黒田龍之助のレビュー一覧

  • 物語を忘れた外国語(新潮文庫)

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    日本の小説を外国語で読んでみるって、面白そう。海外映画を字幕と吹替の両方をいったりきたりして観るのが好きだし、海外文学を原書で読むよりもハードルは低そうだから。

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    2021年05月09日
  • 物語を忘れた外国語(新潮文庫)

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    エッセイをほとんど読まないが、本書は非常に魅力的で面白く読めた。作者の捻くれた性格を不快に思わせない「物語愛」を強く感じられ、外国語に対する合理的な考え方にシンパシーを覚えた。読みたい海外文学もたくさんできた!

    p23 常に新しいものをおいかけるばかりが読書ではない

    p67 その土地に根差した小説が好きである。歴史背景や文化事情が濃厚に反映していて、外国人がただ読んだだけでは容易に理解できない物語。

    p155 言語感覚とは実に微妙なものなのだ。機械翻訳の技術がどんなに進んでも、こういった感覚まで納得させることはおそらく不可能だろう。

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    2021年05月02日
  • はじめての言語学

    購入済み

    おもしろい

    言語学に興味を持った高校生です。小難しい単語が並ぶ言語学の本の中で、どれから読み始めようか迷っていました。しかし、数行試し読みしてこれなら読み進められそうだと思い購入しました。とても読みやすく、でも重要な単語は(多分)抑えられていたのが良かったです。また筆者おすすめの言語学の本にも興味を持ちました。他にも読み進めていこうと思います!

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    2020年10月15日
  • 外国語を学ぶための 言語学の考え方

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    文中に出てくる某外語大学に通っているので、黒田先生の言語学の授業も履修したことがあるのですが、その授業をぎゅ、っと凝縮した感じだと思いました。あくまで概論。これだけを読んでも先生の考えを理解することはできません。ただ、黒田先生がいかに言葉と真剣に向き合っているかを感じることができます。
    これをきっかけに先生の著書をもっと読んでみたい、と思いますね。

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    2020年07月29日
  • 語学はやり直せる!

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    語学のプロが、巷に溢れている語学(英語)学習の問題点を明らかにし、語学学習の本来の楽しさを伝えようというクール(笑)な一冊。

    中身を見ずにタイトルだけで購入したのだが、想像していた内容とは全く違い、良い意味で予想を裏切られた。

    まず、著者自身が語学学習を心底楽しんでいることを紹介した上で、世の中の語学学習の問題点を指摘し、焦らず地道に、でも楽しく語学学習することを薦め、その方法を紹介している。
    また、語学のプロとして、語学教師への厳しい注文もあり、語学学習を挫折した経験を持つ読者が再びトライする道標を示している。

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    2019年01月03日
  • 語学はやり直せる!

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    この人の本は読みやすいので、いくつか読みました。
     DVDを英語音声、英語字幕で見よう、プロは黙々と勉強を続けている等が書かれていました。

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    2018年12月22日
  • はじめての言語学

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    "この本はとてもわかりやすく書いてある入門書。それでも言語学がわかった気分になったかどうか聞かれると、わからない。
    言語学を説明しなさいと言われても自信がない。
    言葉の構造そのものについて考え続けるのが言語学なのかなぁ(黒田先生、間違いでしょうか?)。参考となる文献も載っているので、興味を持った人はこの世界をもっと掘り下げることができる。"

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    2018年10月20日
  • はじめての言語学

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    こないだ読んだ『言語学の教室』よりももっともっと初心者向けという感じ、あと切り口も面白かった!著者は「にぎやかな言語学」が好き、と言っている通り様々な言語の音や文法を紹介しながら世間一般の言語学のイメージ(語源崇拝、人種による発音の可否など)をぶった切っていく。言語に優劣も美醜もない、全ての言語は複雑で、だから面白い!というのが簡潔な語り口で書かれている。片手間で1日で読めるくらい読みやすかった。参考文献も章ごとに紹介されていて、テーマごとに探せるしありがたい。

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    2018年07月09日
  • 世界の言語入門

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    こんなにもいろんな言語があるのか
    エッセイであり研究本ではないので
    適度な適当感があって読みやすいし
    ユーモアがあって読みやすく楽しい

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    2018年04月23日
  • 外国語を学ぶための 言語学の考え方

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    黒田さんの言語学の本は面白い。
    用語はちゃんと気を遣わねばだ。
    アルファベットのことも知らなかった…
    いろいろ参考になった。

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    2017年10月30日
  • ロシア語のしくみ《新版》

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    音声がダウンロードできるが、どこが対応しているのかがすこし進んだらわからなくなって役に立たなくなった。フリガナが小さいので見誤ることが多い。

