鍛治靖子のレビュー一覧

  • 魔術師ペンリックの使命
    こうした、まじめできれいな特殊技能もちの青少年(というには今回少し育っているが)が事件に巻き込まれて翻弄されつつどうにかこうにか困難を抜けていく話に弱いのですよ、世のおねえさんたちは。作者と登場人物(?)デズデモーナもそのタイプでしょうな。
    ドン・ウィンズロウのかわいそうなニールくんのシリーズを彷彿...続きを読む
  • 魔術師ペンリックの使命
    好みの作品が登場すると既知の作品と比べてしまう悪癖があるのだが、気に入っている作品の類似性や相似性で楽しむのも読み手の特権だと開き直っている。五神教シリーズは、古き良き『辺境警備』を彷彿とさせていい気分にさせてくれる。おおごとにならない物語もまた好みである。

    読中に感じたのは、ペンリックシリーズで...続きを読む
  • 魔術師ペンリック
    面白かった!ペンリックのキャラが明るくて暢気で可愛らしい~。そしてあいかわらず神様たちの編み物は皮肉に満ちてる。《五神教》シリーズ、ペンリックがもう1冊出そうなので座して待つ~早く出て~
  • 魔術師ペンリック
    まだ未訳のものも早く読みたいでーす!
    スペースオペラで好きになった作家だけれど、ファンタジーも楽しいなー
    新作も読みたいけど、『マイルズ』や『死者の短剣』も枝葉やその後、その来歴なんかを読ませて欲しいと思う世界
  • 白の予言者4
    表紙は
    道化を抱きかかえているフィッツ。よく見ると道化のお腹あたりの上に雄鶏の冠が載っている。冠には血のような赤っぽい色が。
    左下にブリッチとネトル。
    右下には異人の浜でフィッツが拾った羽根。
    右端中央あたりに猫っぽい動物?がいるが、これは何だろうか。この巻で猫だとしたらシヴィルの猫くらいしかなんだ...続きを読む
  • 白の予言者3
    表紙は「蒼白の女」後ろはティンタリア。右下の弓を持っている少年はスウィフト。

    120
    脱出したフィッツが島に来た群れの心ブリッチと再会する。

    201
    誤植?
    「わたしに課そう決めた」

    220
    誤植
    「誰がが教える」

    260
    ドラゴンの交尾を理解できないエリアニアにデューティフルがキスする。
    ...続きを読む
  • 仮面の貴族3
    表紙は横顔のフィッツ。精悍である。手前は技の柱?
    右上ははっきりと判別できないが、なんとなく手前がシックと奥がネトル?
    この仮面の貴族シリーズの表紙は好きだなぁ。
    改めて、文体が良い。人物によって言葉遣いを的確に変えているのがわかる。安心して読める。

    この巻には見所がたくさんある。今までの読者への...続きを読む
  • 黄金の狩人2
    表紙は、
    -ゴールデン卿こと道化
    -ローレル
    -バジャロック
    そして、犬とか猫とか。

    フィッツがバックキープに戻るところから、
    ローレルとディアキンが逃げ出すところまで。

    見所はバックキープに戻ったフィッツ。戸惑いと懐古。
    -ケトリッケンとの再開のシーン
    -シェイドが「ハップのことは無条件に頼ん...続きを読む
  • 黄金の狩人1
    『ファーシーアの一族』の続編らしい。15年後という設定。
    わたしはこの前作は未読なので、そのうち手にとってみようか。前作を知らないけれど、この「道化の使命」三部作の幕開けは面白かったです。

    隠遁生活をしていたフィッツだが、王子が行方不明。かつての王の道化とともに、王子を探して連れ戻す。それに「...続きを読む
  • 仮面の貴族3
    面白かった!前作からすごーく楽しみにしていて、やっと出た~、との喜びもつかの間、あっという間に読み終わっちゃったよ…
    今回の私的ヒットはフェンネル(ジンナの猫)ですね。おねだりのくだりは特に秀逸。
  • 仮面の貴族3
    読み終わっちゃったよー

