あらすじ
英語が思ったように身に付かない人、語学というだけで食わず嫌いをしている人たちに読んで欲しい「語学をもう一度楽しんで学ぶためのアドバイス」。語学の本当の面白さを知ることで、語学苦手を吹き飛ばします!
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Posted by ブクログ
語学は楽しむものだ。
私は外国語学部の英語系に所属しているが、ついついそのことを忘れてしまう。あの子は帰国子女だから、あの子は留学しているから…それに比べて私はできない…当たり前の事だ…でも、もっとできている君が羨ましい。
しかし、原点に戻ってみると私が英語系に進んだのは英語を使って楽しい経験があったからだ。それに、ポルトガル語を真面目に続けてきたのも先生と会話ができるのが楽しかったからだ。
もうちょっと頑張ってみよう。今度は楽しく、そう後押ししてくれる本だった。本にも語学はすぐ身につかない、復習が大切と書いてあるしね!
そして新たな言語もやってみようと思えた。
また、迷ったらこの本に戻って見直したいと思う
Posted by ブクログ
語学教師の著者が語る語学勉強法。
著者が試した勉強法や
著者の学生時代の様子などを窺い知ることができる。
やはり語学の王道は読書であり
常に触れているということが大切。
Posted by ブクログ
まだ半分しか読んでないけど、読みやすくて軽快でいいですね。
語学の大事なことはやめないこと。研究と同じかもしれない。励まされる一冊。
勿論著者の語学学習、語学教育のエキスが詰まっている。どの言語を学ぶ人も、何か学ぶ人も必読の書である。
そう、つまらないトラウマは忘れて、とにかく楽しくやれ、だそうだ。
Posted by ブクログ
語学のプロが、巷に溢れている語学(英語)学習の問題点を明らかにし、語学学習の本来の楽しさを伝えようというクール(笑)な一冊。
中身を見ずにタイトルだけで購入したのだが、想像していた内容とは全く違い、良い意味で予想を裏切られた。
まず、著者自身が語学学習を心底楽しんでいることを紹介した上で、世の中の語学学習の問題点を指摘し、焦らず地道に、でも楽しく語学学習することを薦め、その方法を紹介している。
また、語学のプロとして、語学教師への厳しい注文もあり、語学学習を挫折した経験を持つ読者が再びトライする道標を示している。
Posted by ブクログ
この方の本を読むたびに、大学行く前に出会いたかったー!
もちろんこれからだって語学をいろいろ学びたいけれども、早くにこの方を知りたかった。
私はあまり長続きもしなければコツコツやるのも苦手ですが、頑張ろうと思います。
いろいろな言語に出会って、いろいろな世界を知って、実際に見に行こう。
Posted by ブクログ
「〇〇しないといけない」「△△でないとダメ」といった、せっかくの学習意欲に水を差す噂を、気持ちよく払い飛ばしてくれます。
英語ばかりにこだわらず、自分が興味あるものをやるのが一番だし、だからといって英語も否定していない。勉強に詰まった時、考え方の方向転換するのにいいでしょう。大人になってまた勉強してみたい人にも、無責任ではない希望を持たせてくれるのが嬉しいです。
Posted by ブクログ
この著者の著作は共感を伴って読んでしまう。
語学学習の誤解と真実。
語学学習には外国に行けばいい?
