あらすじ
珍しい金色の髪と、緑の瞳を持つ舞姫・冬華。かつては宮廷一の舞姫になるという夢を持ち稽古に励んでいたが、ある出来事を機に目標を失い、鬱々とした毎日を送っていた。そんなある日、道に迷ったところを秋遠という武官に助けられる。最初の印象は最悪だったが、彼の不器用な優しさに触れるうち、次第に惹かれるように…。秋遠に励まされ、再び稽古に打ち込む冬華だが、嫉妬の罠が忍び寄り…!?
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シリーズ3作目。
気の強い宮妓の舞姫(母親が胡人なので金髪碧眼)・冬華と、太子の側近である堅物武官・秋遠の物語。冬華の序盤のやる気の無さと気の強さ・天邪鬼さに少しイラっとする事は多々ありましたが、シリーズ中では一番好きなカップルでした。でも、冬華の師匠である白夫人が作中で1番恰好良かったかな(笑)。冬華がちゃんと改心?して、白夫人の想いに気付けてホント良かったよ…。気になっていた、王サマの跡継ぎ問題も解決していて良かったです。中華後宮の教坊(唐時代がモデルとの事)についてのアレコレも興味深く面白かったです。^^❤
Posted by ブクログ
「三千寵愛在一身」シリーズの3弾目は、武官の秋遠と宮妓の冬華のお話でした。いやぁ、ほんとに素直じゃない二人ですし、秋遠の堅物さは、ちょっと顔に似合わなさすぎです。しかも何かっていうと、卑猥って・・・。
あと、冬華が内人を目指すために白夫人に稽古をつけてもらっているシーンが、どうしても「ガラスの仮面」が頭の中に浮かんじゃいました。
最後の方にやっと、理鷲や桜霞が出てきて、やっと、この話が「三千寵愛在一身」シリーズってことを思い出しました。ここまで全然前作とのつながりが見えなかったので、一瞬忘れそうになってました。
せっかく内人になった冬華のため、秋遠はいつまでも待つつもりで、理鷲に冬華をもらいうけることを願いますけど、ここはラブラブの桜霞と理鷲。内人が皇帝のお手つき候補っていうことが分かるとさっさとしきたりを撤廃しちゃって、すぐに結婚できるようになったのはよかったですね。
でも、最後は結婚式で終わるのかと思ってたのに、またなんかよく分からない卑猥話で終わったのはちょっと残念です。
Posted by ブクログ
前2作の王様の従弟がヒーローか。
で、宮妓がヒロインね…。
なんつーか素直じゃない2人だった(笑)
でも無事にめでたしめでたしでよかったけど。
どこのシーンだったか、泣きそうになったなぁ…。多分、相思相愛になったあたりだったような気がするけど…。
Posted by ブクログ
辛い過去のせいで勝気な宮廷の舞姫と新太子の堅物の武官が出会って、反発しあうこともありながら互いに惹かれ合い、舞のライバルの妨害にもめげず、武官の励ましで、舞の競い合いで勝利を得る。勿論この後、お決まりの行き違いがありながら、結局は熱々の2人が結ばれるという、真っすぐど真ん中のお話であります。いやー、好きですよ、こういうの。