黒田龍之助のレビュー一覧

  • 語学はやり直せる!

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    語学は楽しむものだ。
    私は外国語学部の英語系に所属しているが、ついついそのことを忘れてしまう。あの子は帰国子女だから、あの子は留学しているから…それに比べて私はできない…当たり前の事だ…でも、もっとできている君が羨ましい。

    しかし、原点に戻ってみると私が英語系に進んだのは英語を使って楽しい経験があったからだ。それに、ポルトガル語を真面目に続けてきたのも先生と会話ができるのが楽しかったからだ。 

    もうちょっと頑張ってみよう。今度は楽しく、そう後押ししてくれる本だった。本にも語学はすぐ身につかない、復習が大切と書いてあるしね!

    そして新たな言語もやってみようと思えた。
    また、迷ったらこの本に

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    2025年10月07日
  • はじめての言語学

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    言語学とは何か?
    難しそうというか、想像つかないテーマを易しい語り口で(皮肉交じりに)伝えてくれます。
    なので、専門的な説明を求める人にはつまらないかも。
    専門用語を知って分かった気になりたいのならこの本は必要なく、興味を持って始めるという入り口を見つけられる人向けだと思います。
    なんか面白そう、それを見つけるのもいいと思います。

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    2023年03月19日
  • 世界の言語入門

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    「世界の言語入門」黒田龍之助 講談社現代新書 古本300円 著者自身も知らない言語を紹介するエッセイが面白い。ロシア語専門だけあって旧ソ連諸国の言語に関するエッセイは色々と面白いところが多くて、言語学習テキストを買いたくなったw

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    2022年07月02日
  • 物語を忘れた外国語(新潮文庫)

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    ふと目についたので、なにげなく購入した本。思いのほか、引き込まれた。黒田という人のことは知らなったのだが、言語学の感覚で世界のあちこちを感じる、という味わいの軽妙なエッセイで、楽しい読書であった。いろいろな国の映画、いろいろな国の文学が、探す気になりさえすれば、手に届くところにあるのだな、と気づく。文法も何もまったく知らない言語の原書でも、対訳さえあれば、訳をちらちら見ながらゆっくりと読めば、少しわかるような気になってくる、ともある。

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    2022年02月18日
  • はじめての言語学

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    言語の世界も奥が深い。
    例えば、インドネシア語の「私たち」は2種類あって、そこに相手を含むか含まないかで使い分けなければならない。スロヴェニア語には単数形と複数形の間に両数形もあって、3個以上から複数形を使う。
    昔、ヨーロッパの言語では男性名詞と女性名詞と中性名詞があると知った時は衝撃を受けたけれど、そのレベルの驚きが言語の世界にはまだまだある。
    機会があればまた言語学の本は読んでみたい。

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    2022年01月16日
  • はじめての言語学

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    ゆる言語学ラジオで言語学に興味を持ち読んでみた。
    言語学入門以前という雰囲気で、著者いわく「一つ一つの部屋には入らずに、ドアのところから中を覗いてきたようなもの」である。

    言語学は何ではないかから始まり、軽妙な文体で言語学の各要素を踏み込みすぎず、必要なだけ説明し、わかりやすい例を出しながら進んでいくので、初学者にとってもとっつきやすい。

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    2022年01月09日
  • 外国語を学ぶための 言語学の考え方

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    軽いタッチの文体ではあるが、言語研究の奥深さが分かる本。外国語学習はもともと好きだが、言語学の視点を持つと、もっと外国語の理解が早まりそうである。

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    2021年04月30日
  • 世界の言語入門

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    やはり、流石黒田先生のエッセイと言えよう、とての気に入った。当然著者は一人である訳だから、それぞれの言語の記述内容にムラはある。しかし、そのムラがまた味わいとなり楽しめた。また知らない言語に対する純粋で謙虚な姿勢、変わらない知的好奇心は心から尊敬する。

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    2018年07月17日
  • はじめての言語学

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    日本語学を専攻した者として読んで、これは超初心者向けに、今まで読んだ中では1番分かりやすい本だと思いました。言語学って何?と、ちょこっと興味を持った人向けです。説明も分かりやすくユーモアもあるし、自分の専門外のところは「辞書によると」など、きちんと前置きされていたり、できる限りバランスの取れた考え、さまざまな言語の用例を出して偏った言語学の見方にならないよう気をつけているのが良く分かります。
    そして、謎のコサ語推しで、興味が出てくる。

    蝸牛考とかcolorless green ideasとか、音素と音韻とか形態素とか虹の話とか、「言語学概論」を学ぶ大学1年生が必ず通る例文や単語が出てきて、と

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    2018年03月18日
  • 外国語を学ぶための 言語学の考え方

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    とても面白かったです。
    外国語に苦手意識がある人に、ぜひお勧めしたい一冊です。

    中学校で英語を学習し始めましたが、thやrとlの発音で躓き、苦手意識から英語嫌いになってしまいました。
    でも出来れば外国語を理解したいという気持ちはまだ持っていて…。そんな自分でも勉強の仕方や気持ちの持ち方次第で、外国語を学ぶ方法があるんだと、勇気付けられました。

    こういう本に大学時代に出会っていればよかった思います。
    英語だけでなく他の言語を一緒に学ぶと、それぞれの言語の特徴がわかって尚良いと思いました。
    また、外国語学習を通じて日本語の特徴を考えていくことも面白いと思います。

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    2018年01月12日
  • 外国語を学ぶための 言語学の考え方

