぜか清清しくもしみじみ。

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    2011年04月01日
  • シャングリ・ラ 下

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     やっと読み終わった感あり。それほど読み進めるのに苦労が伴うお話だった。少しは楽しもうとアニメも平行して観てはみたが、3話あたりで断念した。小説を中途半端で投げ出すことにはいささか抵抗があり、昨日やっと下巻を読み終えた。

     全くおすすめできない小説だが、最後の章で大爆笑させられた。バカらさしさもここまでくると、著者はひょっとしてとてつもない才能があるのかと一瞬思ってしまう。その文章の内容は引用欄にて。くやしいので、傑作といわれる『テンペスト』は必ず読破したい。

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    2015年05月11日
  • シャングリ・ラ 上

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     東京が大地震に襲われ壊滅的ダメージを追った後の近未来小説だ。地球温暖化が深刻で世界各国が二酸化炭素の削減に乗り出す。東京では一部の特権市民が天空に巨大な人工地盤を築き優雅な生活をしている。一方、地上で生活をする難民は疫病の蔓延に苦しめられるのだった。

     炭素経済に移行することで、核戦争による世界の終焉は前世紀の幻になるのだが、反面、炭素指数の上昇に一喜一憂することになる新たな弊害もうまれる。二酸化炭素排出量の削減に成功した先進国の日本は明るい未来が開けているような様子に見える。下巻でいよいよ人工地盤であるアトラスに地上の政府反乱軍が宣戦布告をするのだった。

     アニメで放映された小説だ。平

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    2015年05月11日
  • あたしのマブイ見ませんでしたか

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    池上永一特有のちょっとミステリアスで哀しい短編集。8編のうち、ハッピーエンドは1つだけ。恋視力ビーム、できるものならボクも試してみたい。

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    2010年09月08日
  • ぼくのキャノン

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    結論から言えば、最後まで読みとおして良かった。

    眠くっても面倒でも、毎朝きちんとラジオ体操に通うと
    夏休みの終わりには何がしか(ショボいながらも)ご褒美もらえたでしょ?
    そんな感じ。 
    うん。全体的になんとなく夏休み味。
    沖縄が舞台だからかな?
    前半の、空想小説のような 子どもの冒険小説のような 面白くないコントのような
    そんな部分をがんばって読み通せば
    その面白くない(と私には思われた)ところこそが、後半でミステリとして機能してくるよ。

    なぜ 一見つまらない禁忌を設定したのか
    なぜ そうまでして秘密を守らなければならないのか
    なぜ 自己犠牲を厭わずに村を守ろうとするのか
    なぜ キャノン砲

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    2019年02月18日
  • ぼくのキャノン

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    沖縄返還交渉の際の日米政府の密約文書やら普天間に纏わる鳩山首相の腹案やら、沖縄を巡る話題には事欠かず、それもこれもあの戦争からずっと引き摺っている訳で、そしてこの本も、戦争の時に残された帝国陸軍の九六式カノン砲を守り神として崇める沖縄の小さな島が舞台。
    村を統べる3人の老人とその孫たち、描かれる島の風景は極彩色で彩られ濃厚な南の島の雰囲気を伝えるが、そこへ村の開発を企む美女や怪しげなアメリカ人が乱入くる前半はちょっとおちゃらけた文章ともどもいささか読みにくい。
    繁栄と引き換えに老人たちが人生を投げ打って守ってきた島の秘密が徐々に明らかになっていき、戦争を語ってなかなか興味深い話の作りながら、も

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    2019年02月15日
  • レキオス

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    ラノべ的な無差別格闘に踏み込みたいのに踏み切れなかった、そんな惜しさはある作品。だが十分にファンタジーでSFでマジック。
    シャングリラからはまった方に特におすすめ。
    直木賞受賞コルセットを外した作家です、お行儀の良いのがお好きな方は読まないでね。

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    2011年05月06日
  • 風車祭 上

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    沖縄好きなら、そこそこおもしろい。
    ただ、ストーリーは少し単調に感じる。
    たまにおもしろいと感じる点も。

    最後の方は、少し気持ち悪く感じた。
    そのぶん、下巻を読んでみたくもなる。

    武志を主人公にするよりも、おばぁたちを主人公にしたストーリーを読みたかった。

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    2010年02月25日
  • シャングリ・ラ 下