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    2017年09月11日
  • 世界の言語入門

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    一人の言語学者さんが90の言語について書いたエッセイ。この方はロシアとか東欧のスラブ系の言語が専門だそうで取り上げる言語も知らないから調べた的なことも多い。こういうマニアックな話は好きだし知ってる言語が出てくると嬉しい。

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    2017年08月05日
  • 外国語を学ぶための 言語学の考え方

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    「言語学」ってすごーく辛気くさい学問だという印象が根深くある。言葉について考えるんだから、専門家でなくてもわかりやすく面白いのでは?という浅はかな思い込みがいけないのかもしれないが。

    本書も第1章の用語の説明あたりはちょっと堅苦しく、むむむ…という感じなのだが、その後はいたって読みやすく、なるほどねということがいくつもあった。「言葉」というものを考えるには、具体的に実際の言語を深く学ばないといけないという考え方は、実に目ウロコ。

    ちょっとアウトサイダー的立ち位置の先生のようで、ところどころで現状に苦言を呈するという書き方になっているが、なんとなくユーモラスな感じが漂っていて、きつい感じはし

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    2017年01月26日
  • 外国語を学ぶための 言語学の考え方

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    ロシア語講座の黒田先生の本、というところで買って、半年以上積読状態...。
    この度、急遽長距離を移動しなければならない用事ができ、旅のお供に持参した。
    ふわっと読んでしまい、テーマをつかみ損ねたかもしれない。

    本当に、この人はことばそのものが好きなんだなあ、と分かる。
    そして、大学を、なのか、「科学的」言語学をなのかわからないが、早々にお付き合いをやめてフリーの言語教師になられた理由も分かる気がする。

    言語は道具ではない、他言語を学ぶには、その言語にしっかり向き合って、長い時間をかけて学ぶしかない、という、至極当然の心構えが説かれた本だと理解した。
    それを、言語学のさまざまな考え方の紹介を

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    2016年11月05日
  • 外国語を学ぶための 言語学の考え方

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    ネタバレ

    外国語がふたつになると途端に話がややこしくかつ視野が広くなるんだなあ。やはり3ヶ国語目はあった方がいいような気がする。アスペクトは完了進行開始終了といった場面の捉え方だが、テンスは時間の捉え方。この違いはわかるようでわからない。学校文法と仲良くする、は納得できるんだが、それにしてもどうしてあれほど覚えられないにもかかわらず骨身にしみて嫌いになって出てくるかなあ。
    暗記暗唱漢文語法句法探してみよう。

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    2016年05月09日
  • 外国語を学ぶための 言語学の考え方

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    言語学習に関するエッセイは数あれど、本書の特色は「スラブ語族」という門外漢にはどこの言葉なのかすらピンと来ない言語の専門家の手によるものだということ。所々出てくる、英語や日本語にはない視点での世界の切り分け方に深く感心させられた。こういう本を読むと、時間も能力もないのに思わずマイナーな言語を学んでみたくなる。「言語というのはは、単なる道具として見るならこれほど非効率的なものはない(つまり、それ以上の存在であるはずだ)」という著者の主張にも共感。

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    2016年05月04日
  • 世界の言語入門

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    90言語について見開き1ページで綴られていく。

    こんな言葉があるのか、と感心するばかり。アイウエオ順に思い浮かべていってもこんなに出てこないだろう。
    ちょっとした言語豆知識のようでさらっと読めて興味深かった。言語学、楽しそうだなあ。
    やっぱり何を読んでも、この方の著作に早く出会って講義を受けてみたかった。今からでも一般向けのものを探してみようか。

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    2016年03月14日
  • 外国語を学ぶための 言語学の考え方

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    言語学から外国語習得を考える…
    専門家ではないので何とも言えないが、本書を読むと、細かな専門的な気配りが必要であると感じた。用語の使い方然り、言葉の使い方然り…
    こだわりがないようで、かなりある著者ならではの辛口なコメントが小気味良い。
    「終章 浪漫主義言語学への招待」は著者の言いたいことが凝縮している、と勝手に解釈。ボブも浪漫主義に憧れてしまうわけで…

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    2016年03月10日
  • 語学はやり直せる!

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    この方の本を読むたびに、大学行く前に出会いたかったー!
    もちろんこれからだって語学をいろいろ学びたいけれども、早くにこの方を知りたかった。
    私はあまり長続きもしなければコツコツやるのも苦手ですが、頑張ろうと思います。
    いろいろな言語に出会って、いろいろな世界を知って、実際に見に行こう。

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    2016年01月25日
  • はじめての言語学

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    読みやすい。著書が読者の事をよく考えてユーモラスな語り口で書かれている。言語学に興味を抱いたが、いかんせんなれていないからか、読んだ内容をすぐ忘れてしまう。この本をきっかけに言語学の他の本も読んでみたくなる。

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    2015年06月22日