あらすじ
珍しい金色の髪と、緑の瞳を持つ舞姫・冬華。かつては宮廷一の舞姫になるという夢を持ち稽古に励んでいたが、ある出来事を機に目標を失い、鬱々とした毎日を送っていた。そんなある日、道に迷ったところを秋遠という武官に助けられる。最初の印象は最悪だったが、彼の不器用な優しさに触れるうち、次第に惹かれるように…。秋遠に励まされ、再び稽古に打ち込む冬華だが、嫉妬の罠が忍び寄り…!?
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Posted by ブクログ
「三千寵愛在一身」シリーズの3弾目は、武官の秋遠と宮妓の冬華のお話でした。いやぁ、ほんとに素直じゃない二人ですし、秋遠の堅物さは、ちょっと顔に似合わなさすぎです。しかも何かっていうと、卑猥って・・・。
あと、冬華が内人を目指すために白夫人に稽古をつけてもらっているシーンが、どうしても「ガラスの仮面」が頭の中に浮かんじゃいました。
最後の方にやっと、理鷲や桜霞が出てきて、やっと、この話が「三千寵愛在一身」シリーズってことを思い出しました。ここまで全然前作とのつながりが見えなかったので、一瞬忘れそうになってました。
せっかく内人になった冬華のため、秋遠はいつまでも待つつもりで、理鷲に冬華をもらいうけることを願いますけど、ここはラブラブの桜霞と理鷲。内人が皇帝のお手つき候補っていうことが分かるとさっさとしきたりを撤廃しちゃって、すぐに結婚できるようになったのはよかったですね。
でも、最後は結婚式で終わるのかと思ってたのに、またなんかよく分からない卑猥話で終わったのはちょっと残念です。