宮澤伊織のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレネットロアでも最悪クラスの災厄が襲い掛かる、裏世界探索物語シリーズの2巻である。
初期からシリーズ化の予定があったのかはわかりかねるが、この巻からはさらに物語世界やキャラの関係性が広げられ、新キャラも複数登場する華々しい展開になっている。
その意味で、シリーズを進めるにあたって布石に近い印象もある一巻である。
とはいえ、物騒なピクニック模様は健在であり、暴力的な意味合いでは今回は1巻以上に色濃かった。
章立てでは以下のようになっている。
ファイル5 きさらぎ駅米軍救出作戦
ファイル6 果ての浜辺のリゾートナイト
ファイル7 猫の忍者に襲われる
ファイル8 箱の中の小鳥
個人的 -
ネタバレ 購入済み
猫の忍者に襲われる
この巻のほとんどが〈猫の忍者に襲われる〉の話でしめられていました。
ついにカラテカこと瀬戸茜理が登場しました。
今回は茜理が持ち込んだ依頼で猫の忍者というネットミームと対峙する事に…
刃物で襲いかかってくる猫の忍者は今までとは違ったヤバさが…
次巻はアニメ版では結局登場しなかった(確か…)DS(ダークサイエンス)研に行くようです。
楽しみ。 -
ネタバレ 購入済み
今までと違ったアプローチ…
作者さんも裏世界も、今回は今までと違ったアプローチで攻めて来ました。
一冊まるごと『寺生まれのTさん』のお話。
本来は怪談ブレイカーな彼を使って、こんな形で物語を展開するとは…
次巻も早く出ないかな…
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Posted by ブクログ
2018年末に刊行された新しめの日本SFアンソロジー。短編8編+エッセイ2編が収録されています。
アンソロジーを読むこと自体、ちょっと良い(と見込んだ)食事処にぷらっと入って「おまかせコース」を頼むようなもので、満足したい気持ちと、意外なものを味わいたい気持ちが同居していると思います。
個人的には両ポイントともにちょうど良い感じの1冊でした。編集者の匙加減の素晴らしさもあるんでしょうが、SFというジャンルの中での振れ幅もなかなか心地良かったと感じました。
(正統派SFもありつつ、一見ファンタジーでは?日記では?となる作品や、突き抜けたシュールさの作品があって、色彩豊かでした)
1編挙げると -
Posted by ブクログ
軽快なやりとりが小気味良い。前巻は、露骨にいちゃついてる感じが、求めていたものではない気がしたが、なんか馴染んで来たというか。距離を詰めてきた鳥子に、ちゃんと応えてあげなきゃな、と前巻で決意した結果、今回はかなり努力しているのに加えて、人との接し方が自然と変化してきているのが良かった。人を通じて、自己の解像度を高めていく感じも良い。
少しずつ変わっていく二人の関係と、空魚の在り方。4巻までのように、劇的なポイントが設けられている訳ではないけど、一冊通じて「今の二人」を堪能できる。
裏世界の設定も、もう一段踏み込み初めているし、前巻でちらとしか出なかった話も、きちんと描かれている。こんなに -
Posted by ブクログ
「裏世界ピクニック」の宮澤伊織による百合SFがハヤカワ文庫から刊行された。単行本は既に2018年に刊行されているとのこと。
睡眠をテーマにして、高校生5人が睡獣(眠りを蝕む精神寄生体)に立ち向かう物語。「裏世界ピクニック」と同じく、主人公が大きな流れに巻き込まれていく心の葛藤が面白い。そして、それが無意識に百合世界に発展していく過程も見ものだ。
本作品もアニメ化しやすい内容なので、今後にいろいろと期待したい。睡獣のイメージや攻撃内容、ナイトランドの描き方等、コミック・アニメにしやすい描写表現がされている。また、次回を予感させる結末でもあり、小説もPart2, Part3と続々繋げて戴きたい