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    ネタバレ

    私は、非日本語圏に住み始めて、英語だけでなく中国語などの非母語に接する機会が急増した。
    言語ってそもそもどういう事なんだ?知りたい、という程度で手に取ったこの本は、それ以上のことを教えてくれました。

    母語である日本語でさえ気づいてないことが沢山ある。
     「ある」と「ない」
    のくだりなど、読んでいて声が出た。前者は動詞で後者は形容詞!
    語族・語派なんてこれまで1ミリも気にせず、言語学習をしていたが、間違いであった。言語学、すごい!!。

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    2017年02月02日
  • はじめての言語学

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    言語学について知りたくて、「言語学」をキーワードにしてGoogle検索して見つけた本。
    言語学とはどういうものかを、とてもやさしく説明している。まず最初に、言語学を専門にしていない人が抱く言語学のイメージを一つ一つ否定していく。そして、じゃあ、言語学ってなんなんだ?と疑問を持ち始めた頃に、少しずつ具体的な言語学の世界へ導いてくれる。
    「音」について。世界にはいろんな言語があり、各言語特有の音(発音)があり、それはほぼ日本語や英語などのヨーロッパ言語の一部しか知らない私にとっては非常に興味深いものだった。特に、アフリカで話されている「コサ語」についてはどうしても聞いてみたくなり、youtubeで

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    2016年08月28日
  • 【音声DL付】 初級ロシア語文法

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    これまでロシア語学習のときに使っていた参考書で
    つまずいてしまったのと、もっと文法を深く知りたいと思ったので
    以前から気になっていた、この参考書を購入しました。

    会話文は一切なく、タイトル通りほぼ文法です。
    しかし、教科書のようにひたすら難しい言葉が並ぶのではなく
    黒田さんの実体験や「ロシア語ってちょっと面倒ですよね」なんていう
    嘆きも交えながら、おもしろく、かつ分かりやすく解説しています。

    一応本題に入る前に、アルファベットなど文法を学ぶ上で
    必要なことは書いていますが、本当にロシア語学習がはじめてで
    一冊目から買う参考書としては、個々によるかもしれませんが
    難しいのではないかな、と思い

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    2014年05月05日
  • はじめての言語学

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    ことばというのは誰もが使っているものだからか、トンデモ科学・なんちゃって理論がまかりとおってしまうことがままある(この本のなかでも、そんな例は山ほどあがっている。)

    本書は、そんなひとりよがりの態度を排し、あくまでも謙虚に、真摯に、論理的に言語に向き合うための手引き。
    入門の段階で必要なことが必要なだけ、わかりやすく、はじめての人にも興味をもてるように書かれているし、その先に進みたい人のための目配りも怠りない。

    一点だけ物足りなかったのは、専門用語を避けているところ。わかりやすくというコンセプトは分かるが、逆に、あいまいに使われやすい専門用語の定義をきちんと示す、というのも必要なんじゃない

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    2013年10月28日
  • はじめての言語学

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    言語学の入門の入門、といったところか。「言語学って何?」という質問から答えてくれる。そんなに難しいことは書いていないので、初心者にはいいが、これだけで院入試に立ち向かうには無理がある。3年生までに読んで欲しい本。

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    2013年09月30日
  • はじめての言語学

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    大学時代を振り返って、唯一最大の後悔は、言語学をもっとしっかり学ばなかったこと。言語学の授業は取りたかったけど、同じくらいおもしろそうな授業が山のようにあって、正直な話、入学した時点で、4年でとりきれるのか不安だったりした。結局のところ4年使って、必要単位数の1割増くらいの単位をとって卒業したんだけど、もし言語学に本格的に足を踏み入れていたらどうなってたんだろう、と不思議な気分になる。
    話がだいぶそれましたが、そんな大学時代のかすかな後悔を補填するために、格好の一冊でした。思えば本格的に言語学に取り組まなかったのは、高校の現代文でソシュールについての評論が載っており、そのわけのわからなさに辟易

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    2013年08月20日
  • 語学はやり直せる!

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    この本があまりにもおもしろくて、ついロシア語の勉強を始めてしまった。「英語学習をやめてみよう」というところがよい。

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    2013年03月22日
  • はじめての言語学

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    【現代文たん】言語学って何?というような人にオススメの一冊。非常に分かりやすい文体で、通読すれば言語学に関しては一通り基礎的な知識は得られるでしょう。現代文の「言語論」というテーマ出題に備えての一読も薦められる一冊。

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    2013年03月21日
  • 世界の言語入門

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    本書は、語学マニアなら一読すべき。しかし、注意が必要。学びたくなるマイナー言語が続々と登場する。見開き1ページにつき1言語を五十音順に著者の思い出や研究?と共に辿るスタイル。エッセイなので、堅苦しい言語学の話は一切ない。むしろ、著者が各言語に持つイメージなどが中心なので、かなり主観的。だからこそ、すべての言語が魅力的で今すぐ学び始めたくなる。「音の響きが独特」なんて知ったら、世界の言語の広さと深さに興奮する。特に興味を持ったのが、コサ語。これは、何とかして音源を取り寄せたい。「ポコン」って、どんな音だろう。

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    2013年01月18日
  • 【音声DL付】 初級ロシア語文法

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    とても分かり易い、独学者には大変ありがたい一冊。
    先生の会話調で解説されており、くじけることなく読み終えることができました。
    中級の出版を期待しつつ、何度も読み返す所存。

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    2012年11月04日