黒田龍之助のレビュー一覧
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購入済み
おもしろい
言語学に興味を持った高校生です。小難しい単語が並ぶ言語学の本の中で、どれから読み始めようか迷っていました。しかし、数行試し読みしてこれなら読み進められそうだと思い購入しました。とても読みやすく、でも重要な単語は(多分)抑えられていたのが良かったです。また筆者おすすめの言語学の本にも興味を持ちました。他にも読み進めていこうと思います!
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Posted by ブクログ
「言語学」ってすごーく辛気くさい学問だという印象が根深くある。言葉について考えるんだから、専門家でなくてもわかりやすく面白いのでは?という浅はかな思い込みがいけないのかもしれないが。
本書も第1章の用語の説明あたりはちょっと堅苦しく、むむむ…という感じなのだが、その後はいたって読みやすく、なるほどねということがいくつもあった。「言葉」というものを考えるには、具体的に実際の言語を深く学ばないといけないという考え方は、実に目ウロコ。
ちょっとアウトサイダー的立ち位置の先生のようで、ところどころで現状に苦言を呈するという書き方になっているが、なんとなくユーモラスな感じが漂っていて、きつい感じはし -
Posted by ブクログ
ロシア語講座の黒田先生の本、というところで買って、半年以上積読状態...。
この度、急遽長距離を移動しなければならない用事ができ、旅のお供に持参した。
ふわっと読んでしまい、テーマをつかみ損ねたかもしれない。
本当に、この人はことばそのものが好きなんだなあ、と分かる。
そして、大学を、なのか、「科学的」言語学をなのかわからないが、早々にお付き合いをやめてフリーの言語教師になられた理由も分かる気がする。
言語は道具ではない、他言語を学ぶには、その言語にしっかり向き合って、長い時間をかけて学ぶしかない、という、至極当然の心構えが説かれた本だと理解した。
それを、言語学のさまざまな考え方の紹介を