池上永一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まず大前提として、面白いのである。
しかして、カオス過ぎて中盤以降はもうなにがなんだかわからない状態だった。
科学的かと思いきや呪術やUMAみたいなのがでてきて、しまいには神話まで挟みこむ。正直、恐竜が出てきてもそこまで驚かなかっただろう。
おまけにヤンキー漫画みたいに次から次へと「伝説の○○」みたいなのが登場してきて、身内から敵まで名前のある登場人物はみんな化け物状態。
一昔前のジャンプみたいに強さのインフレが半端じゃない。
でも、そんな混然一体とした姿が世界の姿かもしれません。確かに科学は世の中の不可思議を少しずつではありますが、照らしていってる。けれども、それでも説明できな -
Posted by ブクログ
ウチナー物とナイチの物と半々なんだけど、おかしくて切ない・・・コミカルだったり幻想的だったり・・・幅がひろい人だなぁ~~ってのが率直な感想なんですが。
8つの中でどれも印象的だったんだけど、特に!!
「サトウキビの森」は圧倒的な沖縄の景色(色)が浮かんできて、まぶしかったです。
少女マンガ世代なんで、この感覚・・私は好きです
「復活、ヘび女」やっぱり面白かった!!夜ごと添い寝をしていく彼女の正体を、大学生の武山君が探る・・・添い寝は自分が寝ている間のことなので、相手の正体を知ろうと、敷布団に落ちた人型のくぼみを検分して名付けた「ソイネサウルス」爆笑。笑った~~ナイスネーミング!!妄想しまくりの -
Posted by ブクログ
この頃どこの企業でも環境経営ってやつに躍起で温暖化阻止のためその元凶と見做されるCO2削減に努めているけれど、11年周期で増える筈の太陽の黒点が増えず、実は長〜い目で見ると地球は寒冷化に向かっているという説もあったりするのをご存知?てな具合で最近は何をおいてもエコ、エコだけど、とまれ、この小説、温暖化の果てに再び起こった関東大震災で壊滅した東京が森林化され、その上に築かれたアトラスという超巨大高層都市に首都機能と一部の裕福な人間が移転、アトラスに移転出来ない難民は熱帯雨林と化した地上でゲリラとして政府に立ち向かう、といった設定。そうしたハードな社会、経済、文化的問題を背景に堅い話と思いきや、そ