あらすじ
ペンリック・キン・ジュラルド19歳、兄が決めた婚約式のために町へ行く途中、病で倒れている老女の最期を看取ったのが、すべての始まりだった。亡くなった神殿魔術師の老女に宿っていた庶子神の魔が、あろうことかペンリックに飛び移ってしまったのだ。おかげで婚約は破棄され、ペンリックは10人の人間とライオンと馬を経てきた年古りた魔を自分の内に棲まわせる羽目に。魔はすべて庶子神に属する。魔を受け継いだペンリックは魔を制御すべく訓練をはじめるが……。中編3編を収録、ヒューゴー賞など5賞受賞の〈五神教シリーズ〉登場。
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Posted by ブクログ
まだ未訳のものも早く読みたいでーす!
スペースオペラで好きになった作家だけれど、ファンタジーも楽しいなー
新作も読みたいけど、『マイルズ』や『死者の短剣』も枝葉やその後、その来歴なんかを読ませて欲しいと思う世界
Posted by ブクログ
面白かった!ペンリックのキャラが明るくて暢気で可愛らしい~。そしてあいかわらず神様たちの編み物は皮肉に満ちてる。《五神教》シリーズ、ペンリックがもう1冊出そうなので座して待つ~早く出て~
Posted by ブクログ
面白かった。
ペンリックとデズデモーナの掛け合いが好きだった。
「退屈 退屈 退屈です。」
クスッと笑わせてくれるところも好きだった。
ただ5神教の世界がまだ理解できていないので、充分楽しめなかったところはある。
次のシリーズが楽しみ。
Posted by ブクログ
ある日突然、魔を受け継いで、魔術師になったペンリックの物語。この魔術師の能力は、魔術師だったものが死ねば、最も近くにいた者に、その能力が受け継がれるというもの。この設定が面白かったです。中編3編ですが、いろんな神がいる世界観に慣れるまで、少し時間がかかりましたが、慣れた頃に読んだ最後の『ペンリックと狐』面白かったです。まるでジョジョのような能力が、いろいろ読めて楽しかった!
Posted by ブクログ
人のいいイケメンがちょっとしたラッキー(もしくはアンラッキー?)で魔術師になる話。明るくて捻くれたところのない主人公が好感度大でした。
続刊も買ってあるので、しばらくしたら読もうと思います。
Posted by ブクログ
5神教シリーズってこんな話だったっけ?と思いながら、でも楽しく読みました。
どことなくヴァルデマール的なユーモアもありつつ。
若干のミステリィもありつつ。
主人公たちの掛け合いが楽しい作品は好きです。
ペンリックがとことんお人好しで柔らかく優しい人物なのがまた良いですね。
決してほのぼの系な話では無いと思うのだけど、ペンリックの人柄のお陰で、なんとなくほのぼの系な雰囲気になっている気がする。
あと、訳者さんの匙加減も良い感じだと思います。
続編もあるのかな?
Posted by ブクログ
五神教シリーズ。主人公のペンリックは金髪碧眼長身で弓の腕にも長けた若者、てことで、ビジョルドさんの作品では珍しいタイプの主役なのではないか。
思いもよらず魔術師となってしまったペンリック、その立場にだんだん馴染んでいくところが描かれるのかなと思いきや、短編集(中編かも)ゆえに、二作品目ではすっかり板についていた。馴染んでいく過程も見たかったなー。
ファンタジーでありつつミステリー風味でおもしろかった。
Posted by ブクログ
ロイスマクマスタービジョルド作品を初めて読んだ。五神教の設定や地理的舞台設定はガッチリして展開性を感じるが、「チャリオンの影」から始まる3部作からの援用のようで、本作品では雰囲気を盛り上げる程度の効果にとどまる(本書はシリーズなので、現時点では、というべきだろう)。
「魔術師ペンリック」が面白かったが、「ペンリックと巫師」「ペンリックと狐」は楽しめなかった。「魔」「魔術」の設定が独特で入り込みにくく感じた。ペンリックが万能すぎる感じがライトノベルっぽい。
と色々描いたが、続編は購入済。並行して読んでいる「チャリオンの影」は導入から断然面白いし、本シリーズにも今後の展開性に期待ができる。まずは読む。全てはそれから。