川村裕子のレビュー一覧
-
これまで読んだビギナーズクラシックスの中では現代語訳も原文も読みにくくて時間がかかった。
大河ドラマで道綱が道長に「妾というものはどんなに大事にしても辛いらしい」と語っていましたが、たとえそれが当たり前の時代でも辛いに決まっていると思います。
あれだけプライドが高く素直になれないのに兼家への思いはも...続きを読むPosted by ブクログ -
なんか、ちゃんと読んだことないなー。
古典文学、ちょっと苦手だなー。
ってことで、ビギナーには良さそうだったので。
難しく考えてたけど、日常の感じる事ととか、なかなか取っ付きやすい感覚、昔も今も変わらないんだ!って、清少納言が身近な人に感じた。Posted by ブクログ -
「光る君へ」を観ているので、紫式部、道長、伊周、藤原道綱母などが登場することもあって、非常に楽しめた。
古典からの引用も現代語訳してあって読みやすいし、現代にも共通するところなどをポイントに語られているので古典の世界にも親しみがわく。着るものや建物についても、今までちゃんと知らなかったことが書いてあ...続きを読むPosted by ブクログ -
今まで源氏物語は読んだことなかったが、大河ドラマで紫式部が主役として取り上げられているタイミングだったのでマンガ版で読んでみた。マンガ版だから省略されてる部分はあるとは思うが、こんなに平安貴族のプレイボーイの恋愛をひたすら綴られた小説だとは思わなかった。Posted by ブクログ
-
教科書で扱う古典だが、きちんと読んだことがなかったので読んでみた。和訳が最初にあるのでわかりやすいが、解説はやや主観的で偏った印象。とはいえ、文面だけからは辿り着けない解釈が語られているので参考にはなる。
方丈記は、災害文学で、かつ隠遁文学なのだなと感じた。また、訳を読んでから長明の原文を読むと、...続きを読むPosted by ブクログ -
とりあえず、この一冊で源氏物語全体のイメージがつかめる。内容は五十四帖各帖のあらすじや説明、訳文と原文(抜粋)。巻名の由来や登場人物の年齢が記されていて人物像を思い描く助けになる。コラム、系図、年表なども楽しめる。
Posted by ブクログ -
学生時代は古典は読みにくくて敬遠していたけど、ふとまたトライしてみようと思って手に取りました。
現代語訳+解説があってやっとこんな話だったんだと理解。昔の人は今より熱心にお寺を詣でたりしてた印象なのに、この孝標女は少女時代全然信心がないのが面白かった。Posted by ブクログ -
現代人のサラリーマンも共感できることが多くて面白かった。
平安貴族も深夜まで仕事してたんだな〜とか思いながら読みました。
Posted by ブクログ -
平安時代の女性たちの日常が分かりやすく説明されています。女性と男性の服装アレコレや、なぜ和歌ばかり送りあっていたのかとか。即レス厳守だったのは驚きました。現在の習慣も例にあげられているので、それが当時はこうだったのか!と楽しく読めました。Posted by ブクログ
-
恋多き女性、和泉式部が恋人の為尊親王と死別した後に出逢った為尊親王の弟の敦道親王との出会いから「召人」として正妻、北の方のいる宮の邸に入ってからまでの日記。
編者の川上裕子さんの解説が面白くてとても分かりやすかったです。
確かに、この内容は教科書には向いていなさそうです。
家集(個人の歌集)などに...続きを読むPosted by ブクログ -
道綱母、清少納言、紫式部、和泉式部、孝標女の経歴と作品が、「川村節」で紹介されていく。
既刊の「平安女子の楽しい!生活」などの路線で、親しみやすく、読みやすい。
『蜻蛉日記』について、「ネガティブモード」で貫徹したすごさを指摘していた。
また、『更級日記』に出てくる宮仕えへの夢を、物語への夢、物語...続きを読むPosted by ブクログ -
平安中期に描かれた航海の日記。ひらがなを用いた新しい文学。日記の中では、早く都に戻りたいとの思いと、戻れないもどかしさが鮮明に描かれている。また、土佐国で亡くした娘への追慕の念が多く語られており、これは『土佐日記』そのものの主題であるともいわれている。
特に、海が荒れ神様に奉納させるシーンが印象的。...続きを読むPosted by ブクログ -
源氏物語にも影響を与えたであろう伊勢物語。
有名な歌がここからきていたのか等、面白く読んだ。断片的にしか知らなかったが、全体像はつかめた感じがする。ビギナーズ・クラシックスの良いところ。Posted by ブクログ -
編者の選択にもよると思うが、思っていたよりお仕事小説だったのが面白かった。
紫式部、それほど陰湿ではなかったけど、
やっぱりちょっと面倒くさい女だな。Posted by ブクログ -
子ども用に借りましたが、私も。
『坊っちゃん』夏目漱石
『走れメロス』太宰治
『トロッコ』芥川龍之介
『たけくらべ』樋口一葉
『野菊の墓』伊藤左千夫
『一房の葡萄』有島武郎
『小さな王国』谷崎潤一郎
『耳なし芳一』小泉八雲
『山椒大夫』森鴎外
『銀河鉄道の夜』宮沢賢治
『山月記』中島敦
『二十四の...続きを読むPosted by ブクログ -
中2と小2の息子用に借りました。
中2はそろそろ授業で論語をやるだろうから入口としてサラっと、小2は興味持ってくれたらラッキーくらいの気持ちで。
内容は小5男子と小2?女子の兄妹に、大学教授のおじさんが『論語と算盤』について解説していくって流れなんですが、小5の今の悩みに合わせて『論語だとこう...続きを読むPosted by ブクログ -
漢文が得意でない道長さん…
時々漢字を忘れる道長さん…
そして後半の日記でも進歩がない道長さん。
こういうのが権力の座にいるのは今も同じか。
穢れがどうしたとか禊がどうとか、その辺にすごい労力を割いている。他にやることあんだろ…って思うのは時代が違うから。でも良くこれでやっていけたな。1000年後...続きを読むPosted by ブクログ -
日常の愚痴やあるあるネタを平安貴族の方も楽しんでたのかと思うと親近感が湧く。でもやっぱり令和の庶民に比べてお上品でいらっしゃる。Posted by ブクログ
-
各章の頭にまず現代語訳があり、そこで内容を把握したうえで原文に触れる形式となっており、高校の古文の授業レベルでしか古典に触れて来なかった身としてはまずそこが新鮮に感じられた
そしてこの現代語訳は当時の時代背景や周囲の状況など非常に懇切丁寧に拾われており、逆にこれだけの情報が原文ではこの一言にて言い表...続きを読むPosted by ブクログ -
取り敢えずこれ読めば西行の人物像は大体摑めるかなという感じ。
テーマ毎に六十首取り上げて解説。縁のある歌も適宜紹介。Posted by ブクログ