はるおかりののレビュー一覧
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今回の妃嬪は、吉祥文字を愛し、幽霊が見える。しかし、男性不信に陥っている。傀儡の王の高垂峰とは、幽霊騒動がきっかけで親しくなっていく。一緒に吉祥文字の型紙を切ったりする。やっぱり最後は二人が真に結ばれていくのだが、それまでに後宮の女性たちが陰険な陰謀の犠牲になっていく。意外な人物が陰謀の黒幕だったり...続きを読むPosted by ブクログ
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今回のヒロイン翠蝶の得意技は、「錦」ということで縫物、刺繍。父母の期待の皇帝の妃姫ではなく、皇弟の氷希に嫁がされてしまう。なんとか皇帝の後宮に入ろうと努力する翠蝶だが、とにかくいろいろすれ違いや陰謀やらがあって、最後はめでたしめでたし。黄金のワンパターンですなあ。こういうの好きで屋んす。Posted by ブクログ
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継母に虐待されたため、笑うことさえできなくなった淑葉が、皇帝の兄の妻となり、お互いに好きな書画のことから、心を通じ合わせ、笑うこともできるようになり、めでたしめでたし。その間、後宮には陰謀が渦巻いているのだが。皇帝の愛妃が他の紀姫から貶められようとするのを皇帝が逆手に取るどんでん返しが、考えてみれば...続きを読むPosted by ブクログ
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勇猛果敢な武人高元炯は帝の宮宮妓の舞に一目惚れし、数年後に側妃に迎えるが、その幽彩媚に拒絶されていることを知る。それには訳があったのだが、山あり谷ありの後に、めでたしめでたし。こういうのは、最初なかなかつらいですねえ。それにめげない元炯が大物だなあ。それにしても、宮廷は毒を盛るのが頻発して、怖い怖い...続きを読むPosted by ブクログ
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北の隣国の王に嫁した血のつながらない姉の鳳姫を忘れられない新王の高遊宵は、12人の妃を娶るが、誰をも冷たくあしらう。後宮の絡繰りの本を読みたいがために妃になった李緋燕は、夜伽に召されたときに、王に頭突きを食らわして飛び出してくる。これから先の展開は読めるかな。そうそう、こういうツンツンした女性に男は...続きを読むPosted by ブクログ
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大国と手を結ぶため、妻とする姫を求めて北の蛮国からやって来た若き王と、見染められた陶器を愛する公主のお話。いろいろな障害や妨害を乗り越えて、めでたしめでたし。最後の方はふたりは、いちゃいちゃしっぱなしでございます。ああ、羨ましい。いやいや、私にも愛しい妻がいるのでありました。Posted by ブクログ
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料理人と駆け落ちしてしまった有力貴族のお嬢様の代わりに、料理屋の包丁人の鈴霞は、宮殿の皇太子の正妃として送り込まれる。たちまちお転婆で、料理一筋の本性を皇太子の前で暴露してしまい、毒殺されかけた経験から偏食になって仕舞った皇太子の心を捉えてしまう。陰謀渦巻く宮殿のようでいて、頻発する毒殺疑惑の真相は...続きを読むPosted by ブクログ
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犯人回避でお上からの信頼も取り戻せますが、二人の仲が進展しないです、でも物語も気になるのでこのまま購入続けようと思います。
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一作目に引き摺られて読んでみましたが、自分的には物語の起承転結に必然性を感じられず、登場人物の心の動きが幼く嘘臭く思われ、物語にのめり込めませんでした。冒頭で答えを晒してしまうのも、物語の構成としてどうなんだろう?微妙…な、読後感でした。一度読めば十分かな。多分、読み返さないと思います。
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【後宮シリーズ】が大好きな作家さんの作品ですが、同じ後宮でもとにかくしんどい話でした。甘さの無いグロい話なら【九天に鹿を殺す】もそうでしたが、あちらは知略や謀略を巡らす面白さがありました。こちらは只々しんどい。非道の限りを尽くした凶后の姪である美凰は彼女に溺愛され特別扱いされていた為に、凶后が倒れた...続きを読む
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面白く無いわけでは無いのです。ストーリーも良く出来てるし、それなりに面白いのですが、読んでいて、物語に引き込まれる様な気持ちの抑揚が起きない。
主人公達はドキドキしている様ですが、読んでいる私は全くドキドキもしない・・・。お値段お安めだったので、其れを考慮すれば、まぁ普通に面白い。 -
シリーズこれまで読んだ中でいちばん幼い感じのヒーローでした。
益雁がナイスキャラですね。奥手な秀麒とのやりとりが面白いです。Posted by ブクログ -
サクッとしたライトノベルのような感じかと思って読むと、そのどんよりとした重さに押しつぶされる。
無知は罪、という面は確かにあるとは思う。知らないとはいえ、美凰は長い間人々の血と命の上に成り立った贅沢な衣食住を享受していたのには違いないのだし。
でもだからと言って、死ねない体を持った彼女を何度も何度...続きを読むPosted by ブクログ -
カップル人気投票No.3! まぁまぁの2人かな。
宦官が多く出てきてちょっと混乱。
四欲がいいキャラしてました⭐︎Posted by ブクログ -
もう一冊の短編集の方が個人的には好みでしたが、こちらにも惹かれる話がありました。
後宮って、特殊な環境ですよね・・・。
父(皇帝)を同じくして、母の違う子が何人も住まう。
皇帝以外の子が産まれてしまうという間違いがあってはならないからと、現代だったらあまりに非人道的な措置を受けた男性しか入れな...続きを読む -
短編集なので、全巻のどこの部分の話だっけ?と、記憶があやふやになってしまうことはありますが、また全巻読み返してみよう!という気持ちにもなります。
既に本編の付録のようなかたちで収録されていたので、ここで初めて読んだわけではないですが「今宵、月華に君を想う」は、しみじみと泣けました。こんな背景があっ...続きを読む