中村明日美子のレビュー一覧
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ネタバレ読み終えて、今回のタイトルを改めて思い出すと目頭が熱くなった。
今回、話の中で何度も同じ情景とフレーズが繰り返される。その場面はなんだか自分が夢を見ているような、酩酊しているかのような心地にもさせられた。
まるでループものの映画を見ているような感覚に陥る。
そんな中でも、マメの強い感情が噴き出す出来事があったり、妖人に対しての謂れの無い差別があったり、心を揺さぶらることも多かった。
マメ(トウ)の行為は許されるものでは無いけれど、辛い現実・施設から逃げたことでウロさんに出会えたことが幸運・更正のきっかけになっていて、ウロさんがこんなに作品の鍵になっていたとは衝撃的だった。
あまり頼りない -
購入済み
ファンなら買うべき
同級生シリーズは中学生の時に友人から借りて初めて読んだBLマンガで、こんな世界があるのか….!と感動したお話でした。今では多くの作品を読んでいますがこんなにじんわり好きになれる世界観と登場人物に出会えることは稀なのて、読み返すたびにやはりすごいな〜と感慨深い思いです。今も続きを連載されているということで、単行本になるのを楽しみにしています。そんな先生のお仕事部屋やこれまでのこのシリーズの歴史?みたいなものが読めるのでファンはみなさん買って読んでみてください。
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Posted by ブクログ
ネタバレやはりこの著者は文章を巧みに扱い、物語を創る
回想やレコーダーへの録音
脇坂以外が一人称で話が進んでいるときは重要ポイントだから気が抜けない
いつになく物語のスピード感があり、すんでのところで伊織が青目の犠牲にならずにすんだり、伊織と鱗田の行動の裏で、脇坂や夷が事件に対峙していたり、緊迫感があった
珍しく伊織と鱗田コンビで動き、脇坂が活躍するのも新たな一面だった
被害者の孫たちも祖父が過去起こした事件が引き金となっていることを知り、関係性は以前のままではいられないだろうな、と
青目の手引きがすべてうまくいけばいいと思わないけれど、洋はうかばれたのだろうかと考えてしまう
今回はおでんのちくわ -
Posted by ブクログ
2冊目のテーマは「家族」といったところでしょうか。随所随所に「家族とは」と言うような問いを投げかけてくる。印象的だったのは伊織の序盤の「いいえ、家族ですよ。血縁関係がないだけで。ねえ、マメ?」、終盤の「ーーーそれから、うちに帰りましょう」。
さらりと伊織は家族への優しい言葉を言ってのけるけれど、常に心の底からそう思っていなければ、簡単にこういった言葉は出ないんだろうなぁ。
そして、それをしっかり受け止められているマメもいじらしい。
「件」の親子たちは血のつながりがあるのに、うまくいかない、いってない。けれどマメや伊織、夷からの家族の温かさを知った照子は月並みな言い方だけれど、これから家族の絆を -
Posted by ブクログ
説定が興味深い、「妖人」は妖怪ではなく遺伝子上 人間と異なり、ある能力が秀でているだけで、それ以外は人間と外見も生活も変わりない。だから近年まで妖人の存在が知れなかった。。。
内容は、世界状勢が不安定な現在(2022.4)に読んだからこそ、刺さった。
「他人は何を考えているかわからない。だから 他人が怖い。他国民が怖い。他民族が怖い。言語の違い、肌の色の違い、文化の違い。それらは時に平和に交流し、多くの益を生むが 争いの元にもなる」・・・。「ぼんやりとした恐怖は差別を生む」 。(P147)
この物語は人の悪意が根幹になる物語で、悪意を持って人を害す・傷つける、、、意図的にそれをする人はもち -
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Posted by ブクログ
私のBLにハマるきっかけになった本。
それから約一年で500冊近くのBLを読んだけどこれを越えられるBLにはまだ出会えてない。
思い入れもあるぶんたぶん越えられない!
とくに-春-の尊さよ!!!!!!!!
言葉にならない
「んーーーーっっっ(悶絶)」
「ぐはっ」
「だはーーー///」
きゅーーーんっ
はぁ…///
うっ……(こみ上げる涙)
心の中がうるさいうるさい…。
今すぐ誰かに布教したい!
一緒に共感したい!
でもそんな人はいない。さみしい。
2006年ぁ
私が読んだのは2021年だけど
古くさいとか一切ない。
blanc~と比べても全然変わらないよね。
素晴らしい。。
大好き…明 -
ネタバレ 購入済み
作者さん買い
読み進めるたびに苦しくて、悲しくて‥‥。
早く幸せなシーンがみたい!!
と思いながら読んでいました。
BLマンガが好きで読んでる身としては、こんなに考えさせられ、時代の流れを思い知らされる作品は初めてでした。 -
ネタバレ 購入済み
作者さん買い
誰が悪いわけでもないのに同性愛というだけでどうしてこんなに辛い想いをしなきゃいけないのか。
トランスジェンダーなら、もう少し楽に生きていけたのかもしれないけど、それは現代だから言える事なんですよね。考えさせられる作品です。 -
購入済み
作者さん買い
とにかくこの作家さんの画は“綺麗過ぎ”の一言です。
繊細なタッチで、細くて、綺麗な男性ばかりですが、たくましさも感じるしそんなところがホントに好きです。
今回の話に出てくる男の子、優等生も不良の子もみんな線が細くて美しかったです。
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購入済み
なんだかんだやっぱり良い
大好きな作家さんです。もちろん、「同級生」を彷彿とさせるキャラたちではあったけど、それぞれのCPがお互いを意識するところが自然で斬新。さすが先生。ゆるっとした作風に繊細な表情が堪らない。これも味のある素敵な作品でした。
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購入済み
切ない!
切ない切ない…(涙)
ただ好きってだけじゃうまくいかない。
だけど何をしてたってお互いのことを考えちゃうし想っちゃう。
「好き」から「愛」に変わっていく二人の行方を見守りたい。
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