外国人に習ったほうがいい
英会話スクールとは…
英語至上主義
教える上でちょっと首肯し難い点もあったけど、そういう考え方もあるでしょう。
これくらいいいたいことが言えたら、すっきりするだろうなあ…(笑)
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
TOEICの点数にこだわらない。
最適なメソッドは一人ずつ違う。
楽しむための上手な時間のかけ方。
勉強に使えるさまざまなグッズ。
魅力的な語学教師の姿とは。
多すぎる「語学の迷信」から解放。
楽しく語学に再チャレンジ。
[ 目次 ]
第1章 語学がいっぱい
第2章 語学を続けるために
第3章 語学の「常識」を疑う
第4章 理想の語学教師を求めて
第5章 語学のプロは修業する
第6章 たとえば英語学習をやめてみる
おわりに―語学のある日々
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
「語学はクールだ」という、著者が語学に向き合う姿勢をストレートに語り、読者を外国語学習へと誘っています。
語学の勉強法についての本は数多く出版されていますが、どんなに効率のよい勉強法があったとしても、やっぱり外国語をものにするには時間と根気がいるという事実は否めません。そこへ本書が、読者の外国語に対する憧れを呼び覚まし、モチベーションの向上を注入してくれます。
外国語学習に取り組むためのサプリメントのようにも思えるエッセイでした。
Posted by ブクログ
言語学者の黒田龍之助さんが書かれた新書。
タイトルは『語学はやり直せる!』と題されている。
この本を読めば、断念した語学が必ず身につく!というような、
手っ取り早く身につけたい人にとってはありがたーい、言い方を
変えれば都合のいいことが書かれているわけではない。
むしろ間逆のことが書かれている。語学は時間がかかる、
復習が大事などなど。しかし、黒田さんのテンポの良い文章が
そうさせるのか、諦めた語学をもう一度始めてみようかな、と
挫折のトラウマから解放されたような、背中をポンと押してくれ
たような、そんな気にさせられるから不思議だ。
黒田さんの軽快な文章そのものも魅力の一つだと思う。
語学をやり直そうなんて思っていない人でも読み物として
楽しめるのではないだろうか。
さて、僕は何語を始めようかな。
Posted by ブクログ
英語を含めてすべての外国語をやってみようかな、という思いにさせてくれる、学習意欲を燃え上がらせる燃料のような本。
著者はどの本でも共通だけど、「ナショナリズム」「愛国心」「国粋主義」といった単語を文章の流れと無関係に唐突に出して批判し始めている。この本も同様。
その代わり、なぜか精神医をちょっぴり褒めるような話をしたりして面白かった。
Posted by ブクログ
黒田さんの本はたいてい躊躇することなく買って読んできた。外国語を愛する姿勢はいつもさわやかだ。ただ、この本はちょっとひっかかるところがいくつもあった。
黒田さんは講演でよくよばれるらしく、そこで出た外国語学習についての質問の一つの解答が本書なのだろう。前半はたしかにそうだが、後半はプロ、教師のための章になっている。これで学習者は満足するだろうか。本書で黒田さんが主張していることはたいてい頷ける。語学は時間がかかるとか、暗唱に持続と復習が大事だとか。語学の常識に対する異議というのもわかる。その外国語を話す恋人をつくればいいのかとか、現地に行けばいいのかとか、コンピューターをつかわなくてはいけないのかとか、直説法だけではまどろっこしいとか、検定試験はその人の実力を示すのかとか。でも、最後のは使い方だ。これはぼくも書いたことがあるが、検定はうまく使えばいい目標になる。もっとも、最終的な目標はやっぱりコミュニケーションの楽しさにおきたいとは書いたが。
教師向けのところで言う、楽しく教えるというのは同じ気持ちだ。でも、「だじゃれは自己顕示欲の実現」はちょっと言い過ぎ。もちろん、教師だけもりあがって学生はしら〜ってこともあるけど、たまにはいいんじゃないでしょうか。文法用語を乱発しないというのもわかる。でも、使わないでやることも「まどろっこしくてしかたがない」(p136)というのは矛盾してませんか。発音がよくなくてはいけないというのもわかる。でも、本当にネイティブのようにできているかはあやしい。発音は一生かかってもそこまでいかないと言うべきではないかな。それは外国語そのものについても言えるんだけど。
黒田さんがスペルということばを使ったら(ぼくも使う)、だれかが、それはスペリングというべきだ。こんなことも知らないのでは「語学教師として致命的なミス」という投書がきたという。ぼくや黒田さんが使っているのは日本語だ。ネイティブだって、正確にはネイティブスピーカーというべきだけど、そんな長い単語を使ってはいられない。だから、短くなる。こんな一言で「語学教師失格」というのは全く揚げ足取り。「お前こそ人間として失格」と言ってやりたい。無視すればいいんだけど、こんな人がけっこう世の中には多いからいやだ。