    続きでるの待ち遠しかったのに、またまた!
    ああ、気になる。しょうがないから、最初から、もう一度読み直して楽しむ。笑
    今度は、来年ぐらいにはでてほしいよ!2年も待ちぼうけって(;´༎ຶД༎ຶ`)

    それにしても、黄金の狩人で、一難去って、さらに一難というより多難。

    まちきれ...続きを読む
  • 黄金の狩人3
    「ファーシーアの一族」3部作の続編「道化の使命」。
    これも3部作で、一作が3冊ずつになるようです。

    フィッツは行方不明の王子を追って、山を行く。
    王子は<気>を持つ古き血族の狩猟猫に取り込まれ、反乱の徒パイボルドに利用されているらしい。
    共に行くのは、狼のナイトアイズとゴールデン卿。
    狼のナイトア...続きを読む
  • 黄金の狩人2
    波乱のファンタジー。
    面白いです。
    しかし、あと1冊で終わるのか‥?

    フィッツは、六公国のかっての王シュルードの第一王子シヴァルリの庶子。
    陰の存在として教育を受け、暗殺者として働いた時期もあった。
    王位を継いだ第二王子のヴェリティを信頼していたが、その死後に引退を決意し、トム・バジャロックと名乗...続きを読む
  • 黄金の狩人1
    35歳の、もはや自分が自分をどのように考えているかすらわからない、若者でも年寄りでもない年齢の主人公によるファンタジー。静かで落ち着いた文体もいい。機智に富んだ老狼との会話もいい。架空の話になぜこれほど感動するのかと思えるほど魅了されてしまう。お勧めです。
  • 黄金の狩人3
    ファーシーアの一族シリーズはまだまだ続いているが、黄金の狩人は3冊で完結。これまで訳されたシリーズのなかで一番きれいに終わり、読後感が良かったのはこの巻ではなかろうか。

    やっと見つけたデューティフル王子とは打ち解けられず、フィッツは相変わらずの性格で、苛々を募らせる。お互い反発しながらも、次第に関...続きを読む
  • 魔術師ペンリック
    ある日突然、魔を受け継いで、魔術師になったペンリックの物語。この魔術師の能力は、魔術師だったものが死ねば、最も近くにいた者に、その能力が受け継がれるというもの。この設定が面白かったです。中編3編ですが、いろんな神がいる世界観に慣れるまで、少し時間がかかりましたが、慣れた頃に読んだ最後の『ペンリックと...続きを読む
  • 魔術師ペンリックの仮面祭
    ☆4.5
    「ロディの仮面祭」
    「ラスペイの姉妹」
    「ヴィルノックの医師」

    今回のサブタイトルはすべて地名。時間軸的には「ロディ」は1巻と2巻の間に挟まるらしい。
    「ラスペイ」と「ヴィルノック」は最新の話題。
    ペンリックはニキスと結婚して、ヴィルノックに住んでいる。

    どうしても、第3話「ヴィルノッ...続きを読む
  • 魔術師ペンリック
    人のいいイケメンがちょっとしたラッキー(もしくはアンラッキー?)で魔術師になる話。明るくて捻くれたところのない主人公が好感度大でした。
    続刊も買ってあるので、しばらくしたら読もうと思います。
  • 魔術師ペンリックの使命
    相変わらず、設定が飛びまくってる。
    読みはじめてからしばらく、え?これ、ペンリックのお話だよね?てか、セドニアてどこ?と???だらけだった。
    でも、やっぱりおもしろいんだよね~。状況が分からないのに読ませるビジョルドはすごい。

    さらにチートに磨きをかけたペンリックは、なんと30歳。童顔だし、素直で...続きを読む
  • 魔術師ペンリック
    5神教シリーズってこんな話だったっけ?と思いながら、でも楽しく読みました。
    どことなくヴァルデマール的なユーモアもありつつ。
    若干のミステリィもありつつ。
    主人公たちの掛け合いが楽しい作品は好きです。
    ペンリックがとことんお人好しで柔らかく優しい人物なのがまた良いですね。
    決してほのぼの系な話では無...続きを読む