池上永一のレビュー一覧
-
豊かで美しい村の守り神は何故か旧帝国陸軍の九六式カノン砲「キャノン様」。
ハチャメチャ度がかなり高い!
後の「レキオス」や「シャングリ・ラ」の原型となった可能性もあるかも?Posted by ブクログ -
働きもせず島でぼんやりオバァと過ごす綾乃。きれいなせいか周囲の人からも注目はされているよう。
ある日夢に出てきた神様が
「ユタになれ」
という。
最初は、全然話も聞いていなかったのに幼い頃に亡くなった友人の姿を見たらそれもいいかもと安易に飛びつく。
結果、それらしいユタに成長してくのだから不思議なも...続きを読むPosted by ブクログ -
難解&リアルでグロテスクな描写が特徴的なお話でした。
ただ、「炭素税」という今最も地球全体として話題になっていることがメインテーマとなっていて、感心する場面も多々ありました。
経済の勉強にもなるような、ならないような・・・
アニメ化もされているみたいなので、ちょっと見てみようかと思います!!Posted by ブクログ -
さすが、不思議ワールド炸裂の作家さんだけあって、
幼少時代からオモロイ人生を過ごしてる!
そして、石垣島好きなワタシにはたまらん♪
思わず声を出して笑ってしまうので、外で読むときは気を付けましょー^^Posted by ブクログ -
感受性、文化、生活が沖縄フィルタを通した視点からのエッセイ集。旧盆派と新盆派、70年代の石垣島、台風の備え、近所のラーメン屋などなど。風車祭、シャングリ・ラ、テンペスト、夏化粧などの話の元も読み取れる。Posted by ブクログ
-
キャラが個性強すぎてウザいと感じたり、ストーリーが強引過ぎると感じたりするけど、それでも読ませる力を感じた。方言、伝承、伝統、民謡、諸々が混じり合った独特の世界観。Posted by ブクログ
-
ウチナー物とナイチの物と半々なんだけど、おかしくて切ない・・・コミカルだったり幻想的だったり・・・幅がひろい人だなぁ~~ってのが率直な感想なんですが。
8つの中でどれも印象的だったんだけど、特に!!
「サトウキビの森」は圧倒的な沖縄の景色(色)が浮かんできて、まぶしかったです。
少女マンガ世代なんで...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かったー。沖縄、アニミズムの現代へのよみがえり(マジックリアリズムというらしい)、少年の成長物語などなどが好みなこともあり。長いけど、いろんな祭りや習俗の描写も丁寧で、ストーリーも飽きずに楽しめました。池澤夏樹の「マシアス・ギリ~」に雰囲気が近いかも。Posted by ブクログ
-
上巻の時点でどうなるのか予想は付くけど、最終的にどう持って行くのか気になる。登場人物はぶっ飛びすぎて、話もぶっ飛びすぎてるから余計におもしろくなってしまう。Posted by ブクログ
-
『レキオス』の池上永一のエッセイ集。
沖縄発のパワフルな作品を紡ぎ出す彼の身辺雑記だ。
母親の子育てに対するハチャメチャぶりがすごい。そういうものを超えていくことが今作家として立っていることにつながっていったのだろうと思えた。
作成日時 2007年10月13日 14:31
Posted by ブクログ -
沖縄が舞台。主人公のデニスはアメラジアンで聞得大君の子孫。
風変わりな天才学者や秘密結社も出てくる。
内容はなかなか壮大で、少し理解するのが難しいかも。
中に出てくる脇役のおばぁたちは魅力満載。
特にポーポー売りのおばぁ姉妹はすごく素敵。
沖縄の問題を様々な視点から見ている作品。Posted by ブクログ