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    面白いんだけど、ごちゃごちゃぐちゃぐちゃしすぎて入り込むことはできなかった。滅茶苦茶なことが起こりすぎて、途中から何がおきてもなんとも思わなくなってしまった。

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    2011年07月17日
  • シャングリ・ラ 上

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    近未来の東京が舞台の物語。
    森にのみこまれるあたりがナウシカを思い出させます。
    近い将来ここはいかなくても、何か強行な対策をしなければいけないのかなぁと考えさせられたり。
    この物語の最大のポイントは脇役の女性達がものすごく強い!
    彼女達は個性ありすぎて、主人公の存在が薄くなってしまったと思う。
    主人公は特別な女の子なのだから、もっと特殊な能力や姿をしてる設定のほうがしっくりきたかも。

    話自体は自然の驚異、アクション、経済の恐ろしさなどを盛り込んでグイグイ引き込まれる面白さ。
    でも…最後の設定は気に入らない。
    古いものを脱ぎ捨てて新たなステップを踏む未来が欲しかった。

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    2013年08月13日
  • レキオス

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    沖縄の伝説の地霊レキオスを巡って女子高生や米軍、ユタ、学者が入り乱れ、ついにその封印が解かれる時、大いなる魔法が完成する…というあらすじ説明がアホらしくなるほど破綻スレスレの超絶SFファンタジー。 やたらキャラ立ちのいい一癖もふた癖もある登場人物たちが次々と繰り広げる超展開についていくのが精一杯。 濃すぎるキャラでも紙面がうるさくならないのは、抑制された会話と描写が配置されているからで、それが少し物語の勢いを削っているような気もしました。 でも面白かった!あんまり人にはお薦めできないけど…。

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    2011年08月30日
  • シャングリ・ラ 下

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    フゥ〜っと、漸く読み終えた。面白いんだけど、ちょっとしつこく長かったんだよね。上巻でだいたい舞台設定が整ったかと思っていたけど、涼子みたいなキャラが出てくるは、草薙が×××××だったり、ミーコが×××になったり、どんどん話が展開して、昔々の冒険活劇みたいに主人公がクリフハンガー…でも翌週には意外とあっさり味方が現れて脱出、みたいな展開が次々続いて、涼子や小夜子や水蛭子は何回殺されてもまた出てくるし、もう目茶苦茶破茶滅茶。アトラス建設の謎が知りたくてひたすら読み進めたら、これがあらぬ方向へ飛んでいくし、それでも最終章のノンストップな展開にはドッキドキで、最後の余韻も落ち着いて。と思ったらもう9頁

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    2011年07月18日
  • レキオス

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    ネタバレ

    二十世紀末。アメリカ軍基地が置かれている沖縄。アメレジアン(在日米軍の米兵と地元女性との間に生まれた子供)である女子高生デニスを中心に、沖縄が魔術的な陰謀に巻き込まれていく物語。

    自らの野望のために転生を繰り返してきた米軍中将キャラダインが、血でぬれた沖縄の地に魔方陣を描いて地霊レキオスの封印をとこうとする。世の破滅を防ぐため、琉球の最高女神である聞得大君の加護を受けたデニスと、キャラダインを裏切ったヤマグチ少尉、そして変態天才女人類学者サマンサが、沖縄から生まれた混沌に打ち向かう。

    本筋が見えてこないエピソードが絡まって肥大していき、気がついたら大きな一塊になって怒涛の終焉を迎えるものだ

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    2023年03月08日
  • レキオス

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    登場人物が『シャングリ・ラ』に似てるなぁ〜と。

    展開が早すぎるよとか、そんな単語わかんないよ?とかついていけない感じもかなりあるけど、それが逆にいい。

    ちょっと理解できないところが魅力の一冊

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    2009年10月04日
  • あたしのマブイ見ませんでしたか

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    池上氏の作品で最初に読んだ文庫。
    何度か沖縄へ行った後に読んだのでわりとすんなり読めたな。
    やっぱり、伝統は大切にしたいよ。

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    2009年10月04日
  • シャングリ・ラ 下

    購入済み

    アニメの脚本

    荒唐無稽なストーリーが展開されるところが、アニメの脚本読んでいるのかと思わせる。つまらないかというと、そうでもないが、前述のようなものと思って読むべき。

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    2015年03月25日